ヒストリック

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
 
(14人の利用者による、間の37版が非表示)
4行: 4行:
  
 
==解説==
 
==解説==
[[2019年]]6月に発表<ref>[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0032664/ MTGアリーナ:2019年秋のローテーションについての基本ガイド]</ref>された、MTGアリーナ上での新たな公式フォーマット。2019年11月のアップデート<ref>[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0033436/ MTGアリーナ:ヒストリック本格展開のお知らせ]</ref>以降にプレイ可能。
+
[[2019年]]6月に発表<ref>[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0032664/ MTGアリーナ:2019年秋のローテーションについての基本ガイド]</ref>された、MTGアリーナ上での公式フォーマット。2019年11月のアップデート<ref>[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0033436/ MTGアリーナ:ヒストリック本格展開のお知らせ]</ref>以降プレイ可能に。
  
2019年9月の[[エルドレインの王権]]の発売によってMTGアリーナに初の[[ローテーション]]が訪れることになり、これに対応して制定されたローテーションの無いフォーマット。[[カードプール]]はMTGアリーナでサポートされている全てのカードが使用可能で過去の[[スタンダード]]に含まれる[[セット]]が基本だが、定期的に実装されるアリーナ独自セット「[[ヒストリック・アンソロジー]]」と過去のセットの「リマスター版」が定期的に追加されるほか、イベントの報酬として追加されるカードもある。
+
2019年9月の[[エルドレインの王権]]の発売によってMTGアリーナに初の[[ローテーション]]が訪れることになり、これに対応して制定されたローテーションの無いフォーマット。[[カードプール]]はMTGアリーナでサポートされている全てのカードが使用可能で過去の[[スタンダード]]に含まれる[[セット]]が基本だが、定期的に実装されるアリーナ独自セット「[[ヒストリック・アンソロジー]]」と過去のセットの「リマスター版」が定期的に追加されるほか、イベントの報酬として追加されるカードもある。また、[[Jumpstart: Historic Horizons]]等でMTGアリーナ専用の[[メカニズム]]を搭載するカードが追加されることもある。
  
MTGアリーナでのみサポートされるフォーマットであり、デジタルゆえの柔軟な制限が可能である。そのため、カードの'''一時停止'''という独自のステータスを導入している<ref>[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0033536/ ヒストリック一時停止告知]</ref>。一時停止カードに指定されたカードは、デッキに入れることができない点では[[禁止カード]]と同様であるが、禁止カードとは異なり、所持していてもその時点ではワイルドカードによる補填は受けられない。次の新セットやヒストリック・アンソロジーによって[[メタ]]カードが導入されることで、問題が無くなれば一時停止を解除し、問題が残れば禁止カードへの移行を速やかに行うとしている。
+
MTGアリーナでのみサポートされるフォーマットであり、デジタルゆえの独自の運用を取り入れている。
 +
*カードの'''一時停止'''/''Suspension; Suspending''という独自のステータスを導入している<ref>[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0033536/ ヒストリック一時停止告知]</ref>。一時停止カードに指定されたカードは、デッキに入れることができない点では[[禁止カード]]と同様であるが、禁止カードとは異なり、所持していてもその時点ではワイルドカードによる補填は受けられない。次の新セットやヒストリック・アンソロジーによって[[メタ]]カードが導入されることで、問題が無くなれば一時停止を解除し、問題が残れば禁止カードへの移行を速やかに行うとしている。
 +
**英語でSuspendと言うと、[[出場停止]]など別の意味もあるため注意。[[サスペンド]]を参照。
 +
*デジタルゲームならでは環境変更方法としてカードの性能そのものを変える'''[[再調整]]'''も行われる。[[創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation]]のように、再調整されて禁止を解除される例もある。
 +
*[[永久に]]、[[創出]]、[[抽出]]などの、[[テーブルトップ]]では事実上対応不可能な専用のメカニズムを搭載する専用カードが実装されている。
  
 
[[2020年]]9月には初の認定大会「[[2020ミシックインビテーショナル]]」が開催された。
 
[[2020年]]9月には初の認定大会「[[2020ミシックインビテーショナル]]」が開催された。
 +
 +
MTGアリーナ上での賞金制[[トーナメント]]である[[アリーナ・オープン]]のフォーマットとして選ばれることもあり、継続したサポートが行われている。
  
