白緑ビートダウン
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2008年3月30日 (日) 09:24時点における版
基本的にはクリーチャーに特化した色である白と緑によるビートダウンデッキ。 やはり、赤緑に負けないクリーチャー・パフォーマンスの高さが武器。
緑のマナ・クリーチャーや白のウィニークリーチャーから展開し、数とサイズで圧倒する。 デッキの性質上、ビートダウン同士の対決に強い傾向がある。 白も緑も他の色に比べ除去に劣る場合が多く、展開しきれないと押され負ける場合が多い。
目次 |
時のらせんブロック構築
未来予知の参入後、強力なタルモゴイフ/Tarmogoyfをベースにしたビートダウンデッキが登場した。
詳細は緑白ゴイフを参照のこと。
ラヴニカ・ブロック期
ラヴニカ:ギルドの都で緑白のセレズニアギルドが登場すると、制圧の輝き/Glare of Subdualによるボードコントロールを狙ったセレズニア対立が登場した。 詳細はセレズニア対立を参照。
神河ブロック構築
強力な伝説のクリーチャーを主体にしたビート・コントロールデッキ。 緑と青のクリーチャーによるビートダウンに白のサポートを足した構成をとる。
桜族の長老/Sakura-Tribe Elderと木霊の手の内/Kodama's Reachからマナ加速し、曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirrorなどのファッティを高速召喚して殴るのが基本的な動き。
白ウィニーなどの速いウィニーデッキには梅澤の十手/Umezawa's Jitteで除去し、最後の裁き/Final Judgmentで一掃する。
緊急時/Time of Needで状況に応じ必要なクリーチャーをサーチしてくるシルバーバレット戦略も採られる。 また、新レジェンド・ルールを活かして対消滅で相手のクリーチャーを除去する使い方もできる。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアーフィラデルフィア05 ベスト4(参考)
- 使用者:Steven Wolfman
- フォーマット
オデッセイ・ブロック期
この時期は強力なクリーチャーが目白押しであり、このデッキタイプとしては最高クラスのパワーを持つ。
オデッセイの野生の雑種犬/Wild Mongrelや獣群の呼び声/Call of the Herdなどに加え、ジャッジメントが緑白を優遇していたため藪跳ねアヌーリッド/Anurid Brushhopper、幻影のケンタウロス/Phantom Centaur、象の導き/Elephant Guideを獲得。 同時期のスタンダードやオデッセイ・ブロック構築で活躍した。
特にオンスロート以降は貪欲なるベイロス/Ravenous Balothや賛美されし天使/Exalted Angelも追加され、デッキパワーは異常な盛り上がりを見せる。 同時期のステロイドをサイズや貪欲なるベイロス・賛美されし天使によるライフ・アドバンテージで圧倒し、はたまたマッドネスにも栄光/Gloryなどで対抗した。
そんなパワー爆発な反面、めちゃくちゃ大振りなデッキでもあるため、サイカトグ、ウェイク、アストログライドなどのコントロールデッキにことごとく負けてしまう。
- 当時、非常にレアが多いデッキとしても有名だった。「初手7枚中5枚はレアだ」という言もある。
参考までに、下記サンプルレシピではメインデッキ60枚中35枚がレア。
また、デッキ名は区別のためにビーストデッキとされる場合もある。
- 亜種としてマッドネスの活用に特化した白緑マッドネスがある。
- 後期型は生ける願い/Living Wishを3枚以上搭載し、かつ30枚前後かそれ以上のクリーチャーで構成されることが多い。
特に願いはデッキに柔軟性をもたらしたため、必要不可欠なカードとなった。
サンプルレシピ
- 備考
- The Finals02 Best8(参考)
- 使用者:小栗文明
- フォーマット
マスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック
マスクス・ブロック構築同様メロンと呼ばれるタイプが流行。
第7版に変わるまではハルマゲドン/Armageddonを採用したブラストゲドンも存在する。 こちらもブラストゲドンを参照のこと。
マスクス・ブロック構築
非常に強力なブラストダーム/Blastodermを主力としたメロンと呼ばれるタイプ。
もとはリベリオンのミラーマッチ用に緑をタッチしたのが始まりである。 詳細はメロンを参照のこと。
ミラージュ・ブロック構築
緑の優秀なクリーチャーに加え白のサポートカードが登場したことにより、ミラージュ・ブロック構築でも成立する。
リバー・ボア/River Boa、マロー/Maroなどによるビートダウンを中断/Abeyanceや平和な心/Pacifismなどでサポートするのが基本。 税収/Titheはマナ基盤の安定化に加え、マロー/Maroの増強という役割も併せ持つ。
サンプルレシピ
- 備考
- グランプリトロント97 ベスト8(参考)
- 使用者:Michael Turian
- フォーマット
メインデッキ (60) | ||
クリーチャー (25) | ||
2 | 大カマキリ/Giant Mantis | |
4 | ミストムーン・グリフィン/Mistmoon Griffin | |
4 | マロー/Maro | |
4 | 根の壁/Wall of Roots | |
4 | シマクマ/Striped Bears | |
3 | スケイルベインの精鋭/Scalebane's Elite | |
4 | リバー・ボア/River Boa | |
呪文 (13) | ||
2 | 解呪/Disenchant | |
3 | 税収/Tithe | |
4 | 平和な心/Pacifism | |
4 | 中断/Abeyance | |
土地 (22) | ||
12 | 森/Forest | |
6 | 平地/Plains | |
4 | 草原/Grasslands |
初期
クロニクル以前は、アーナム・ジン/Erhnam Djinnとハルマゲドン/Armageddonを主軸にした、いわゆるゲドンタイプ。 古くから存在し、常にメタに挙げられた。
詳しくはアーニーゲドンを参照のこと。
エクステンデッド
エクステンデッドには、ファントム・メナスと呼ばれるデッキが存在する。
アルマジロの外套/Armadillo Cloakを幻影クリーチャーにつけることで対ビートダウンに優位に立つ。 詳細はファントム・メナスを参照のこと。
参考