ギデオンの敗北/Gideon's Defeat
提供:MTG Wiki
細 |
細 |
||
(4人の利用者による、間の4版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
{{#card:Gideon's Defeat}} | {{#card:Gideon's Defeat}} | ||
− | [[白]]の敗北[[サイクル]]は[[レンジストライク]]型の[[単体除去]]。 | + | [[白]]の敗北[[サイクル]]は[[レンジストライク]]型の[[単体除去]]。[[ギデオン]]・[[プレインズウォーカー]]を[[対象]]とすれば[[ライフ]]獲得。 |
− | 1[[マナ]]の[[インスタント]]で[[追放]]と[[効果]] | + | 1[[マナ]]の[[インスタント]]で[[追放]]と[[効果]]自体は優秀だが、ネックになるのはその[[対象]]の狭さ。汎用性が乏しいのは[[色対策カード]]の宿命だが、[[システムクリーチャー]]は[[除去]]できず、またサイクルで唯一プレインズウォーカーに能動的に対処できない。 |
− | [[構築]]で採用されるかは[[メタゲーム]]次第。[[破壊不能]]や[[PIG]]持ちを多用する白い[[ | + | [[構築]]で採用されるかは[[メタゲーム]]次第。[[破壊不能]]や[[PIG]]持ちを多用する白い[[ビートダウンデッキ]]が流行るようならば、[[サイドボード]]に採用される可能性はある。 |
− | *[[対象]]の[[カード・タイプ]]と[[解決]] | + | *[[対象]]の[[カード・タイプ]]と[[解決]]時に参照するカード・タイプが異なるという珍しい効果。ギデオンはいずれも自身を[[クリーチャー化]]させる[[能力]]を持つため、それを利用した[[ルール文章]]となっている。そのためサイクルの他の4枚と異なり、(クリーチャー化させる手段を別途用いるなどしない限り)ギデオン以外のプレインズウォーカーを倒せず、ギデオンを倒せるかも[[対戦相手]]次第となる。 |
==関連カード== | ==関連カード== | ||
===サイクル=== | ===サイクル=== | ||
{{サイクル/破滅の刻の敗北}} | {{サイクル/破滅の刻の敗北}} | ||
+ | |||
+ | ==ストーリー== | ||
+ | 敗北サイクルの5枚目。[[アモンケット/Amonkhet]]の[[ゲートウォッチ/The Gatewatch]]と[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]の決戦で、[[ギデオン・ジュラ/Gideon Jura (ストーリー)|ギデオン・ジュラ/Gideon Jura]]がボーラスに敗北する場面が描かれている({{Gatherer|id=430702}})。 | ||
+ | |||
+ | ギデオンは四人の仲間が敗れてもなお虚勢を吐いたが、ボーラスは彼に現実を見るよう言い放った。曰く、その身を包む無敵の盾も「奇術」に過ぎぬ――ボーラスの鉤爪の一本が輝き出すと、それはバターを融かすように魔法の盾を貫き、鎧と肉を貫いた。このまま留まり死ぬか、逃げて生き延びるか選択を任されたギデオンは、苦悩の果てに[[ドミナリア/Dominaria]]へプレインズウォークした<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/magic-story/hour-devastation-2017-07-26 Hour of Devastation]/[https://mtg-jp.com/reading/ur/0019243/ 破滅の刻](Magic Story [[2017年]]7月26日 [[Ken Troop]]著)</ref>。 | ||
+ | |||
+ | {{フレイバーテキスト|「ギデオンよ。自分が無敵と思えば、庇護者を気取るのもたやすいだろう。愚かなことだ。」|ニコル・ボーラス}} | ||
+ | |||
+ | ==脚注== | ||
+ | <references /> | ||
==参考== | ==参考== | ||
17行: | 27行: | ||
*[[ギデオン・ジュラ/Gideon Jura (ストーリー)|ギデオン・ジュラ/Gideon Jura]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | *[[ギデオン・ジュラ/Gideon Jura (ストーリー)|ギデオン・ジュラ/Gideon Jura]]([[背景世界/ストーリー用語]]) | ||
*[[カード個別評価:破滅の刻]] - [[アンコモン]] | *[[カード個別評価:破滅の刻]] - [[アンコモン]] | ||
+ | __NOTOC__ |
2024年1月7日 (日) 12:43時点における最新版
インスタント
攻撃かブロックしている白のクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。それがギデオン(Gideon)・プレインズウォーカーであるなら、あなたは5点のライフを得る。
白の敗北サイクルはレンジストライク型の単体除去。ギデオン・プレインズウォーカーを対象とすればライフ獲得。
1マナのインスタントで追放と効果自体は優秀だが、ネックになるのはその対象の狭さ。汎用性が乏しいのは色対策カードの宿命だが、システムクリーチャーは除去できず、またサイクルで唯一プレインズウォーカーに能動的に対処できない。
構築で採用されるかはメタゲーム次第。破壊不能やPIG持ちを多用する白いビートダウンデッキが流行るようならば、サイドボードに採用される可能性はある。
- 対象のカード・タイプと解決時に参照するカード・タイプが異なるという珍しい効果。ギデオンはいずれも自身をクリーチャー化させる能力を持つため、それを利用したルール文章となっている。そのためサイクルの他の4枚と異なり、(クリーチャー化させる手段を別途用いるなどしない限り)ギデオン以外のプレインズウォーカーを倒せず、ギデオンを倒せるかも対戦相手次第となる。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
自身と同じ色の呪文またはパーマネントを対象とする色対策カード。対象が対応するプレインズウォーカー・タイプを持っている場合は追加のボーナスが得られる。
- ギデオンの敗北/Gideon's Defeat(ギデオン)
- ジェイスの敗北/Jace's Defeat(ジェイス)
- リリアナの敗北/Liliana's Defeat(リリアナ)
- チャンドラの敗北/Chandra's Defeat(チャンドラ)
- ニッサの敗北/Nissa's Defeat(ニッサ)
イラストではニコル・ボーラス/Nicol Bolasに敗北するゲートウォッチ/The Gatewatchの姿が、フレイバー・テキストではその際のボーラスの台詞が描写されている。
[編集] ストーリー
敗北サイクルの5枚目。アモンケット/Amonkhetのゲートウォッチ/The Gatewatchとニコル・ボーラス/Nicol Bolasの決戦で、ギデオン・ジュラ/Gideon Juraがボーラスに敗北する場面が描かれている(イラスト)。
ギデオンは四人の仲間が敗れてもなお虚勢を吐いたが、ボーラスは彼に現実を見るよう言い放った。曰く、その身を包む無敵の盾も「奇術」に過ぎぬ――ボーラスの鉤爪の一本が輝き出すと、それはバターを融かすように魔法の盾を貫き、鎧と肉を貫いた。このまま留まり死ぬか、逃げて生き延びるか選択を任されたギデオンは、苦悩の果てにドミナリア/Dominariaへプレインズウォークした[1]。
「ギデオンよ。自分が無敵と思えば、庇護者を気取るのもたやすいだろう。愚かなことだ。」― ニコル・ボーラス
[編集] 脚注
- ↑ Hour of Devastation/破滅の刻(Magic Story 2017年7月26日 Ken Troop著)