エルドラージ・ランプ
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− | # | + | '''エルドラージ・ランプ'''(''Eldrazi Ramp'')は、[[マナ加速]]から[[大型クリーチャー|大型]][[エルドラージ]]・[[クリーチャー]]の高速[[召喚]]を狙う[[デッキ]]の総称。 |
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+ | ==概要== | ||
+ | {{#card:Emrakul, the Aeons Torn}} | ||
+ | {{#card:Ulamog, the Ceaseless Hunger}} | ||
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+ | [[エルドラージ覚醒]]において、非常に[[重い]]が強力な3体の[[伝説の]][[エルドラージ]]が登場。[[エルドラージの寺院/Eldrazi Temple]]や[[ウギンの目/Eye of Ugin]]といったエルドラージの[[部族 (俗称)|部族]]サポートの存在もあり、それらを高速で[[唱える|唱えて]][[戦場に出す]][[ランプ]][[デッキ]]が[[ゼンディカー=エルドラージ覚醒・ブロック構築]]や[[スタンダード]]で活躍した。 | ||
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+ | その後[[戦乱のゼンディカー]]でエルドラージが再登場し、同じようなコンセプトのデッキがスタンダードで再び組まれるようになった。 | ||
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+ | ==タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック期== | ||
+ | '''エルドラージ・ランプ'''(''Eldrazi Ramp'')が引き続き存在している。[[赤緑]]で組まれることが多い。 | ||
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+ | {{#card:Kozilek's Return}} | ||
+ | {{#card:World Breaker}} | ||
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+ | 基本的な動きは[[#タルキール覇王譚ブロック+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック期|前環境]]と同じ。[[ジャディの横枝/Jaddi Offshoot]]や[[コジレックの帰還/Kozilek's Return]]で[[対戦相手]]を足止めしつつ、[[ニッサの巡礼/Nissa's Pilgrimage]]や[[爆発的植生/Explosive Vegetation]]で[[マナ加速]]し、[[世界を壊すもの/World Breaker]]や[[絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger]]に繋げる。 | ||
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+ | *[[紅蓮術師のゴーグル/Pyromancer's Goggles]]を採用した'''赤緑ゴーグルランプ'''(''RG Goggles Ramp'')と呼ばれる亜種については[[ゴーグル]]を参照。 | ||
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+ | ===サンプルレシピ=== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[プロツアー「イニストラードを覆う影」]] 第74位、スタンダード部門8-2 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptsoi 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/ptsoi16/# 参考]) | ||
+ | **使用者:[[Marcos Paulo de Jesus Freitas]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[スタンダード]]([[タルキール龍紀伝]]+[[マジック・オリジン]]+[[戦乱のゼンディカー・ブロック]]+[[イニストラードを覆う影]]) | ||
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+ | {{#MagicFactory:df316908}} | ||
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+ | ==タルキール覇王譚ブロック+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック期== | ||
+ | [[戦乱のゼンディカー]]で[[絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger]]などの[[エルドラージ]]と[[無色]][[カード]]のサポートが登場したことにより、[[緑]]系の[[ランプ]][[デッキ]]が[[環境]]に姿を見せるようになった。 | ||
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+ | {{#card:Shrine of the Forsaken Gods}} | ||
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+ | {{#card:Ulamog, the Ceaseless Hunger}} | ||
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+ | [[爆発的植生/Explosive Vegetation]]、[[面晶体の記録庫/Hedron Archive]]、[[見捨てられた神々の神殿/Shrine of the Forsaken Gods]]などで[[マナ加速]]し、ウラモグや[[精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragon]]などの高[[マナ]]域の[[フィニッシャー]]に繋げて[[ゲーム]]を決める。 | ||
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+ | [[デッキカラー]]は様々で、大きく分けて以下の3つのタイプがある。 | ||
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+ | ;緑単 | ||
+ | :マナ加速を重視する[[緑単色デッキ|緑単色]]ないし緑単[[タッチ]]1[[色]]のタイプ。 | ||
+ | :[[爪鳴らしの神秘家/Rattleclaw Mystic]]などの[[マナ・クリーチャー]]、[[ニッサの巡礼/Nissa's Pilgrimage]]や[[荒野の地図作成/Map the Wastes]]などの[[土地]][[サーチ]][[呪文]]で序盤から積極的にマナを伸ばす。 | ||
