堕落/Corrupt
提供:MTG Wiki
細 |
|||
(17人の利用者による、間の22版が非表示) | |||
1行: | 1行: | ||
+ | {{Otheruses|[[ウルザズ・サーガ]]初出の[[黒]]の[[ソーサリー]]|[[毒カウンター]]を参照する[[能力語]]|堕落}} | ||
{{#card:Corrupt}} | {{#card:Corrupt}} | ||
+ | [[Category:WHISPER最新オラクル未対応]] | ||
+ | ''WHISPERのルール文章は最新の[[オラクル]]に未対応です。「クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする」は「[[任意の対象|1つを対象とする]]」に読み替えてください。'' | ||
− | [[黒]]お得意の[[ドレイン]]系[[呪文]]。[[沼/ | + | [[黒]]お得意の[[ドレイン]]系[[呪文]]。[[マナ・コスト]]自体は[[シングルシンボル]]だが、[[沼]]の数を参照するため実質的には[[生命吸収/Drain Life]]同様に非常に厳しい[[色拘束]]がかかっているようなものと言える。 |
− | [[ | + | 6[[マナ]]であるため、生命吸収で言えば[[X]]=4となる。つまり、5点以上の大[[ダメージ]]を狙うなら必要な[[マナ]]が少なくて済む反面、3点以下で十分な場面では逆にマナがかさむようになった。また[[暗黒の儀式/Dark Ritual]]や[[陰謀団の貴重品室/Cabal Coffers]]で[[マナ加速]]しても威力強化は望めないという違いもある。総じて、小回りが効かなくなったぶんシンプルな呪文になっている。 |
− | + | 当然[[黒単色デッキ]]での使用が一般的で、基本的に[[プレイヤー]]を[[対象]]として撃つことが多い。[[沼/Swamp]]を大量に並べるデッキであれば10点以上をドレインすることもザラである。もちろんクリーチャーに対して使うことがないわけではなく、特に[[リミテッド]]では貴重な[[除去]]であるが、[[構築]]では黒なら他に小回りの利く除去が豊富にあるはずで、これを除去に回すのはもったいない。 | |
− | [[ | + | [[黒コントロール]]では定番の[[エンドカード]]であり、[[エクステンデッド]]の[[ネクロディスク#エクステンデッド|ネクロディスク]]に4枚採用されることもあった。また[[オデッセイ・ブロック]]期の[[黒コントロール#オデッセイ・ブロック期|黒コントロール]]では、[[ミラーリ/Mirari]]と組み合わせて使われた。 |
− | * | + | *理論的には[[デュアルランド]]や[[土地]][[サーチ]]を絡めれば[[多色デッキ]]での採用も不可能ではないが、そこまでして多色でこれを使わないといけない理由も薄い。やはり黒単色デッキ専用と言っていいだろう。 |
− | *[[ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth]] | + | **それでもなお使う場合は、[[ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth]]が最も適した相棒。 |
− | *[[ | + | *仮に何らかの方法でこれの対象を自分に[[対象の変更|変更]]され、そのダメージが自分のライフを上回っていても[[敗北]]しない。[[状況起因処理]]をチェックする際には、通常自分のライフは元に戻っているため。 |
+ | *プレイヤーを対象にできなくなった[[リメイク]]版として[[堕落の触手/Tendrils of Corruption]]がある。こちらは4マナの[[インスタント]]と扱いやすくなっているが、堕落のように[[フィニッシャー]]の役割は果たせない。 | ||
==関連カード== | ==関連カード== | ||
+ | *沼の数を参照するカード全般については[[沼#関連カード]]を参照。 | ||
===サイクル=== | ===サイクル=== | ||
{{サイクル/シャドウムーアの特定の基本土地タイプの数を参照するカード}} | {{サイクル/シャドウムーアの特定の基本土地タイプの数を参照するカード}} | ||
+ | {{テンプレート:サイクル/兄弟戦争の基本土地タイプを数えるアンコモン}} | ||
==参考== | ==参考== | ||
+ | *[[カード個別評価:兄弟戦争]] - [[アンコモン]] | ||
