狩るものヴォラシュ/Vorosh, the Hunter
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− | といっても、その有り余る[[パワー]]が活きるかどうかはかなり怪しい。[[対戦相手]] | + | といっても、その有り余る[[パワー]]が活きるかどうかはかなり怪しい。[[対戦相手]]が無防備だと仮定したところで、20点の[[ライフ]]を[[削る]]には結局3回は[[殴る|殴ら]]なければならないので、実質的にはパワー7のクリーチャーと大差ない。[[黒]]を含むので[[恐怖/Terror]]系[[除去]]には[[除去耐性]]があるが、[[多色]]ゆえに[[プロテクション]]に引っかかりやすい。[[リアニメイト]]などで活用する[[フィニッシャー]]としては、見た目の割に周辺[[環境]]の他の候補と比べて案外頼りないのが実情。また「(パワーを参照する[[カード]]などとの[[コンボ]]のため)とにかくデカいモノを1体用意したい」という状況でも、攻撃が通らない限りは6/6止まりであるため、さほど有効に機能しないことが多い。 |
− | + | 何はともあれ[[カウンター (目印)|カウンター]]が大量に乗ったファッティが見られるロマンに満ち満ちており、[[Timmy, Johnny, and Spike|ティミー]]魂あふれる[[カジュアルプレイヤー]]には垂涎モノの1枚である。さらに徹底するなら[[岩石樹の祈り/Stonewood Invocation]]を使って2[[ターン]]で殴り倒すことも可能。[[病的な憤激/Psychotic Fury]]で[[二段攻撃]]というのも面白い。最初の[[戦闘ダメージ・ステップ]]で[[能力]]を使えば合計18点でほぼ即死である。 | |
*サイクルに共通することだが、戦闘ダメージは1点でもよいため、[[トランプル]]と相性がよい。特にヴォラシュは[[サイズ]]が大きくなる特性上、2発目以降も強引に押し通しやすくなる。 | *サイクルに共通することだが、戦闘ダメージは1点でもよいため、[[トランプル]]と相性がよい。特にヴォラシュは[[サイズ]]が大きくなる特性上、2発目以降も強引に押し通しやすくなる。 | ||
− | *[[倍増の季節/Doubling Season]]が出ていれば、一度能力を使うだけで18/ | + | *[[ラヴニカ・ブロック]]+[[時のらせんブロック]]期[[スタンダード]]で同居していた[[倍増の季節/Doubling Season]]が出ていれば、一度能力を使うだけで18/18飛行。すごい事はすごいがやりすぎである。一方で[[統率者戦]]では[[統率者ダメージ]]を狙えるので意味が出てくる。 |
*カードのどこを見ても猛烈な[[オーバーキル]]感が漂う、楽しげなクリーチャーであるが、後の[[大祖始/Progenitus]]や[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]などによってインパクト面でも影が薄まった感があり、残念。 | *カードのどこを見ても猛烈な[[オーバーキル]]感が漂う、楽しげなクリーチャーであるが、後の[[大祖始/Progenitus]]や[[引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Torn]]などによってインパクト面でも影が薄まった感があり、残念。 | ||
2024年1月3日 (水) 01:50時点における最新版
伝説のクリーチャー — ドラゴン(Dragon)
飛行
狩るものヴォラシュがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたは(2)(緑)を支払ってもよい。そうした場合、狩るものヴォラシュの上に+1/+1カウンターを6個置く。
次元の混乱で登場した伝説のドラゴンサイクルの1体。プレイヤーに戦闘ダメージが通ると+6/+6ずつ大型化する。
6マナ6/6飛行というスペックもさることながら、一度でも攻撃が通れば2倍に膨れ上がる豪快なファッティ。サイクルの中でもかなり派手で、12/12飛行になるのはダークスティールの巨像/Darksteel Colossusも真っ青である。
といっても、その有り余るパワーが活きるかどうかはかなり怪しい。対戦相手が無防備だと仮定したところで、20点のライフを削るには結局3回は殴らなければならないので、実質的にはパワー7のクリーチャーと大差ない。黒を含むので恐怖/Terror系除去には除去耐性があるが、多色ゆえにプロテクションに引っかかりやすい。リアニメイトなどで活用するフィニッシャーとしては、見た目の割に周辺環境の他の候補と比べて案外頼りないのが実情。また「(パワーを参照するカードなどとのコンボのため)とにかくデカいモノを1体用意したい」という状況でも、攻撃が通らない限りは6/6止まりであるため、さほど有効に機能しないことが多い。
何はともあれカウンターが大量に乗ったファッティが見られるロマンに満ち満ちており、ティミー魂あふれるカジュアルプレイヤーには垂涎モノの1枚である。さらに徹底するなら岩石樹の祈り/Stonewood Invocationを使って2ターンで殴り倒すことも可能。病的な憤激/Psychotic Furyで二段攻撃というのも面白い。最初の戦闘ダメージ・ステップで能力を使えば合計18点でほぼ即死である。
- サイクルに共通することだが、戦闘ダメージは1点でもよいため、トランプルと相性がよい。特にヴォラシュはサイズが大きくなる特性上、2発目以降も強引に押し通しやすくなる。
- ラヴニカ・ブロック+時のらせんブロック期スタンダードで同居していた倍増の季節/Doubling Seasonが出ていれば、一度能力を使うだけで18/18飛行。すごい事はすごいがやりすぎである。一方で統率者戦では統率者ダメージを狙えるので意味が出てくる。
- カードのどこを見ても猛烈なオーバーキル感が漂う、楽しげなクリーチャーであるが、後の大祖始/Progenitusや引き裂かれし永劫、エムラクール/Emrakul, the Aeons Tornなどによってインパクト面でも影が薄まった感があり、残念。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
次元の混乱の3色の伝説のドラゴンサイクル。マナ・コストは1つの色を中心とした対抗色を必要とし、中心の色を含む3マナの能力を持つ。
統率者にも1枚ずつ収録され、統率者用の大判統率者カードも作られた。
- 報復するものオロス/Oros, the Avenger(白黒赤)
- 夢見るものインテット/Intet, the Dreamer(青赤緑)
- 収穫するものテネブ/Teneb, the Harvester(黒緑白)
- 壊滅させるものヌーマット/Numot, the Devastator(赤白青)
- 狩るものヴォラシュ/Vorosh, the Hunter(緑青黒)
5色それぞれに対応したインベイジョンの伝説のドラゴン、上古族ドラゴン/Primeval Dragonのサイクル。対応する色を含む3マナの能力を持ち、マナ・コストはその色と友好色の計3色を必要とする。
- 復活させるものトリーヴァ/Treva, the Renewer(緑白青)
- 追放するものドロマー/Dromar, the Banisher(白青黒)
- 粛清するものクローシス/Crosis, the Purger(青黒赤)
- 点火するものデアリガズ/Darigaaz, the Igniter(黒赤緑)
- 煽動するものリース/Rith, the Awakener(赤緑白)