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+ | ;黒緑 | ||
+ | :[[コントロール (ゲーム用語)|コントロール]]を重視する[[黒緑]]のタイプ。 | ||
+ | :3マナ以下のマナ加速手段はほとんど採用されず、代わりに[[蔑み/Despise]]などの[[手札破壊]]、[[完全無視/Complete Disregard]]や[[衰滅/Languish]]などの[[クリーチャー]][[除去]]で[[対戦相手]]の動きを減速させる。マナ加速と[[ライブラリー操作]]を兼ねる[[地下墓地の選別者/Catacomb Sifter]]もよく使われるパーツ。 | ||
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+ | ;緑青 | ||
+ | :[[水の帳の分離/Part the Waterveil]]を中心に据えた[[緑青]]のタイプ。 | ||
+ | :マナ・クリーチャーや土地サーチ呪文、土地とマナ・クリーチャーを同時に[[アンタップ]]できる[[深海の主、キオーラ/Kiora, Master of the Depths]]でマナ加速し、水の帳の分離で[[追加のターン]]を獲得しつつ更なる高マナ域に繋げる。最後はウラモグや水の帳の分離の[[覚醒]]で勝負を決める。 | ||
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+ | ===緑単=== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **StarCityGames.com Premier IQ on 10/25/2015 優勝 ([http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=94144 参考]) | ||
+ | **使用者:[[Joshua Dickerson]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[スタンダード]]([[タルキール覇王譚ブロック]]+[[マジック・オリジン]]+[[戦乱のゼンディカー]]) | ||
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+ | {{#MagicFactory:df315061}} | ||
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+ | *緑単色のタイプ。 | ||
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+ | ===赤緑=== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[グランプリケベックシティ15]] ベスト4 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpqc15 参考]) | ||
+ | **使用者:[[Jake Mondello]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[スタンダード]]([[タルキール覇王譚ブロック]]+[[マジック・オリジン]]+[[戦乱のゼンディカー]]) | ||
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+ | {{#MagicFactory:df315029}} | ||
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+ | *緑単タッチ[[赤]]のタイプ。赤のカードは強力な高マナ域クリーチャーの[[龍王アタルカ/Dragonlord Atarka]]および[[サイドボード]]の[[火力]]となっている。また序盤を支える[[ブロッカー]]として、土地サーチとの[[シナジー]]を持つ[[ジャディの横枝/Jaddi Offshoot]]、荒野の地図作成の[[鼓舞]]とのシナジーを持つ[[搭載歩行機械/Hangarback Walker]]が採用されている。 | ||
+ | *公式記事Daily Deck([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/daily-deck/standard-eldrazi-green-2015-10-30 参考]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/dd/0015973/# 翻訳])も参照。 | ||
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+ | ===黒緑=== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[プロツアー「戦乱のゼンディカー」]] 第159位、スタンダード部門7-3 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/ptbfz 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/ptbfz15/# 参考]) | ||
+ | **使用者:[[Victoriano Lim]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[スタンダード]]([[タルキール覇王譚ブロック]]+[[マジック・オリジン]]+[[戦乱のゼンディカー]]) | ||
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+ | {{#MagicFactory:df314953}} | ||
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+ | *黒緑のタイプ。 | ||
+ | *公式記事Daily Deck([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/daily-deck/standard-black-green-eldrazi-ramp-2015-10-27 参考]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/dd/0015959/# 翻訳])も参照。 | ||
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+ | ===緑青=== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[グランプリ神戸15]] ベスト8 ([http://magic.wizards.com/en/events/coverage/gpkob15 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/gpkob15/# 参考]) | ||
+ | **使用者:[[Pavel Matousek]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[スタンダード]]([[タルキール覇王譚ブロック]]+[[マジック・オリジン]]+[[戦乱のゼンディカー]]) | ||
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+ | {{#MagicFactory:df315515}} | ||