 
==使用可能カードセット==
 
==使用可能カードセット==
[[イクサラン]]以降にMTGアリーナで発売された[[基本セット]]及び[[エキスパンション]]に含まれているカードが原則として使用可能である。それに加えて、以下のカードが使用可能である。
+
[[イクサラン]]以降にMTGアリーナで発売された[[本流のセット]]([[基本セット]]及び[[エキスパンション]])に含まれているカードが原則として使用可能である。それに加えて、以下のカードが使用可能である。
  
 
*[[カード個別評価:コンピューターゲーム専用カード#Magic: The Gathering Arena|チュートリアル専用カード]](一部)
 
*[[カード個別評価:コンピューターゲーム専用カード#Magic: The Gathering Arena|チュートリアル専用カード]](一部)
 
+
*[[モダンホライゾン3]]
 +
*[[指輪物語:中つ国の伝承]]
 +
*[[アルケミー:サンダー・ジャンクション]]
 +
*[[アルケミー:カルロフ邸]]
 +
*[[アルケミー:イクサラン]]
 +
*[[アルケミー:エルドレイン]]
 +
*[[アルケミー:ファイレクシア]]
 +
*[[アルケミー:兄弟戦争]]
 +
*[[アルケミー:ドミナリア]]
 +
*[[アルケミーホライゾン:バルダーズ・ゲート]]
 +
*[[アルケミー:ニューカペナ]]
 +
*[[アルケミー:神河]]
 +
*[[アルケミー:イニストラード]]
 
*[[ヒストリック・アンソロジー]]シリーズ
 
*[[ヒストリック・アンソロジー]]シリーズ
**[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0033439/ ヒストリック・アンソロジー1]
+
*[[エクスプローラー・アンソロジー]]シリーズ
**[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0033877/ ヒストリック・アンソロジー2]
+
**[https://mtg-jp.com/reading/publicity/0034013/ ヒストリック・アンソロジー3]
+
 
+
*[[Jumpstart]](一部除く)
+
 
*[[アモンケットリマスター]]
 
*[[アモンケットリマスター]]
 
*[[カラデシュリマスター]]
 
*[[カラデシュリマスター]]
 
+
*[[イニストラードを覆う影リマスター]]
 +
*[[タルキール覇王譚]]
 +
*[[ミスティカルアーカイブ]]
 +
*[[旧枠版アーティファクト]]
 +
*[[多元宇宙の伝説]]
 +
*[[おとぎ話]]
 +
*[[速報]]
 +
*[[カルロフ邸殺人事件]]以降の[[スペシャルゲスト]]及び[[ザ・リスト]]に含まれるカード
 +
*[[Jumpstart]](一部差し替え)
 +
*[[Jumpstart: Historic Horizons]]
 
*「[[ブロール]]好きのギルド本拠地」などのイベントの報酬として追加されたカード
 
*「[[ブロール]]好きのギルド本拠地」などのイベントの報酬として追加されたカード
 
<!-- 追加順-->
 
<!-- 追加順-->
33行: 56行:
 
