転置された恐竜/Displaced Dinosaurs
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他の[[カード・タイプ]]や性質を失う訳ではないので、[[英雄譚]]の場合は最終章が[[誘発]]したら普通に[[生贄に捧げる]]ことになる。どちらかというと[[アーティファクト]]や[[伝説のパーマネント]]を用いる[[デッキ]]に合致していると言えよう。特に前者は、適当な[[トークン]]すら7/7になるため、[[宝物]]や[[手掛かり]]などを[[生成]]する手段をいくつか用意しておけば、それだけで[[クリーチャー]]同士の殴り合いでは無類の強さを発揮する。後者についても、[[統率者]]は原則として伝説のパーマネントなので、利用できずに終わることはまずない。7/7をも超える[[サイズ]]を元から持っていても強制的に7/7にしてしまうが、これを採用するような[[デッキ]]でそのような[[ファッティ]]も同時に採用することはあまりないので、気になる場面はほぼ無いだろう。 | 他の[[カード・タイプ]]や性質を失う訳ではないので、[[英雄譚]]の場合は最終章が[[誘発]]したら普通に[[生贄に捧げる]]ことになる。どちらかというと[[アーティファクト]]や[[伝説のパーマネント]]を用いる[[デッキ]]に合致していると言えよう。特に前者は、適当な[[トークン]]すら7/7になるため、[[宝物]]や[[手掛かり]]などを[[生成]]する手段をいくつか用意しておけば、それだけで[[クリーチャー]]同士の殴り合いでは無類の強さを発揮する。後者についても、[[統率者]]は原則として伝説のパーマネントなので、利用できずに終わることはまずない。7/7をも超える[[サイズ]]を元から持っていても強制的に7/7にしてしまうが、これを採用するような[[デッキ]]でそのような[[ファッティ]]も同時に採用することはあまりないので、気になる場面はほぼ無いだろう。 | ||
− | [[クリーチャー化]]の例に漏れず[[召喚酔い]]の影響を受けるようになる他、本来はクリーチャーでないパーマネントにもクリーチャー用の[[除去]]が効くようになる点には注意。また、恐竜そのものはサイズ以外の[[効果]]を持たず、勝ち筋は[[ビートダウン]] | + | [[クリーチャー化]]の例に漏れず[[召喚酔い]]の影響を受けるようになる他、本来はクリーチャーでないパーマネントにもクリーチャー用の[[除去]]が効くようになる点には注意。また、恐竜そのものはサイズ以外の[[効果]]を持たず、勝ち筋は[[ビートダウン]]に概ね固定される。また、クリーチャー化する条件がこの手の[[カード]]としては珍しい形である点も忘れずに。一度恐竜になったパーマネントはこれが除去されてもそれ自体が[[戦場]]を離れるまでは恐竜のままだが、逆にこれが出る前に戦場に存在したパーマネントは出しなおさないと恐竜にならない。これ自体が7[[マナ]]と[[重い]]ので出足が遅く、また恐竜も、これ自身も[[除去耐性]]が[[タフネス]]しかなく隙も大きめ。 |
+ | *この能力は[[置換効果]]を作る[[常在型能力]]である({{CR|614.1c}})。また、[[パワー]]・[[タフネス]]が7/7であることや恐竜やクリーチャーの[[タイプ]]を持つことはそのパーマネントの[[コピー可能な値]]となる({{CR|707.2}})。 | ||
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このカードとエピソードの関係で最も注目すべきことは、マジックのイラストのクオリティが'''高すぎる'''ことである。 | このカードとエピソードの関係で最も注目すべきことは、マジックのイラストのクオリティが'''高すぎる'''ことである。 | ||
− | + | そもそも黄金時代計画自体、ロンドンから人を退避させるのに'''恐竜を呼ぶ理由が全く見いだせない'''。これは以前のストーリーで怪物や怪人の着ぐるみや人形を大量に出したところ子供受けが良かったため、「'''次は恐竜を出せば受ける'''」というアイデアがスタート地点になっている。そのため仮にも軍人が考えたにしてはだいぶお粗末な計画になっていしまっている。 | |
しかし放送当時は1974年、着ぐるみや人形模型を作るのは今以上に多大な労力が必要であった。作成依頼を受けた会社はすでにキャパシティオーバーとなっており、下請けに出してしまう。結果として当時でもかなり低クォリティな恐竜が完成した。[https://www.youtube.com/watch?v=mrWX2Lm9cas ステゴサウルス]。ティラノサウルス[https://www.youtube.com/watch?v=S5fFfLlb4j0]はもっとひどく、サラの演技の上手さと反比例するようなクオリティはとてもシュール。放送当時は批判の嵐だったという。 | しかし放送当時は1974年、着ぐるみや人形模型を作るのは今以上に多大な労力が必要であった。作成依頼を受けた会社はすでにキャパシティオーバーとなっており、下請けに出してしまう。結果として当時でもかなり低クォリティな恐竜が完成した。[https://www.youtube.com/watch?v=mrWX2Lm9cas ステゴサウルス]。ティラノサウルス[https://www.youtube.com/watch?v=S5fFfLlb4j0]はもっとひどく、サラの演技の上手さと反比例するようなクオリティはとてもシュール。放送当時は批判の嵐だったという。 | ||