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+ | *緑青のタイプ。 | ||
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+ | ==ゼンディカー・ブロック期== | ||
+ | [[基本セット2011]]で[[原始のタイタン/Primeval Titan]]が登場したことで、[[スタンダード]]でも成立するようになった。基本的に[[緑単色デッキ|緑単色]]で組まれる。 | ||
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+ | {{#card:Eldrazi Temple}} | ||
+ | {{#card:Primeval Titan}} | ||
+ | {{#card:Ulamog, the Infinite Gyre}} | ||
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+ | [[探検/Explore]]や[[永遠溢れの杯/Everflowing Chalice]]で6[[マナ]]域まで[[マナ加速]]し、原始のタイタンから[[エルドラージの寺院/Eldrazi Temple]]と[[ウギンの目/Eye of Ugin]]を[[サーチ]]することで、10~15マナ域までマナ加速するとともに[[伝説の]][[エルドラージ]]をサーチして[[戦場に出す]]。 | ||
+ | |||
+ | 当初は[[全ては塵/All Is Dust]]を採用したものが主流だったが、[[全体除去]]を捨て、[[ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeaker]]経由で「3[[ターン]]目原始のタイタン」を狙う構成に変化したことで[[環境]]終盤に台頭。[[ローテーション]]後もほとんど失うものがなく引き続き活躍を続けたものの、同じ原始のタイタンを中心とした[[ランプ]][[デッキ]]である[[ヴァラクート#スタンダード|赤緑ヴァラクート]]の存在が大きな逆風となり、衰退した。 | ||
+ | |||
+ | *赤緑ヴァラクートと比較すると、あちらが[[土地|ランド]][[ブースト]]でマナ加速して[[土地]]の[[能力]]で[[勝利]]するデッキであるのに対し、こちらはランドブーストと[[マナ・クリーチャー]]でマナ加速してクリーチャーで勝利するデッキであり、クリーチャー[[除去]]などで妨害されやすいという弱点がある。 | ||
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+ | ===初期型=== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[アメリカ選手権10]] ベスト4 ([http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/usnat10/welcome 参考]) | ||
+ | **使用者:[[John Kolos]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[スタンダード]]([[基本セット2010]]+[[基本セット2011]]+[[アラーラの断片ブロック]]+[[ゼンディカー・ブロック]]) | ||
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+ | {{#MagicFactory:df303277}} | ||
+ | |||
+ | *基本セット2011参入直後のもの。 | ||
+ | |||
+ | ===ミラディンの傷跡後=== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[世界選手権10]] ベスト4 ([http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/worlds10/welcome 参考]/[http://archive.mtg-jp.com/eventc/worlds10/# 参考]) | ||
+ | **使用者:[[Love Janse]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[スタンダード]]([[基本セット2011]]+[[ゼンディカー・ブロック]]+[[ミラディンの傷跡]]) | ||
+ | |||
+ | {{#MagicFactory:df303735}} | ||
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+ | *[[ミラディンの傷跡]]参入後(ローテーション直後)のもの。 | ||
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+ | ===基本セット2012後=== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[イギリス選手権11]] 優勝 ([http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gbnat11/welcome 参考]) | ||
+ | **使用者:[[Daniel Royde]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[スタンダード]]([[基本セット2011]]+[[基本セット2012]]+[[ゼンディカー・ブロック]]+[[ミラディンの傷跡ブロック]]) | ||
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+ | {{#MagicFactory:df315047}} | ||
+ | |||
+ | *[[基本セット2012]]参入後のもの。[[獣相のシャーマン/Fauna Shaman]]と[[緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenith]]による[[シルバーバレット]][[ギミック]]が搭載されている。 | ||
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+ | ==ゼンディカー=エルドラージ覚醒・ブロック構築== | ||
+ | [[デッキ]]の発祥は[[ゼンディカー=エルドラージ覚醒・ブロック構築]]。 | ||
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+ | {{#card:Kozilek, Butcher of Truth}} | ||
+ | {{#card:All is Dust}} | ||
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+ | [[草茂る胸壁/Overgrown Battlement]]や[[永遠溢れの杯/Everflowing Chalice]]などから[[マナ加速]]し、[[全ては塵/All Is Dust]]で盤面を[[リセット]]しつつ、[[ウギンの目/Eye of Ugin]]や[[古きものの活性/Ancient Stirrings]]で[[手札に加える|手札に加えた]][[伝説の]][[エルドラージ]]を[[戦場に出す]]のが基本的な動き。3種のエルドラージの中では、最も[[軽い]][[真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truth]]が優先的に採用される傾向にある。 | ||
