取りこぼし/Fumble
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+ | *[[疑似除去]]オーラを付けられた自軍のクリーチャーを手札に戻すことで、対戦相手のクリーチャーに疑似除去オーラを押し付けることも可能。リミテッドでも[[平和な心/Pacifism]]や[[閉所恐怖症/Claustrophobia]]が使われるので覚えておきたい。 | ||
+ | *"Fumble"は「(球技で)球を取り損ねる」「ヘマをする」といった意味を持つ。また[[テーブルトークRPG]]でファンブルといえば、行為判定でペナルティを伴うほどの大失敗をする結果を表す用語である。ファンブルで与えられるペナルティの一例として「武器を落としてしまう」ことがよく挙げられ、このカードはその辺りを汲んだデザインと言える。([[Wikipedia:ja:行為判定#ファンブル]]) | ||
+ | **[[バトルボンド]]で唯一「装備品(Equipment)」と書かれている[[カード]]である。装備品が収録されていないにもかかわらず装備品を奪う[[効果]]を持つのも、デザインを優先したためだろう。 | ||
+ | **{{Gatherer|id=446258}}でも武器を手放してしまう場面が描かれている。 | ||
==ルール== | ==ルール== | ||
− | *[[コントロール (ルール用語)|コントロール]] | + | *「[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]を得たオーラと装備品すべてを1体のクリーチャーにつける」のが適正であり、かつ強制である。 |
− | ** | + | **[[対戦相手]]や[[チームメイト]]のクリーチャーも選ぶことができる。(装備品は、[[装備]]能力の[[対象]]が「[[あなた]]のクリーチャー」に限られているだけであって、つけること自体には[[コントローラー]]の制限はない。) |
+ | **条件を満たすクリーチャーがいるなら、つけないことを選ぶことはできない。例えば対戦相手のクリーチャーを選ばなくてはいけない場合もありえる。 | ||
+ | **すべてを適正につけられるクリーチャーしか選ぶことができない。一部だけをつけられるクリーチャーを選び、適正な分だけをつける、ということはできない。 | ||
+ | **つけられるクリーチャーがいない場合、それらのオーラと装備品は(あなたのコントロール下で)何にもつけられていない状態になる。オーラは次の[[状況起因処理]]で([[オーナー]]の)[[墓地に置く|墓地に置かれる]]。 | ||
*オーラや装備品をつける方のクリーチャーは[[対象]]にとらない。 | *オーラや装備品をつける方のクリーチャーは[[対象]]にとらない。 | ||
==参考== | ==参考== | ||
*[[カード個別評価:バトルボンド]] - [[アンコモン]] | *[[カード個別評価:バトルボンド]] - [[アンコモン]] |
2023年8月3日 (木) 12:02時点における最新版
Fumble / 取りこぼし (1)(青)
インスタント
インスタント
クリーチャー1体を対象とし、それをオーナーの手札に戻す。それにつけられていたオーラ(Aura)すべてと装備品(Equipment)すべてのコントロールを得て、その後それらを他のクリーチャー1体につける。
クリーチャー1体をバウンスしつつ、それについていたオーラと装備品を奪うインスタント。
送還/Unsummonの亜種の一つであり、基本的な使い方は同じくテンポ・アドバンテージの獲得を主とする。オーラと装備品を奪うことで、強化に費やしていた分のテンポも併せて獲得でき、ついでに自軍の増強も可能と、上手くハマったときの効果はより大きくなっている。ただし対戦相手がオーラや装備品を使っていないのであれば1マナ重いだけの送還に過ぎないので、その評価は環境に左右されることになる。
リミテッドでは使いやすい軽量バウンス。ブロッカーをどかす、アタッカーを戻して時間を稼ぐ、除去を回避する、ETB能力を使いまわす、と用途が広く、オーラの採用率が高いのも評価を高めている。助力込みで唱えられた重量級クリーチャーを手札に戻すだけでも結構嫌らしい。
- 疑似除去オーラを付けられた自軍のクリーチャーを手札に戻すことで、対戦相手のクリーチャーに疑似除去オーラを押し付けることも可能。リミテッドでも平和な心/Pacifismや閉所恐怖症/Claustrophobiaが使われるので覚えておきたい。
- "Fumble"は「(球技で)球を取り損ねる」「ヘマをする」といった意味を持つ。またテーブルトークRPGでファンブルといえば、行為判定でペナルティを伴うほどの大失敗をする結果を表す用語である。ファンブルで与えられるペナルティの一例として「武器を落としてしまう」ことがよく挙げられ、このカードはその辺りを汲んだデザインと言える。(Wikipedia:ja:行為判定#ファンブル)
[編集] ルール
- 「コントロールを得たオーラと装備品すべてを1体のクリーチャーにつける」のが適正であり、かつ強制である。
- 対戦相手やチームメイトのクリーチャーも選ぶことができる。(装備品は、装備能力の対象が「あなたのクリーチャー」に限られているだけであって、つけること自体にはコントローラーの制限はない。)
- 条件を満たすクリーチャーがいるなら、つけないことを選ぶことはできない。例えば対戦相手のクリーチャーを選ばなくてはいけない場合もありえる。
- すべてを適正につけられるクリーチャーしか選ぶことができない。一部だけをつけられるクリーチャーを選び、適正な分だけをつける、ということはできない。
- つけられるクリーチャーがいない場合、それらのオーラと装備品は(あなたのコントロール下で)何にもつけられていない状態になる。オーラは次の状況起因処理で(オーナーの)墓地に置かれる。
- オーラや装備品をつける方のクリーチャーは対象にとらない。