ボーラスの壊乱者、ドムリ/Domri, Anarch of Bolas
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− | [[リミテッド]] | + | [[リミテッド]]でも優秀。クリーチャーを展開しながら出せれば除去としても全体強化としても働き、ゲームを決め得る。 |
==ルール== | ==ルール== |
2019年5月27日 (月) 23:08時点における版
伝説のプレインズウォーカー — ドムリ(Domri)
あなたがコントロールしているクリーチャーは+1/+0の修整を受ける。
[+1]:(赤)か(緑)を加える。このターン、あなたが唱えるクリーチャー呪文は打ち消されない。
[-2]:あなたがコントロールしているクリーチャー1体と、あなたがコントロールしていないクリーチャー1体を対象とする。その前者はその後者と格闘を行う。
灯争大戦でボーラス側に付いたドムリ。マナ加速能力とクリーチャーを活かすビートダウン向けの能力を持つ。
- 常在型能力
- 自軍に恒久的な+1/+0修整を施す。この色の組み合わせで全体にパワー強化を行えるパーマネントはガイアの頌歌/Gaea's Anthemかやや毛色の違う野生の律動/Rhythm of the Wildぐらいなので珍しい。
- -2能力とのシナジーもありビートダウンを強くサポートする。非力なマナ・クリーチャーのパワーを増やせるので序盤にマナ・クリーチャーを展開するストンピィ戦略では非常に有効。
- +1能力
- 一時的なマナ加速。混沌をもたらす者、ドムリ/Domri, Chaos Bringerに近いが、こちらはクリーチャー呪文が打ち消されないおまけがつく。
- 早めにフィニッシャーを投入できる他、土地枚数が少なくなりやすいデッキの安定性確保としても優秀。
- -2能力
- 自分を含めた異なるプレイヤーのクリーチャー同士で格闘を行わせる。
- 格闘に使うクリーチャーが必要ではあるが、3マナのプレインズウォーカーがクリーチャー除去をできるのは破格。赤緑という色ゆえザル=ターのゴブリン/Zhur-Taa Goblinやグルールの呪文砕き/Gruul Spellbreakerといった質の高いクリーチャーには不足せず、序盤に綺麗に上からの格闘が決まった場合、大きなテンポ・アドバンテージを奪う事が可能。
- 忠誠度が2しかない時に起動すると、能力解決よりも先にこれが墓地に置かれるため、常在型能力によるパワー強化が無くなった状態で格闘を行うことになる。除去に失敗しないように注意。
パワー修整、マナ加速、格闘の3種類の能力はビートダウン戦略に噛み合うものであり、序盤に理想的な展開ができた時に得られるアドバンテージは大きい。戦場に関与しつつフィニッシャーの登場をもサポートするので、流れに乗れば押し切れる強さを持つ。その反面、ボード・アドバンテージを握られた局面では働きづらいため、グルールが誇る優秀なクリーチャーを採用して序盤から戦場の優位性を得たい。登場後の赤緑ビートダウンでは高い採用率を誇っており、環境に多いマナ・クリーチャーに格闘をしかけて一気に機先を制する場面がよくみられる。
リミテッドでも優秀。クリーチャーを展開しながら出せれば除去としても全体強化としても働き、ゲームを決め得る。
ルール
- +1能力
- この能力は忠誠度能力なので、マナ能力ではない。ソーサリー・タイミングでしか起動できず、スタックに置かれ解決を待つ。
- 解決後、このターン中にあなたが唱えるすべてのクリーチャー・呪文が打ち消されなくなる。この能力で生み出されたマナを使用したもののみではない。
関連カード
- ドムリ・ラーデ/Domri Rade
- 混沌をもたらす者、ドムリ/Domri, Chaos Bringer
- 街潰し、ドムリ/Domri, City Smasher
- ボーラスの壊乱者、ドムリ/Domri, Anarch of Bolas
開発秘話
このカードは元々、アンコモンの混成PWサイクルの赤緑であり、格闘を行わせるマイナス能力だけを持っていた。しかしリミテッドで強すぎたことから、レアに格上げされた。
後にすべてのPWは常在型能力か誘発型能力を持つことになり、このカードにはマイナス能力とのシナジーを持つパワー強化能力が追加された。プラス能力はいくつものバージョンが試されたが、最終的に、他の能力同様クリーチャーに関するもので、かつ赤と緑の役割に沿ったものが選ばれた[1]。
ストーリー
ニコル・ボーラス/Nicol Bolasの襲来を文明の終焉と見なし歓迎するドムリ/Domri。だがボーラスにとっては、彼自身も収穫すべきプレインズウォーカーの灯/Planeswalker's Sparkの一つでしかなく……。
詳細はドムリ・ラーデ/Domri Rade (ストーリー)を参照。
脚注
- ↑ War Games/大戦のゲーム(Making Magic 2019年4月22日 Mark Rosewater著)