**[[帰ってきた刃の翼/Bladewing the Risen]]
 
**[[帰ってきた刃の翼/Bladewing the Risen]]
 
**[[航行長ハナ/Hanna, Ship's Navigator]]
 
**[[航行長ハナ/Hanna, Ship's Navigator]]
 +
 +
*[[機械兵団の進軍]]の[[機械兵団の進軍#プレリリース・プロモ/Prerelease Promos|プレリリース・プロモ]]カード
 +
**[[ゴロゴロと悟/Goro-Goro and Satoru]]
 +
**[[カティルダとリーア/Katilda and Lier]]
 +
**[[スライムフットとスクイー/Slimefoot and Squee]]
 +
 +
*[[イクサラン:失われし洞窟]]の[[コマンダー・パーティー]]の参加賞として追加されたカード
 +
**[[沈まぬ者、鉄面提督/Admiral Brass, Unsinkable]]
 +
**[[最初の福者、クラヴィレーニョ/Clavileño, First of the Blessed]]
 +
**[[太陽の寵児、パントラザ/Pantlaza, Sun-Favored]]
 +
**[[微笑む水害、ゾラトヤク/Xolatoyac, the Smiling Flood]]
 +
 +
*[[タイムレス]]の実装に伴い追加されたカード
 +
**[[永久のドラゴン/Timeless Dragon]]
 +
 +
*[[エイプリル・フール]]で追加されたカード
 +
**[[空虚自身/One with Nothing]]
 +
 +
*[[サンダー・ジャンクションの無法者統率者デッキ]]のメイン統率者カード
 +
**[[抜け目ない取得者、ゴンティ/Gonti, Canny Acquisitor]]
 +
**[[富裕な無法者、オリヴィア/Olivia, Opulent Outlaw]]
 +
**[[破天荒、ステラ・リー/Stella Lee, Wild Card]]
 +
**[[誇らしい守護者、ユウマ/Yuma, Proud Protector]]
 +
 +
*[[モダンホライゾン3統率者デッキ]]の統率者カード
 +
**[[不休のディサ/Disa the Restless]]
 +
**[[ヴェズーヴァの女王、オムオ/Omo, Queen of Vesuva]]
 +
**[[霊気の俊英、サティア/Satya, Aetherflux Genius]]
 +
**[[合体した非道、ウラレック/Ulalek, Fused Atrocity]]
 +
**[[葬儀人、コーラム/Coram, the Undertaker]]
 +
**[[モアグの古き者、ジョティ/Jyoti, Moag Ancient]]
 +
**[[高名な装置技師、ケイス/Cayth, Famed Mechanist]]
 +
**[[隆起する災い魔、アズラスク/Azlask, the Swelling Scourge]]
  
 
==一時停止カード==
 
==一時停止カード==
なし
 
  
 
==禁止カード==
 
==禁止カード==
 
*[[裏切りの工作員/Agent of Treachery]]
 
*[[裏切りの工作員/Agent of Treachery]]
 +
*[[乾燥台地/Arid Mesa]]
 +
*[[血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire]]
 +
*[[血染めの月/Blood Moon]]
 +
*[[渦まく知識/Brainstorm]]
 +
*[[チャネル/Channel]]
 +
*[[徴用/Commandeer]]
 +
*[[対抗呪文/Counterspell]]
 +
*[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]
 +
*[[悪魔の教示者/Demonic Tutor]]
 +
*[[忍耐/Endurance]]
 
*[[死者の原野/Field of the Dead]]
 
*[[死者の原野/Field of the Dead]]
*[[創案の火/Fires of Invention]]
+
*[[耕作の閃光/Flare of Cultivation]]
 +
*[[拒絶の閃光/Flare of Denial]]
 +
*[[重複の閃光/Flare of Duplication]]
 +
*[[堅忍の閃光/Flare of Fortitude]]
 +
*[[悪意の閃光/Flare of Malice]]
 +
*[[溢れかえる岸辺/Flooded Strand]]
 +
*[[活性の力/Force of Vigor]]
 +
*[[激情/Fury]]
 +
*[[悲嘆/Grief]]
 +
*[[海の先駆け/Harbinger of the Seas]]
 +
*[[侵入警報/Intruder Alarm]]
 +
*[[土地税/Land Tax]]
 +
*[[稲妻/Lightning Bolt]]
 +
*[[マナ吸収/Mana Drain]]
 +
*[[湿地の干潟/Marsh Flats]]
 +
*[[記憶の欠落/Memory Lapse]]
 +
*[[ミシュラのガラクタ/Mishra's Bauble]]
 +
*[[霧深い雨林/Misty Rainforest]]
 +
*[[自然の秩序/Natural Order]]
 +
*[[ネクロポーテンス/Necropotence]]
 
*[[運命のきずな/Nexus of Fate]]
 
*[[運命のきずな/Nexus of Fate]]
 
*[[王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns]]
 
*[[王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns]]
*[[創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creation]]
 
 
*[[むかしむかし/Once Upon a Time]]
 
