塔への閉じ込め/Trapped in the Tower

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(新規作成)
 
 
(5人の利用者による、間の6版が非表示)
1行: 1行:
 
{{#card:Trapped in the Tower}}
 
{{#card:Trapped in the Tower}}
  
{{未評価|エルドレインの王権}}
+
[[飛行|飛べ]]ない[[クリーチャー]]を塔に閉じ込めてしまう[[拘引/Arrest]]系統の[[擬似除去]][[オーラ]]。
  
*モチーフは、[[Wikipedia:ja:グリム童話|グリム童話]]『[[Wikipedia:ja:ラプンツェル|ラプンツェル]]』だろう。少女ラプンツェルは魔法使いによって高い塔の上に閉じ込められ、魔法使いはラプンツェルの長い髪を伝って塔に出入りしていた。
+
[[リミテッド]]における[[白]]の基本的な[[除去]]であり、2[[マナ]]と[[軽い|軽く]]使いやすい部類。[[エルドレインの王権]]には[[起動型能力]]に頼ったクリーチャーが[[コモン]]・[[アンコモン]]共に複数収録されているので、[[能力]]を封じる[[効果]]が役立つ場面も多い。しかし[[フライヤー]]は一切止められず、一時的な[[飛行]]付与によっても外れてしまうため過信は禁物。これに限らずエルドレインの王権の白の除去には何かしら穴があるため、他の[[色]]や[[アーティファクト]]除去と散らすことも検討したい。[[エンチャント]]の有無を参照する[[カード]]群への布石としても悪くないので、[[羽ばたき狐/Flutterfox]]等と一緒に採用すると良いだろう。
 +
 
 +
*[[エンチャント (キーワード能力)|エンチャント]]されたクリーチャーが[[フェアリーの導母/Faerie Guidemother|フェイからの贈り物/Gift of the Fae]]などで[[飛行]]を得た場合、その直後の[[状況起因処理]]で塔への閉じ込めが[[墓地]]に置かれる。オーラのエンチャント先が適正であるかは、状況起因処理のたびにチェックされるため。
 +
 
 +
==開発秘話==
 +
モチーフは、[[Wikipedia:ja:グリム童話|グリム童話]]『[[Wikipedia:ja:ラプンツェル|ラプンツェル]]』。少女ラプンツェルは魔法使いによって高い塔の上に閉じ込められ、魔法使いはラプンツェルの長い髪を伝って塔に出入りしていた。
 +
 
 +
最初のデザインでは、エンチャントされたクリーチャーは閉じ込められているので[[攻撃]]できなくなるが、高所にいるので[[到達]]を持ち、飛行を持つクリーチャーしか[[ブロック (ルール用語)|ブロック]]できなくなるというものだった。しかしテストプレイヤーはこれを[[平和な心/Pacifism]]の亜種と認識し、ブロックもできなくなると思い込んで間違ったプレイをする傾向にあったため、現在の形に変更された<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/making-magic/eldraine-check-part-3-2019-10-07 Eldraine Check, Part 3]/[https://mtg-jp.com/reading/mm/0033149/ エルドレイン・チェック その3]([[Making Magic]] [[2019年]]10月7日 [[Mark Rosewater]]著)</ref>。
 +
 
 +
==脚注==
 +
<references />
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[カード個別評価:エルドレインの王権]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:エルドレインの王権]] - [[コモン]]

2021年6月16日 (水) 23:52時点における最新版


Trapped in the Tower / 塔への閉じ込め (1)(白)
エンチャント — オーラ(Aura)

エンチャント(飛行を持たないクリーチャー)
エンチャントしているクリーチャーでは攻撃もブロックもできず、それの起動型能力は起動できない。


飛べないクリーチャーを塔に閉じ込めてしまう拘引/Arrest系統の擬似除去オーラ

リミテッドにおけるの基本的な除去であり、2マナ軽く使いやすい部類。エルドレインの王権には起動型能力に頼ったクリーチャーがコモンアンコモン共に複数収録されているので、能力を封じる効果が役立つ場面も多い。しかしフライヤーは一切止められず、一時的な飛行付与によっても外れてしまうため過信は禁物。これに限らずエルドレインの王権の白の除去には何かしら穴があるため、他のアーティファクト除去と散らすことも検討したい。エンチャントの有無を参照するカード群への布石としても悪くないので、羽ばたき狐/Flutterfox等と一緒に採用すると良いだろう。

[編集] 開発秘話

モチーフは、グリム童話ラプンツェル』。少女ラプンツェルは魔法使いによって高い塔の上に閉じ込められ、魔法使いはラプンツェルの長い髪を伝って塔に出入りしていた。

最初のデザインでは、エンチャントされたクリーチャーは閉じ込められているので攻撃できなくなるが、高所にいるので到達を持ち、飛行を持つクリーチャーしかブロックできなくなるというものだった。しかしテストプレイヤーはこれを平和な心/Pacifismの亜種と認識し、ブロックもできなくなると思い込んで間違ったプレイをする傾向にあったため、現在の形に変更された[1]

[編集] 脚注

  1. Eldraine Check, Part 3/エルドレイン・チェック その3Making Magic 2019年10月7日 Mark Rosewater著)

[編集] 参考

MOBILE