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+ | 対処しにくい[[大型クリーチャー|巨大クリーチャー]]を高速で[[戦場に出す|戦場に出せる]]ため、[[打ち消す|打ち消し]]を持たない[[コントロール (デッキ)|コントロールデッキ]]には有利だが、防御面が甘く、[[ビートダウン (デッキ)|ビートダウン]]に序盤攻勢をかけられると脆いのが弱点。当初は[[緑単色デッキ|緑単色]]のものが主流だったが、[[プロツアーサンファン10]]ではこの弱点を補うべく[[前兆の壁/Wall of Omens]]や[[ギデオン・ジュラ/Gideon Jura]]を採用した[[緑白]]のものも現れた。 | ||
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+ | ===緑単=== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[プロツアーサンファン10]] 第61位、[[ブロック構築]]8-2 ([http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/ptsj10/welcome 参考]/[http://archive.mtg-jp.com/eventc/ptsanjuan10/# 参考]) | ||
+ | **使用者:[[小室修]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[ゼンディカー=エルドラージ覚醒・ブロック構築]]([[ゼンディカー]]+[[ワールドウェイク]]+[[エルドラージ覚醒]]) | ||
+ | |||
+ | {{#MagicFactory:df310159}} | ||
+ | |||
+ | *緑単色のタイプ。 | ||
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+ | ===緑白=== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **[[プロツアーサンファン10]] ベスト8、[[ブロック構築]]6-3-1 ([http://archive.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/ptsj10/welcome 参考]/[http://archive.mtg-jp.com/eventc/ptsanjuan10/# 参考]) | ||
+ | **使用者:[[大塚高太郎]] | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[ゼンディカー=エルドラージ覚醒・ブロック構築]]([[ゼンディカー]]+[[ワールドウェイク]]+[[エルドラージ覚醒]]) | ||
+ | |||
+ | {{#MagicFactory:df303047}} | ||
+ | |||
+ | *緑白のタイプ。 | ||
+ | *[http://archive.mtg-jp.com/eventc/ptsanjuan10/article/005004/# 使用者による解説]も参照。 | ||
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+ | ==モダン== | ||
+ | {{#card:Urza's Tower}} | ||
+ | {{#card:Expedition Map}} | ||
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+ | [[モダン]]では[[エルドラージの寺院/Eldrazi Temple]]ではなく、[[神座]]や[[ウルザランド]]を使ったタイプが主流である。初期は神座が使われていたが、雲上の座が[[禁止カード|禁止]]されウルザランドに移行した。詳細は[[12post#モダン|12post]]、[[ウルザトロン#モダン|ウルザトロン]]を参照。 | ||
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+ | また、[[戦乱のゼンディカー]]参入後は小型~中型のエルドラージクリーチャーを中心とした'''黒単エルドラージ'''(''Mono Black Eldrazi'')と呼ばれる黒系のビートダウンデッキが登場している。 | ||
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+ | {{#card:Oblivion Sower}} | ||
+ | {{#card:Blight Herder}} | ||
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+ | [[ウギンの目/Eye of Ugin]]や[[エルドラージの寺院/Eldrazi Temple]]に加えてウギンの目からマナが出せるようになる[[ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth]]を採用し、高速でエルドラージクリーチャーを展開する。 | ||
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+ | 採用されるクリーチャーはマナを延ばせる[[コジレックの媒介者/Kozilek's Channeler]]や[[忘却蒔き/Oblivion Sower]]、[[CIP]]能力に優れた[[昇華者]]である[[荒廃を招くもの/Blight Herder]]や[[不毛の地の絞殺者/Wasteland Strangler]]、それ以外には[[絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hunger]]や[[果てしなきもの/Endless One]]など。また、昇華者のために[[大祖始の遺産/Relic of Progenitus]]や[[ボジューカの沼/Bojuka Bog]]といった[[追放]]する手段が採用される。 | ||
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+ | [[黒単色デッキ|黒単]]の他、[[赤]]や[[白]]を[[タッチ]]して軽量[[除去]]や苦手とする[[親和 (デッキ)#モダン|親和]]への対策カードを足したタイプなどが存在する。初期は様々なクリーチャーが試されたが、次第に昇華者を主力としクリーチャーの数を絞ったタイプが主流となっていった。 | ||
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+ | *こちらのコラムも参照[http://www.hareruyamtg.com/article/category/detail/1957#modern その1]、[http://www.hareruyamtg.com/article/category/detail/2018#modern その2]。 | ||
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+ | [[ゲートウォッチの誓い]]参入後は、よりアグロ寄りのタイプが登場した。そちらは[[エルドラージ (デッキ)]]参照。 | ||
