突然の俗化/Sudden Spoiling
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プレイヤー1人のすべてのクリーチャーを0/2にし能力も失わせる刹那インスタント。0/2というサイズや色からして、魔術師の女王/Sorceress Queenを意識したものと思われる。
タフネス1のクリーチャーならば2になるというメリットはあるが、通常は対戦相手に対して撃つことになるだろう。一度通ってしまったら、黒単色では対処しづらいプロテクションまで失わせることができる。紅蓮地獄/Pyroclasmなどと組み合わせれば、どのようなクリーチャーでも容易に倒すことが可能であり、相手のクリーチャーだけ一掃することも難しくない。あらかじめダメージを受けているクリーチャーであれば刹那を持つことが活き、妨害や救助は基本的に不可能である点もありがたい。
コンバット・トリックとして使用するだけでも十分強力。ブロック成立後に使えば、強化呪文などの妨害を受ける可能性もあるが、相手のクリーチャーを弱体化することで戦闘結果を一方的に覆せる。一時しのぎとして擬似暗黒/Darknessのような使い方も可能であり、柔軟性が高い。
色拘束が強いが、構築、リミテッドともに優秀なカードである。ローウィン・ブロックでタイプ的が推奨され効果的に使える盤面が増えたことと、対策が難しい目覚ましヒバリ/Reveillarkにもある程度効果があることから使用されるケースもあるようだ。薄暮の大霊/Oversoul of Duskやカメレオンの巨像/Chameleon Colossusといった支配力の高いプロテクション持ちが増えたことも見逃せない。
[編集] ルール
- 各種P/T修整や+X/+Yカウンターとの相互作用については種類別を参照。
- 影響を受けるのは突然の俗化の解決時に戦場にいたクリーチャーだけである(継続的効果も参照)。「ターン終了時まで」という文言からよく勘違いされるが、突然の俗化が解決した後、そのターン中に新たに戦場に出たクリーチャーには影響はない。したがって、ETB能力持ちのクリーチャーを唱えることに対応して突然の俗化を唱えても、ETB能力は防ぐことはできない。
[編集] 関連カード
- 基本セット2015で、プレイヤー1人の全クリーチャーを1/1にする変身術士の戯れ/Polymorphist's Jestが登場している。その他の亜種については蛙変化/Turn to Frogを参照。
[編集] サイクル
- 天使の嗜み/Angel's Grace
- 計略縛り/Trickbind
- 突然の俗化/Sudden Spoiling
- 捕縛の言葉/Word of Seizing
- 岩石樹の祈り/Stonewood Invocation