緑青赤デルバー
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− | さらに[[エルドレインの王権]]からは[[王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns]]を獲得。ライフ[[回復]]、戦力の継続的投入、[[大型クリーチャー]]や致命的な[[アーティファクト]] | + | さらに[[エルドレインの王権]]からは[[王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crowns]]を獲得。ライフ[[回復]]、戦力の継続的投入、[[大型クリーチャー]]や致命的な[[アーティファクト]]の対処さえもこなせるようになった。 |
+ | しかしあまりに強力なデッキとなった結果、レンと六番が5ヶ月で禁止カードに指定されてしまい大きく弱体化した。消滅までは至らず、その後は単体でも類稀なパワーカードであることが発覚した王冠泥棒、オーコを引き続き利用していたが、[[氷雪コントロール|SnowKo]] | ||
+ | などの影響もあり、とうとうオーコも2021年2月15日付けで禁止カードに指定されてしまった。 | ||
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2021年4月4日 (日) 17:30時点における最新版
緑青赤デルバー(RUG Delver)は、秘密を掘り下げる者/Delver of Secretsを中心とする緑青赤のクロック・パーミッションデッキで、Delver-Goの一種。タルキール覇王譚参入後はティムール・デルバー(Temur Delver)と呼ばれることも多い。
目次 |
[編集] 概要
クリーチャー — 人間(Human) ウィザード(Wizard)
あなたのアップキープの開始時に、あなたのライブラリーの一番上にあるカード1枚を見る。あなたはそのカードを公開してもよい。これによりインスタントやソーサリーであるカードが公開されたなら、秘密を掘り下げる者を変身させる。
1/1Insectile Aberration / 昆虫の逸脱者
〔青〕 クリーチャー — 人間(Human) 昆虫(Insect)
飛行
3/2クリーチャー — ルアゴイフ(Lhurgoyf)
タルモゴイフのパワーは、すべての墓地にあるカードのカード・タイプの数に等しく、タフネスはその点数に1を加えた点数に等しい。
*/1+*秘密を掘り下げる者/Delver of Secretsやタルモゴイフ/Tarmogoyfなどの軽量アタッカーを、打ち消しや火力でサポートする。
[編集] レガシー
レガシーでは、以前から存在していたCanadian Thresholdに、秘密を掘り下げる者/Delver of Secretsが自然と組み込まれる形で成立した。従来通りCanadian Thresholdと呼ばれることもあれば、RUG Delverの名で呼ばれることもある。
クリーチャー — マングース(Mongoose)
被覆(このクリーチャーは呪文や能力の対象にならない。)
スレッショルド ― あなたの墓地にカードが7枚以上あるかぎり、敏捷なマングースは+2/+2の修整を受ける。
初期のものは典型的なテンポデッキで、不毛の大地/Wastelandやもみ消し/Stifleによる土地破壊、目くらまし/Dazeや意志の力/Force of Willなどの打ち消しで対戦相手の行動を縛りつつ、敏捷なマングース/Nimble Mongooseやタルモゴイフ/Tarmogoyfといった軽量アタッカーと火力で素早くライフを削り切る。
登場してしばらくはTier1の地位にあったが、ラヴニカへの回帰参入後は、墓地対策と土地破壊対策の両方を兼ねる死儀礼のシャーマン/Deathrite Shamanの登場が逆風となる。そして統率者2013で真の名の宿敵/True-Name Nemesisが登場すると、これをより上手く使える他のデルバーに追い抜かれてしまった。
さらにタルキール覇王譚参入後は、強力なメカニズムである探査と敏捷なマングースのディスシナジーが目立つようになる。また、この頃からティムール・デルバー(Temur Delver)と呼ばれることも多くなった。
師範の占い独楽/Sensei's Divining Topが禁止カードとなった後は死儀礼のシャーマンを中心とするデッキが流行し、苦境に立たされる。その後死儀礼のシャーマンは禁止されるも、復権とまではいかなかった。
