映し身人形/Duplicant
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*特性定義能力は[[追放]][[領域]]に置かれていても有効であることに注意。ただし、その特性定義能力が意味を持たない場合もあり得る。 | *特性定義能力は[[追放]][[領域]]に置かれていても有効であることに注意。ただし、その特性定義能力が意味を持たない場合もあり得る。 | ||
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**[[霧衣の究極体/Mistform Ultimus]]を刻印すると、これはすべてのクリーチャー・タイプになる。 | **[[霧衣の究極体/Mistform Ultimus]]を刻印すると、これはすべてのクリーチャー・タイプになる。 | ||
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#墓地の一番上を映し身人形にする。 | #墓地の一番上を映し身人形にする。 | ||
− | 他に、[[Vesuvan Doppelganger]] | + | 他に、[[Vesuvan Doppelganger]]を利用するほぼ同様の方法もある。 |
− | + | 2004年6月に出された[[エラッタ]]([https://web.archive.org/web/20191229201103/http://www.wizards.com/dci/judge/resources/june_2004_rtr_060804.doc 参考(Internet Archive、Word文章)])により、最後に刻印されたクリーチャー・カードのみを参照するように変更されたことによって、複数の[[P/T]]を持つという状況は発生しないようになった。(ただし、2004年11月までオラクルには反映されていなかった。) | |
− | + | [[基本セット2010]]において刻印がキーワード能力ではなくなり、[[関連している能力]]になった。このルール変更により、映し身人形自身の[[能力]]で追放したものでないと参照しないようになった。複数のカードを追放する状況が発生しなくなったことから、2009年7月11日のオラクル更新で「最後に刻印(追放)された」の記述が削除された。 | |
− | [[ | + | しかし、[[基本セット2014]]において登場した[[ストリオン共鳴体/Strionic Resonator]]によって、関連している能力によって複数のカードを追放することができるようになったため、2013年7月のオラクル更新で最後に追放したクリーチャー・カードのみを参照するように再び変更された。 |
==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:ミラディン]] - [[レア]] | *[[カード個別評価:ミラディン]] - [[レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:ダブルマスターズ]] - [[レア]] | ||
+ | *[[カード個別評価:エターナルマスターズ]] - [[レア]] | ||
+ | *[[Kaladesh Inventions]] | ||
+ | *[[Commander's Arsenal]] |
2023年5月30日 (火) 13:31時点における最新版
アーティファクト クリーチャー — 多相の戦士(Shapeshifter)
刻印 ― 映し身人形が戦場に出たとき、トークンでないクリーチャー1体を対象とする。あなたはそれを追放してもよい。
映し身人形によって追放されているカードがクリーチャー・カードであるかぎり、映し身人形はそれによって最後に追放されたクリーチャー・カードのパワー、タフネス、クリーチャー・タイプを持つ。それは多相の戦士(Shapeshifter)でもある。
戦場に出たときにクリーチャー1体を追放するアーティファクト・クリーチャー。さらに、追放したクリーチャーのパワー、タフネス、クリーチャー・タイプを自分のものにする。
重いとは言え、どの色でも使える上に破壊不能を持つクリーチャーにまで対処できる確定除去は強力。大型クリーチャーを除去すれば、戦闘でも活躍できるので二度美味しい。
ミラディン・ブロック構築やスタンダードでは、ダークスティールの巨像/Darksteel Colossusという格好の的が存在したこともあり、歯と爪/Tooth and Nailを使うデッキや低速コントロールデッキにおいてしばしば使われた。
また、ヴィンテージの茶単においてもサイドボードで散見されるクリーチャーである。
- Commander's ArsenalにMarco Nelorによる新規イラストで収録。
- 英語名は”Replicant”(レプリカント:映画『ブレードランナー』に登場する人造人間)と”duplicate”(複製、二重)からの造語と思われる。
[編集] ルール
- パワー・タフネス、クリーチャー・タイプ変更能力は、「映し身人形によって追放されているカードがクリーチャー・カードである限り」と条件がついているので、特性定義能力ではない。種類別第4種および第7b種の継続的効果を作り出す能力である。戦場を離れれば、元のP/Tとクリーチャー・タイプに戻る。
- クローン/Cloneのようにコピーになるわけではない。能力は得ないし、カード名・色・マナ・コストなども変化しない。
- 複数のクリーチャーを刻印することができてしまうことから、複数のP/Tを持つという不具合が出たため、「最後に追放されたクリーチャー・カード」のみを参照するようにオラクルが変更されている。詳細は下記のオラクルの変遷を参照。
- 合体しているパーマネントや合同パーマネントを追放した場合、同時に複数のクリーチャー・カードが追放されるが、追放したプレイヤーがそのカード群のタイムスタンプ順を決めることになっているため「最後に追放されたクリーチャー・カード」は1枚に特定される(CR:712.21b、CR:725.3b)。
- ルール改訂によりレジェンドというクリーチャー・タイプはなくなったので、いままでレジェンドだった伝説のクリーチャーを刻印しても、これ自身が伝説のクリーチャーになるということはない。
- 特性定義能力は追放領域に置かれていても有効であることに注意。ただし、その特性定義能力が意味を持たない場合もあり得る。
- ブルードスター/Broodstarを刻印すると、映し身人形のP/Tはブルードスターのオーナーがコントロールするアーティファクトの数に等しくなる。
- 無規律の死霊/Entropic Specterを刻印すると、無規律の死霊は参照する対戦相手が選ばれていないため0/0であり、映し身人形のP/Tも0/0になる。
- 霧衣の究極体/Mistform Ultimusを刻印すると、これはすべてのクリーチャー・タイプになる。
- クリーチャー化しているクリーチャーではないパーマネントを刻印した場合、それはクリーチャー・カードではないため、「クリーチャー・カードが刻印されている限り」の条件を満たさない。この場合、映し身人形は何も参照しない状態(2/4の実質バニラ)になる。
[編集] オラクルの変遷
当初のルール文章では、複数のクリーチャー・カードを追放することによって、複数のP/Tを持つことができるようになっていた。当時考案された複数のカードを追放する手法は以下のようなもの。
- 戦場にヴォルラスの多相の戦士/Volrath's Shapeshifterを出しておく。
- 墓地の一番上を死面の映し身人形/Death-Mask Duplicantにする。
- ヴォルラスの多相の戦士が持つ死面の映し身人形の起動型能力を何回か起動し、好きな枚数のクリーチャー・カードを刻印する。
- 墓地の一番上を映し身人形にする。
他に、Vesuvan Doppelgangerを利用するほぼ同様の方法もある。
2004年6月に出されたエラッタ(参考(Internet Archive、Word文章))により、最後に刻印されたクリーチャー・カードのみを参照するように変更されたことによって、複数のP/Tを持つという状況は発生しないようになった。(ただし、2004年11月までオラクルには反映されていなかった。)
基本セット2010において刻印がキーワード能力ではなくなり、関連している能力になった。このルール変更により、映し身人形自身の能力で追放したものでないと参照しないようになった。複数のカードを追放する状況が発生しなくなったことから、2009年7月11日のオラクル更新で「最後に刻印(追放)された」の記述が削除された。
しかし、基本セット2014において登場したストリオン共鳴体/Strionic Resonatorによって、関連している能力によって複数のカードを追放することができるようになったため、2013年7月のオラクル更新で最後に追放したクリーチャー・カードのみを参照するように再び変更された。