脱出基地
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研磨基地、死の国からの脱出、0[[マナ]][[アーティファクト]]の3枚を[[戦場]]に出すと、研磨基地で0マナアーティファクトを[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げて]]3枚[[切削]]→0マナアーティファクトを[[墓地]]から[[脱出]]、を無限回繰り返して自分の[[ライブラリー]]をすべて削ることができる。 | 研磨基地、死の国からの脱出、0[[マナ]][[アーティファクト]]の3枚を[[戦場]]に出すと、研磨基地で0マナアーティファクトを[[生け贄に捧げる|生け贄に捧げて]]3枚[[切削]]→0マナアーティファクトを[[墓地]]から[[脱出]]、を無限回繰り返して自分の[[ライブラリー]]をすべて削ることができる。 | ||
− | 最終的には[[湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch]]と[[モックス・アンバー/Mox Amber]]、[[タッサの神託者/Thassa's Oracle]]が墓地に落ちた時点で、エムリーを脱出→モックス・アンバーを脱出&生け贄を繰り返してマナ捻出→タッサの神託者を脱出して[[勝利]] | + | 最終的には[[湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch]]と[[モックス・アンバー/Mox Amber]]、[[タッサの神託者/Thassa's Oracle]]が墓地に落ちた時点で、エムリーを脱出→モックス・アンバーを脱出&生け贄を繰り返してマナ捻出→タッサの神託者を脱出して[[勝利]]する。死の国からの脱出によって墓地のカードを使えるためコンボパーツも墓地から脱出すればよく、研磨基地と0マナアーティファクトが落ちていれば[[手札]]からは死の国からの脱出を出すだけでもコンボがスタートする。 |
− | [[墓地対策]]や[[大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator]] | + | [[墓地対策]]や[[大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creator]]に弱いため、コンボパーツ以外にも[[クリーチャー]]などが採用され、フェアにも戦えるようになっている。[[アーティファクト]]を多く採用しているため、[[ウルザの物語/Urza's Saga]]が[[生成]]する[[構築物]]・[[トークン]]もサイズが大きくなりやすい。 |
[[青赤]]2色で組むこともできるが、[[時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler]]などのために[[白]]をタッチしたタイプや、[[邪悪鳴らし/Malevolent Rumble]]などのために[[緑]]をタッチしたタイプも存在する。 | [[青赤]]2色で組むこともできるが、[[時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler]]などのために[[白]]をタッチしたタイプや、[[邪悪鳴らし/Malevolent Rumble]]などのために[[緑]]をタッチしたタイプも存在する。 | ||
− | [[2024年]]12月に[[オパールのモックス/Mox Opal]]が禁止解除されたことで、モックス・アンバーとあわせて0マナの[[マナ加速]]を2種類採用できるようになり、安定性と爆発力が強化された。またモックス・アンバーではエムリー由来の[[青]][[マナ]] | + | [[2024年]]12月に[[オパールのモックス/Mox Opal]]が禁止解除されたことで、モックス・アンバーとあわせて0マナの[[マナ加速]]を2種類採用できるようになり、安定性と爆発力が強化された。またモックス・アンバーではエムリー由来の[[青]][[マナ]]しか出せないが、オパールのモックスはどの色のマナも出せるので、青以外のフィニッシュ手段を採用できるようになった。しかしあまりにも強力になりすぎたため、[[2025年]]3月に死の国からの脱出が[[禁止]]され[[デッキ]]自体が消滅した。 |
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*[[タッサの神託者/Thassa's Oracle]]よりも[[重い]]代わりに[[除去]]されにくく[[記憶への放逐/Consign to Memory]]にも強い[[神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries]]と、[[無限ループ]]達成後はほぼ無制限に[[ストーム]]を稼げる[[ぶどう弾/Grapeshot]]という2種類の軸が異なる勝ち手段を採用した構成。 | *[[タッサの神託者/Thassa's Oracle]]よりも[[重い]]代わりに[[除去]]されにくく[[記憶への放逐/Consign to Memory]]にも強い[[神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteries]]と、[[無限ループ]]達成後はほぼ無制限に[[ストーム]]を稼げる[[ぶどう弾/Grapeshot]]という2種類の軸が異なる勝ち手段を採用した構成。 | ||