*[[むかしむかし/Once Upon a Time]]
*[[時を解す者、テフェリー/Teferi, Time Raveler]]
+
*[[汚染された三角州/Polluted Delta]]
 +
*[[敏捷なこそ泥、ラガバン/Ragavan, Nimble Pilferer]]
 +
*[[再活性/Reanimate]]
 +
*[[沸騰する小湖/Scalding Tarn]]
 +
*[[実物提示教育/Show and Tell]]
 +
*[[騙し討ち/Sneak Attack]]
 +
*[[孤独/Solitude]]
 +
*[[広がりゆく海/Spreading Seas]]
 +
*[[緻密/Subtlety]]
 +
*[[剣を鍬に/Swords to Plowshares]]
 +
*[[タッサの神託者/Thassa's Oracle]]
 +
*[[ティボルトの計略/Tibalt's Trickery]]
 +
*[[時間のねじれ/Time Warp]]
 
*[[自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath]]
 
*[[自然の怒りのタイタン、ウーロ/Uro, Titan of Nature's Wrath]]
 
*[[夏の帳/Veil of Summer]]
 
*[[夏の帳/Veil of Summer]]
 +
*[[新緑の地下墓地/Verdant Catacombs]]
 
*[[荒野の再生/Wilderness Reclamation]]
 
*[[荒野の再生/Wilderness Reclamation]]
*[[軍団のまとめ役、ウィノータ/Winota, Joiner of Forces]]
+
*[[吹きさらしの荒野/Windswept Heath]]
 +
*[[冬の月/Winter Moon]]
 +
*[[樹木茂る山麓/Wooded Foothills]]
  
 
==主なデッキ・その他==
 
==主なデッキ・その他==
63行: 161行:
 
*[[フォーマット]]
 
*[[フォーマット]]
 
*[[パイオニア]]
 
*[[パイオニア]]
 +
*[[エクスプローラー]]
 +
*[[ヒストリック・ブロール]]
 
*[[構築]]
 
*[[構築]]

2024年7月5日 (金) 16:23時点における最新版

ヒストリック/Historicは、構築フォーマットの1つ。Magic: The Gathering Arena上での公式フォーマット。

目次

[編集] 解説

2019年6月に発表[1]された、MTGアリーナ上での公式フォーマット。2019年11月のアップデート[2]以降プレイ可能に。

2019年9月のエルドレインの王権の発売によってMTGアリーナに初のローテーションが訪れることになり、これに対応して制定されたローテーションの無いフォーマット。カードプールはMTGアリーナでサポートされている全てのカードが使用可能で過去のスタンダードに含まれるセットが基本だが、定期的に実装されるアリーナ独自セット「ヒストリック・アンソロジー」と過去のセットの「リマスター版」が定期的に追加されるほか、イベントの報酬として追加されるカードもある。また、Jumpstart: Historic Horizons等でMTGアリーナ専用のメカニズムを搭載するカードが追加されることもある。

MTGアリーナでのみサポートされるフォーマットであり、デジタルゆえの独自の運用を取り入れている。

  • カードの一時停止/Suspension; Suspendingという独自のステータスを導入している[3]。一時停止カードに指定されたカードは、デッキに入れることができない点では禁止カードと同様であるが、禁止カードとは異なり、所持していてもその時点ではワイルドカードによる補填は受けられない。次の新セットやヒストリック・アンソロジーによってメタカードが導入されることで、問題が無くなれば一時停止を解除し、問題が残れば禁止カードへの移行を速やかに行うとしている。
  • デジタルゲームならでは環境変更方法としてカードの性能そのものを変える再調整も行われる。創造の座、オムナス/Omnath, Locus of Creationのように、再調整されて禁止を解除される例もある。
  • 永久に創出抽出などの、テーブルトップでは事実上対応不可能な専用のメカニズムを搭載する専用カードが実装されている。

2020年9月には初の認定大会「2020ミシックインビテーショナル」が開催された。

MTGアリーナ上での賞金制トーナメントであるアリーナ・オープンのフォーマットとして選ばれることもあり、継続したサポートが行われている。

[編集] 使用可能カードセット

イクサラン以降にMTGアリーナで発売された本流のセット基本セット及びエキスパンション)に含まれているカードが原則として使用可能である。それに加えて、以下のカードが使用可能である。

[編集] 一時停止カード

[編集] 禁止カード

[編集] 主なデッキ・その他

[編集] 脚注

  1. MTGアリーナ:2019年秋のローテーションについての基本ガイド
  2. MTGアリーナ:ヒストリック本格展開のお知らせ
  3. ヒストリック一時停止告知

[編集] 参考

MOBILE