ならず者 (デッキ)
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2024年6月11日 (火) 23:21時点における最新版
ならず者(Rogues)は、ならず者を中心とするタイプ的デッキの総称。
英名からローグとも呼ばれる。メタ外のデッキを意味するローグ(地雷デッキ)との混同に注意。英語圏では当項目で言及されるものをRogues deckと複数形にすることで呼び分けられている[1]。
目次 |
[編集] ゼンディカーの夜明け期
基本セット2021で盗賊ギルドの処罰者/Thieves' Guild Enforcerが登場。さらにローテーション後のゼンディカーの夜明けでならず者が主要クリーチャー・タイプとして扱われたことにより、ディミーア・ローグ(Dimir Rogues)と呼ばれる青黒のタイプ的デッキがスタンダード環境に姿を現すようになった。
クリーチャー — 人間(Human) ならず者(Rogue)
瞬速
盗賊ギルドの処罰者か他のならず者(Rogue)が1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、各対戦相手はそれぞれカードを2枚切削する。
対戦相手1人の墓地にカードが8枚以上あるかぎり、盗賊ギルドの処罰者は+2/+1の修整を受け接死を持つ。
クリーチャー — 人間(Human) ならず者(Rogue)
瞬速
飛行
対戦相手1人の墓地にカードが8枚以上あるかぎり、あなたがコントロールしているならず者(Rogue)は+1/+0の修整を受ける。
あなたがコントロールしているならず者が1体以上攻撃するたび、各対戦相手はそれぞれカードを2枚切削する。
伝説のクリーチャー — マーフォーク(Merfolk) ならず者(Rogue)
瞬速
(2)(青)(黒),あなたがコントロールしていて攻撃していてブロックされていないならず者(Rogue)1体をオーナーの手札に戻す:あなたの手札からトリックスター、ザレス・サンをタップ状態かつ攻撃している状態で戦場に出す。
トリックスター、ザレス・サンがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、そのプレイヤーの墓地からパーマネント・カード1枚を対象とする。あなたはそれをあなたのコントロール下で戦場に出してもよい。
盗賊ギルドの処罰者と空飛ぶ思考盗み/Soaring Thought-Thiefにより対戦相手のライブラリーを切削し、「対戦相手の墓地のカードが8枚以上」の条件を満たしてクロックを引き上げる。攻撃が通ったならず者と手札のトリックスター、ザレス・サン/Zareth San, the Tricksterを入れ替え、対戦相手の墓地からパーマネントを奪うことも可能。
主要なならず者のほとんどが瞬速を持つため、インスタントの除去や打ち消しを取り入れ、クロック・パーミッションの形を取る。
登場直後は、脱出で墓地の枚数を減らしてくる自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrathの流行が大きな逆風となっていた。だがウーロが禁止されたことで、上記のならず者に加えて湖での水難/Drown in the Lochや物語への没入/Into the Storyも使いやすくなり、大きく強化された。
- ウーロこそ禁止されたものの、脱出が天敵であることには変わりない。そのため、このデッキの対策として鎖巣網のアラクニル/Chainweb Aracnirなどが使われることがある。
[編集] サンプルリスト
[編集] 初期型
- 備考
- フォーマット
- ゼンディカーの夜明け参入直後のリスト。滑りかすれ/Slitherwispが採用されており、前環境のディミーア・フラッシュの後継デッキとも言える。
[編集] ウーロ禁止後
- 備考
- CFB Clash Qualifier 1 準優勝(参考)
- 使用者:Franche Tan
- フォーマット
Dimir Rogues [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath禁止後のリスト。サイドボードから遺跡ガニ/Ruin Crabを投入し、ライブラリー破壊戦略を取ることもできる。
[編集] コントロール型
- 備考
- 2020年シーズン・グランドファイナル 第7位(参考/参考)
- 使用者:Seth Manfield
- フォーマット
Dimir Rogues [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- クリーチャー数を大きく削ったリスト。タイプ的デッキと言うよりもむしろ、ヴァントレスのガーゴイル/Vantress Gargoyleをフィニッシャーに据えたコントロールデッキとして振舞う。
[編集] パイオニア
クリーチャー — 吸血鬼(Vampire) ならず者(Rogue)
飛行、接死、絆魂
夜鷲のあさり屋のパワーは、すべての対戦相手の墓地にあるカードのカード・タイプの総数に1を足した値に等しい。
クリーチャー — フェアリー(Faerie) ならず者(Rogue)
瞬速
飛行
対戦相手1人が各ターン内の自分の2枚目のカードを引くたび、あなたはカード1枚を引く。
(3)(青):各プレイヤーはそれぞれカード1枚を引く。
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは手札を公開する。あなたはその中から土地でないカードを1枚選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる。あなたは2点のライフを失う。
主力となるクリーチャーは夜鷲のあさり屋/Nighthawk Scavengerなどのゼンディカーの夜明け期のスタンダード(非ルールス型)で使われたものに加え、機械兵団の進軍以降はフェアリーの黒幕/Faerie Mastermindが採用されることもある。また、思考囲い/Thoughtseizeや致命的な一押し/Fatal Pushなどパイオニア環境の強力な呪文も採用している。
[編集] サンプルリスト
- 備考
- プレイヤーズコンベンション千葉23パイオニアオープン ベスト4(参考)
- 使用者:小川佑輔
- フォーマット
Dimir Rogues [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] ヒストリック
クリーチャー — 人間(Human) ならず者(Rogue)
瞬速
盗賊ギルドの処罰者か他のならず者(Rogue)が1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、各対戦相手はそれぞれカードを2枚切削する。
対戦相手1人の墓地にカードが8枚以上あるかぎり、盗賊ギルドの処罰者は+2/+1の修整を受け接死を持つ。
クリーチャー — 人間(Human) ならず者(Rogue)
瞬速
飛行
対戦相手1人の墓地にカードが8枚以上あるかぎり、あなたがコントロールしているならず者(Rogue)は+1/+0の修整を受ける。
あなたがコントロールしているならず者が1体以上攻撃するたび、各対戦相手はそれぞれカードを2枚切削する。
インスタント
呪文1つを対象とし、それを打ち消す。その呪文がこれにより打ち消された場合、それをそのプレイヤーの墓地に置く代わりに、オーナーのライブラリーの一番上に置く。
盗賊ギルドの処罰者/Thieves' Guild Enforcerや空飛ぶ思考盗み/Soaring Thought-Thiefといった主力クリーチャーはゼンディカーの夜明け期のスタンダードと変わらないが、渦まく知識/Brainstormや記憶の欠落/Memory Lapse、致命的な一押し/Fatal Pushといった脇を固めるカードが強化されている。特に記憶の欠落は切削と相性が良く、確定カウンターとして働く。
[編集] サンプルリスト
- 備考
- フォーマット
Dimir Rogues [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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[編集] 脚注
- ↑ The Championship Match of the Kaldheim Championship/『カルドハイム』チャンピオンシップ チャンピオンシップマッチ(2021年3月28日 Corbin Hosler著)
日本語版では「ローグ」表記の部分は原文ではすべてRoguesになっている