− | *[[湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch]]と[[知りたがりの学徒、タミヨウ/Tamiyo, Inquisitive Student]]が[[ウィザード]]であることから、[[対戦相手]] | + | *[[湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Loch]]と[[知りたがりの学徒、タミヨウ/Tamiyo, Inquisitive Student]]が[[ウィザード]]であることから、[[対戦相手]]の攻め・コンボ妨害を捌きつつ[[アドバンテージ]]を確保する手段として[[サイドボード]]に[[アノールの焔/Flame of Anor]]を搭載している。またタミヨウは[[オパールのモックス/Mox Opal]]の[[金属術]]達成も助けてくれる。 |
==参考== | ==参考== |
2025年4月4日 (金) 12:53時点における最新版
脱出基地 (Grinding Station) は、研磨基地/Grinding Stationと死の国からの脱出/Underworld Breachのコンボデッキ。モダン環境に存在していた。エムリーブリーチとも。
目次 |
[編集] 概要
アーティファクト
(T),アーティファクトを1つ生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを3枚切削する。
アーティファクトが戦場に出るたび、あなたは研磨基地をアンタップしてもよい。
エンチャント
あなたの墓地にあり土地でない各カードはそれぞれ脱出を持つ。脱出コストは、そのカードのマナ・コストに「あなたの墓地から他のカード3枚を追放する。」を追加したものに等しい。(あなたはあなたの墓地から、カードをそれの脱出コストで唱えてもよい。)
終了ステップの開始時に、死の国からの脱出を生け贄に捧げる。
研磨基地、死の国からの脱出、0マナアーティファクトの3枚を戦場に出すと、研磨基地で0マナアーティファクトを生け贄に捧げて3枚切削→0マナアーティファクトを墓地から脱出、を無限回繰り返して自分のライブラリーをすべて削ることができる。
最終的には湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Lochとモックス・アンバー/Mox Amber、タッサの神託者/Thassa's Oracleが墓地に落ちた時点で、エムリーを脱出→モックス・アンバーを脱出&生け贄を繰り返してマナ捻出→タッサの神託者を脱出して勝利する。死の国からの脱出によって墓地のカードを使えるためコンボパーツも墓地から脱出すればよく、研磨基地と0マナアーティファクトが落ちていれば手札からは死の国からの脱出を出すだけでもコンボがスタートする。
墓地対策や大いなる創造者、カーン/Karn, the Great Creatorに弱いため、コンボパーツ以外にもクリーチャーなどが採用され、フェアにも戦えるようになっている。アーティファクトを多く採用しているため、ウルザの物語/Urza's Sagaが生成する構築物・トークンもサイズが大きくなりやすい。
青赤2色で組むこともできるが、時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Ravelerなどのために白をタッチしたタイプや、邪悪鳴らし/Malevolent Rumbleなどのために緑をタッチしたタイプも存在する。
2024年12月にオパールのモックス/Mox Opalが禁止解除されたことで、モックス・アンバーとあわせて0マナのマナ加速を2種類採用できるようになり、安定性と爆発力が強化された。またモックス・アンバーではエムリー由来の青マナしか出せないが、オパールのモックスはどの色のマナも出せるので、青以外のフィニッシュ手段を採用できるようになった。しかしあまりにも強力になりすぎたため、2025年3月に死の国からの脱出が禁止されデッキ自体が消滅した。
[編集] サンプルリスト
[編集] 青赤白
- 仕組まれた爆薬/Engineered Explosivesは除去であると同時に0マナアーティファクトとしてコンボパーツにもなる。
[編集] 緑青赤
[編集] モダンホライゾン3後
Grinding Station(Modern) [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 緑を触ったことで、ウルザの物語/Urza's Sagaからサーチ可能な墓地対策置物対策として機能不全ダニ/Haywire Miteをメインデッキから採用できる。
[編集] オパールのモックス解禁後
Grinding Station(Modern) [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- タッサの神託者/Thassa's Oracleよりも重い代わりに除去されにくく記憶への放逐/Consign to Memoryにも強い神秘を操る者、ジェイス/Jace, Wielder of Mysteriesと、無限ループ達成後はほぼ無制限にストームを稼げるぶどう弾/Grapeshotという2種類の軸が異なる勝ち手段を採用した構成。
- 湖に潜む者、エムリー/Emry, Lurker of the Lochと知りたがりの学徒、タミヨウ/Tamiyo, Inquisitive Studentがウィザードであることから、対戦相手の攻め・コンボ妨害を捌きつつアドバンテージを確保する手段としてサイドボードにアノールの焔/Flame of Anorを搭載している。またタミヨウはオパールのモックス/Mox Opalの金属術達成も助けてくれる。