2024年6月7日 (金) 21:00時点における最新版
歴史的なパーマネントを7/7恐竜として戦場に出す置換効果を持った恐竜。
他のカード・タイプや性質を失う訳ではないので、英雄譚の場合は最終章が誘発したら普通に生贄に捧げることになる。どちらかというとアーティファクトや伝説のパーマネントを用いるデッキに合致していると言えよう。特に前者は、適当なトークンすら7/7になるため、宝物や手掛かりなどを生成する手段をいくつか用意しておけば、それだけでクリーチャー同士の殴り合いでは無類の強さを発揮する。後者についても、統率者は原則として伝説のパーマネントなので、利用できずに終わることはまずない。7/7をも超えるサイズを元から持っていても強制的に7/7にしてしまうが、これを採用するようなデッキでそのようなファッティも同時に採用することはあまりないので、気になる場面はほぼ無いだろう。
クリーチャー化の例に漏れず召喚酔いの影響を受けるようになる他、本来はクリーチャーでないパーマネントにもクリーチャー用の除去が効くようになる点には注意。また、恐竜そのものはサイズ以外の効果を持たず、勝ち筋はビートダウンに概ね固定される。また、クリーチャー化する条件がこの手のカードとしては珍しい形である点も忘れずに。一度恐竜になったパーマネントはこれが除去されてもそれ自体が戦場を離れるまでは恐竜のままだが、逆にこれが出る前に戦場に存在したパーマネントは出しなおさないと恐竜にならない。これ自体が7マナと重いので出足が遅く、また恐竜も、これ自身も除去耐性がタフネスしかなく隙も大きめ。
- この能力は置換効果を作る常在型能力である(CR:614.1c)。また、パワー・タフネスが7/7であることや恐竜やクリーチャーのタイプを持つことはそのパーマネントのコピー可能な値となる(CR:707.2)。
[編集] ストーリー
この恐竜は旧シーズン11の第2話"Invasion of Dinosour"に登場する。
3代目ドクター/The Third Doctorとコンパニオン、サラ・ジェーン・スミス/Sarah Jane Smithは現代のロンドンに戻ると、とても静かで人けがないことに気づく。戒厳令が敷かれUNITが動員されていることに気づいたドクターは事情を聞くと、ロンドンのいたるところに恐竜が出現しては消えるという怪現象が起きていると告げられる。
ドクターは何者かがタイム・ボルテックスを使って時間を操り、時の裂け目から恐竜を呼び出しているのではと推測し、サラも別なルートで捜査を開始する。
するとUNITの将軍が「黄金時代計画(Operation Golden Age)」を進めていることを突き止める。 「黄金時代計画」とは恐竜を呼び出すことでロンドンから人を退避させ、宇宙船と嘯いた地下壕に一部の特権階級たちを避難させる。しかるのちタイムボルテックスを用いて地球の時間を逆行させ、地球がまだ資源が豊富な時代に、選ばれた人間だけを戻すというものだった。(特権階級者たちには新しく人類が住める惑星に旅立つと偽っている) 時間改変はタイムロードが介入するに足る理由であるため、ドクターとサラは阻止するために奔走する……
このカードとエピソードの関係で最も注目すべきことは、マジックのイラストのクオリティが高すぎることである。 そもそも黄金時代計画自体、ロンドンから人を退避させるのに恐竜を呼ぶ理由が全く見いだせない。これは以前のストーリーで怪物や怪人の着ぐるみや人形を大量に出したところ子供受けが良かったため、「次は恐竜を出せば受ける」というアイデアがスタート地点になっている。そのため仮にも軍人が考えたにしてはだいぶお粗末な計画になっていしまっている。 しかし放送当時は1974年、着ぐるみや人形模型を作るのは今以上に多大な労力が必要であった。作成依頼を受けた会社はすでにキャパシティオーバーとなっており、下請けに出してしまう。結果として当時でもかなり低クォリティな恐竜が完成した。[1]。ティラノサウルス[2]はもっとひどく、サラの演技の上手さと反比例するようなクオリティはとてもシュール。放送当時は批判の嵐だったという。
しかしマジックのイラストはきちんとした迫力のあるものに仕上がっており、当時のスタッフが夢見たシーンを、今回のカード化で垣間見ることが出来る。作中ではティラノサウルスやステゴサウルスのほかにプテラノドンも登場するが、他の作品でもこれらが登場するため、怪獣の種類を揃えるためにステゴサウルスを選んだものと思われる。