このように長年にわたって大きな強化を受けることがなく、根強い人気がありながらもデッキパワーの相対的低下は否めずにいたが、モダンホライゾン参入後は多数の新戦力を獲得し、久々にトップメタの座に返り咲いた。
伝説のプレインズウォーカー — レン(Wrenn)
[+1]:あなたの墓地から土地カード最大1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
[-1]:クリーチャー1体かプレインズウォーカー1体かプレイヤー1人を対象とする。レンと六番はそれに1点のダメージを与える。
[-7]:あなたは「あなたの墓地にありインスタントかソーサリーであるカードは回顧を持つ。」を持つ紋章を得る。
伝説のプレインズウォーカー — オーコ(Oko)
[+2]:食物(Food)トークンを1つ生成する。(それは「(2),(T),このアーティファクトを生け贄に捧げる:あなたは3点のライフを得る。」を持つアーティファクトである。)
[+1]:アーティファクト1つかクリーチャー1体を対象とする。それは能力をすべて失い、基本のパワーとタフネスが3/3の緑の大鹿(Elk)クリーチャーになる。
[-5]:あなたがコントロールしているアーティファクト1つかクリーチャー1体と、対戦相手がコントロールしていてパワーが3以下のクリーチャー1体を対象とし、それらのコントロールを交換する。
最も大きな影響を与えたのはレンと六番/Wrenn and Sixで、不毛の大地を使い回すのはもちろん、フェッチランドを使い回してマナを伸ばすこともできるようになった。これによりテンポデッキから、中長期戦も見据えたデッキに変化したと言える。また、敏捷なマングースに代わってわめき騒ぐマンドリル/Hooting Mandrillsや新戦力の呪詛呑み/Hexdrinkerを採用したタイプが主流となり、スレッショルド持ちがいなくなったことから、Canadian Thresholdと呼ばれることはより一層少なくなった。
さらにエルドレインの王権からは王冠泥棒、オーコ/Oko, Thief of Crownsを獲得。ライフ回復、戦力の継続的投入、大型クリーチャーや致命的なアーティファクトの対処さえもこなせるようになった。
しかしあまりに強力なデッキとなった結果、レンと六番が5ヶ月で禁止カードに指定されてしまい大きく弱体化した。消滅までは至らず、その後は単体でも類稀なパワーカードであることが発覚した王冠泥棒、オーコを引き続き利用していたが、SnowKo などの影響もあり、とうとうオーコも2021年2月15日付けで禁止カードに指定されてしまった。
[編集] サンプルリスト
[編集] 初期型
- 備考
- グランプリアムステルダム11 準優勝(参考)
- 使用者:Ciro Bonaventura
- フォーマット
RUG Delver [1] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- イニストラード参入後の初期のリスト。サイズに優れるクリーチャーへの除去として四肢切断/Dismemberが採用されている。
[編集] タルキール覇王譚後
Temur Delver [2] | |
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- タルキール覇王譚参入後のリスト。強力な探査カードである宝船の巡航/Treasure Cruiseを使うために敏捷なマングース/Nimble Mongooseを外し、代わりに若き紅蓮術士/Young Pyromancerを採用している。当時の青赤デルバーに緑をタッチしたものとも言える。
[編集] アモンケット後
- 備考
- グランプリラスベガス17レガシー ベスト8(参考)
- 使用者:Patrick Tierney
- フォーマット
Temur Delver [3] | |
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- アモンケット参入後(師範の占い独楽/Sensei's Divining Top禁止後)のリスト。真の名の宿敵/True-Name Nemesisが採用されてはいるが、基本的な構成は初期と変わっていない。
[編集] エルドレインの王権後
- 備考
- 北米レガシー選手権19 優勝(参考)
- 使用者:Tom Hertfelder
- フォーマット
- エルドレインの王権参入後(レンと六番/Wrenn and Six禁止前)のリスト。敏捷なマングースに代わってわめき騒ぐマンドリル/Hooting Mandrillsが採用されている。