刹那
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今までの[[打ち消されない]]呪文などのように「妨害を受け付けない」のではなく、「妨害を試みること自体ができない」というイメージである(厳密には妨害をする手段はある。下記参照)。 | 今までの[[打ち消されない]]呪文などのように「妨害を受け付けない」のではなく、「妨害を試みること自体ができない」というイメージである(厳密には妨害をする手段はある。下記参照)。 | ||
===ルール=== | ===ルール=== | ||
− | * | + | *呪文を唱えることとマナ能力でない[[起動型能力]]の起動を禁止するだけであって、マナ能力の起動や、[[誘発型能力]]の[[誘発]]は禁止されない。 |
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− | *[[ | + | *[[特別な処理]]も影響を受けない。例えば、刹那を持つ呪文がスタック上にあっても[[変異]]で[[裏向き]]になっている[[パーマネント]]を表にできる。 |
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− | * | + | *唱えたり起動したりすることを禁止するだけなので、既にスタックに乗っている呪文や能力に対しては何もしない。 |
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===その他=== | ===その他=== | ||
*刹那もSplit secondも「一瞬」という意味。この場合のsecondは「2番目」ではなく「秒」を意味する。 | *刹那もSplit secondも「一瞬」という意味。この場合のsecondは「2番目」ではなく「秒」を意味する。 | ||
*刹那を持つカードの多くには、[[絵|イラスト]]に[[待機]]に描かれているものと同じような「境界」が描かれている。待機は「前後」の境界であるが、刹那のものは二次元的な境界である。 | *刹那を持つカードの多くには、[[絵|イラスト]]に[[待機]]に描かれているものと同じような「境界」が描かれている。待機は「前後」の境界であるが、刹那のものは二次元的な境界である。 | ||
− | * | + | *刹那呪文を唱える際は優先権の確認が重要。[[対戦相手]]が自分のクリーチャー呪文の解決後に、優先権をパスせず即座に[[岩石樹の祈り/Stonewood Invocation]]を唱えた場合、あなたに割り込む余地は一切無い。相手に自分の優先権の放棄を確認するか、相手があなたの優先権を確認せずに別の行動に移った場合には[[巻き戻し]]を要求したい。 |
− | *刹那を利用したテクニックとして、[[深海のクラーケン/Deep-Sea Kraken]]との例が挙げられる。対戦相手の深海のクラーケンの[[時間カウンター]] | + | *刹那を利用したテクニックとして、[[深海のクラーケン/Deep-Sea Kraken]]との例が挙げられる。対戦相手の深海のクラーケンの[[時間カウンター]]が残り1個の状態で刹那付きの呪文を唱えると、刹那の「この呪文がスタックにあるかぎり、プレイヤーは呪文を唱えられない」という[[ルーリング|ルール]]に従い、深海のクラーケンは[[追放]]されたままとなる。 |
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2009年8月20日 (木) 02:33時点における版
刹那/Split second | |
---|---|
種別 | 常在型能力 |
登場セット | 時のらせんブロック |
CR | CR:702.61 |
刹那/Split secondは、時のらせんブロックに登場したキーワード能力。スタック上にある間のみ機能する常在型能力である。
Sudden Death / 突然の死 (1)(黒)(黒)
インスタント
インスタント
刹那(この呪文がスタックにあるかぎり、プレイヤーは呪文を唱えられず、マナ能力でない起動型能力を起動できない。)
クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで-4/-4の修整を受ける。
定義
刹那/Split secondは、「この呪文がスタックにあるかぎり、プレイヤーは他の呪文を唱えられず、マナ能力でない能力を起動できない。」を意味する。
解説
刹那を持つ呪文が唱えられスタックに乗ると、乗っている間はすべてのプレイヤーが呪文を唱えたり、能力を起動したりできなくなる。そのため、刹那を持つ呪文を対抗呪文/Counterspellなどで打ち消したり、クリーチャーを巨大化/Giant Growthで救助したりはできない。
今までの打ち消されない呪文などのように「妨害を受け付けない」のではなく、「妨害を試みること自体ができない」というイメージである(厳密には妨害をする手段はある。下記参照)。
ルール
- 呪文を唱えることとマナ能力でない起動型能力の起動を禁止するだけであって、マナ能力の起動や、誘発型能力の誘発は禁止されない。
- 刹那を持つ呪文がスタックにある間に誘発した能力の中に「呪文を唱えさせる」効果が含まれていた場合、刹那によって呪文が唱えられないので、「不可能な処理」としてその部分は無視される。
- 特別な処理も影響を受けない。例えば、刹那を持つ呪文がスタック上にあっても変異で裏向きになっているパーマネントを表にできる。
- あくまで唱えたり起動したりすることを禁止するだけであって、優先権を得なくなるわけではない。優先権に関する手順は通常通り行われる。
- 唱えたり起動したりすることを禁止するだけなので、既にスタックに乗っている呪文や能力に対しては何もしない。
- 刹那を持つ呪文をスタックに乗せても、それが解決されてスタックから離れると再び呪文を唱えたり能力を起動したりできるようになるため、すでにスタックにある他の呪文や能力を守るといった使い方はできない。
- 刹那を持つ呪文のあとでスタックに乗った誘発型能力や、それにより作られる呪文のコピーに対しては、(刹那を持つ呪文を打ち消すなどして先にスタックから取り除かない限り)唱えたり起動したりできなくなる。
その他
- 刹那もSplit secondも「一瞬」という意味。この場合のsecondは「2番目」ではなく「秒」を意味する。
- 刹那を持つカードの多くには、イラストに待機に描かれているものと同じような「境界」が描かれている。待機は「前後」の境界であるが、刹那のものは二次元的な境界である。
- 刹那呪文を唱える際は優先権の確認が重要。対戦相手が自分のクリーチャー呪文の解決後に、優先権をパスせず即座に岩石樹の祈り/Stonewood Invocationを唱えた場合、あなたに割り込む余地は一切無い。相手に自分の優先権の放棄を確認するか、相手があなたの優先権を確認せずに別の行動に移った場合には巻き戻しを要求したい。
- 刹那を利用したテクニックとして、深海のクラーケン/Deep-Sea Krakenとの例が挙げられる。対戦相手の深海のクラーケンの時間カウンターが残り1個の状態で刹那付きの呪文を唱えると、刹那の「この呪文がスタックにあるかぎり、プレイヤーは呪文を唱えられない」というルールに従い、深海のクラーケンは追放されたままとなる。
刹那を持つカード
時のらせん
- アンコモン
- レア