*[[カード個別評価:シャドウムーア]] - [[アンコモン]] | *[[カード個別評価:シャドウムーア]] - [[アンコモン]] | ||
*[[カード個別評価:ウルザズ・サーガ]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:ウルザズ・サーガ]] - [[コモン]] | ||
+ | *[[カード個別評価:基本セット2014]] - [[アンコモン]] | ||
*[[カード個別評価:基本セット2011]] - [[アンコモン]] | *[[カード個別評価:基本セット2011]] - [[アンコモン]] | ||
*[[カード個別評価:第7版]] - [[コモン]] | *[[カード個別評価:第7版]] - [[コモン]] | ||
+ | __NOTOC__ |
2024年3月26日 (火) 15:12時点における最新版
ソーサリー
クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする。堕落はそれに、あなたがコントロールしている沼(Swamp)の数に等しい点数のダメージを与える。あなたは、これにより与えたダメージに等しい点数のライフを得る。
WHISPERのルール文章は最新のオラクルに未対応です。「クリーチャーやプレインズウォーカーやプレイヤーのうち1つを対象とする」は「1つを対象とする」に読み替えてください。
黒お得意のドレイン系呪文。マナ・コスト自体はシングルシンボルだが、沼の数を参照するため実質的には生命吸収/Drain Life同様に非常に厳しい色拘束がかかっているようなものと言える。
6マナであるため、生命吸収で言えばX=4となる。つまり、5点以上の大ダメージを狙うなら必要なマナが少なくて済む反面、3点以下で十分な場面では逆にマナがかさむようになった。また暗黒の儀式/Dark Ritualや陰謀団の貴重品室/Cabal Coffersでマナ加速しても威力強化は望めないという違いもある。総じて、小回りが効かなくなったぶんシンプルな呪文になっている。
当然黒単色デッキでの使用が一般的で、基本的にプレイヤーを対象として撃つことが多い。沼/Swampを大量に並べるデッキであれば10点以上をドレインすることもザラである。もちろんクリーチャーに対して使うことがないわけではなく、特にリミテッドでは貴重な除去であるが、構築では黒なら他に小回りの利く除去が豊富にあるはずで、これを除去に回すのはもったいない。
黒コントロールでは定番のエンドカードであり、エクステンデッドのネクロディスクに4枚採用されることもあった。またオデッセイ・ブロック期の黒コントロールでは、ミラーリ/Mirariと組み合わせて使われた。
- 理論的にはデュアルランドや土地サーチを絡めれば多色デッキでの採用も不可能ではないが、そこまでして多色でこれを使わないといけない理由も薄い。やはり黒単色デッキ専用と言っていいだろう。
- それでもなお使う場合は、ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmothが最も適した相棒。
- 仮に何らかの方法でこれの対象を自分に変更され、そのダメージが自分のライフを上回っていても敗北しない。状況起因処理をチェックする際には、通常自分のライフは元に戻っているため。
- プレイヤーを対象にできなくなったリメイク版として堕落の触手/Tendrils of Corruptionがある。こちらは4マナのインスタントと扱いやすくなっているが、堕落のようにフィニッシャーの役割は果たせない。
[編集] 関連カード
- 沼の数を参照するカード全般については沼#関連カードを参照。
[編集] サイクル
シャドウムーアの特定の基本土地タイプの数を参照するカードのサイクル。そのうち、発想の流れ/Flow of Ideasと堕落/Corruptは過去のエキスパンションからの再録。
- 鎧をまとった上昇/Armored Ascension
- 発想の流れ/Flow of Ideas
- 堕落/Corrupt
- 石の顎/Jaws of Stone
- 夜の群れの雄叫び/Howl of the Night Pack
兄弟戦争の、特定の基本土地タイプの数を参照するアンコモンのサイクル。いずれも同時期のWPNプロモパックからダークフレーム版が出現する。堕落/Corruptとブランチウッドの鎧/Blanchwood Armorは再録。
- 軍備放棄/Lay Down Arms
- 知識の流れ/Flow of Knowledge
- 堕落/Corrupt
- サルディアの岸壁踏み/Sardian Cliffstomper
- ブランチウッドの鎧/Blanchwood Armor