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+ | ===黒単=== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **Modern Constructed League on 12/11/2015 5-0 ([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/modern-constructed-league-2015-12-11 参考]) | ||
+ | **使用者:FantasticMrFox | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[モダン]](~[[戦乱のゼンディカー]]) | ||
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+ | {{#MagicFactory:df315743}} | ||
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+ | *追放手段として大祖始の遺産に加えて[[虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbomb]]と[[ひっかき爪/Scrabbling Claws]]まで採用されている。 | ||
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+ | ===タッチ赤=== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **Modern Constructed League on 11/30/2015 5-0 ([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/modern-constructed-league-2015-11-30 参考]) | ||
+ | **使用者:EternallyRamza | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[モダン]](~[[戦乱のゼンディカー]]) | ||
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+ | {{#MagicFactory:df315632}} | ||
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+ | *公式記事Daily Deck([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/daily-deck/modern-black-red-eldrazi-2015-12-11 参考]/[http://mtg-jp.com/reading/translated/dd/0016168/ 翻訳])も参照。 | ||
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+ | ===タッチ白=== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **StarCityGames.com Modern Open on 1/2/2016 第10位 ([http://sales.starcitygames.com//deckdatabase/displaydeck.php?DeckID=97028 参考]) | ||
+ | **使用者:Matthew Dilks | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[モダン]](~[[戦乱のゼンディカー]]) | ||
+ | |||
+ | {{#MagicFactory:df315966}} | ||
+ | |||
+ | ===タッチ青=== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **Modern Constructed League on 12/24/2015 5-0 ([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/modern-constructed-league-2015-12-24 参考]) | ||
+ | **使用者:xthebloodyninex | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[モダン]](~[[戦乱のゼンディカー]]) | ||
+ | |||
+ | {{#MagicFactory:df315883}} | ||
+ | |||
+ | *クリーチャーとして[[希望を溺れさせるもの/Drowner of Hope]]、追放手段として[[悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaver]]が採用されている他、[[サイドボード]]では赤もタッチされている。 | ||
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+ | ===心なき召喚型=== | ||
+ | *備考 | ||
+ | **Modern Constructed League on 01/05/2015 5-0 ([http://magic.wizards.com/en/articles/archive/mtgo-standings/modern-constructed-league-2016-01-05 参考]) | ||
+ | **使用者:beena | ||
+ | *[[フォーマット]] | ||
+ | **[[モダン]](~[[戦乱のゼンディカー]]) | ||
+ | |||
+ | {{#MagicFactory:df315988}} | ||
+ | |||
+ | *追加のコスト軽減として[[心なき召喚/Heartless Summoning]]と[[破滅の伝導者/Conduit of Ruin]]、追加のサーチとして[[ウギンの聖域/Sanctum of Ugin]]と破滅の伝導者を採用し、ウラモグの高速着地を重視したタイプ。 | ||
+ | |||
+ | ==レガシー== | ||
+ | {{#card:Cloudpost}} | ||
+ | {{#card:Crop Rotation}} | ||
+ | |||
+ | [[レガシー]]においても、初期のモダン同様[[神座]]を使ったタイプが主流である。詳細は[[12post#レガシー|12post]]を参照。 | ||
+ | |||
+ | ==参考== | ||
+ | *[[エルドラージ]]([[クリーチャー・タイプ]]) | ||
+ | *[[デッキ集]] | ||
+ | |||
+ | {{DEFAULTSORT:えるとらあし}} | ||
+ | [[Category:黒単色デッキ]] | ||
+ | [[Category:緑単色デッキ]] | ||
+ | [[Category:赤緑デッキ]] | ||
+ | [[Category:緑白デッキ]] | ||
+ | [[Category:黒緑デッキ]] | ||
+ | [[Category:緑青デッキ]] | ||
+ | [[Category:ビートダウンデッキ]] | ||
+ | [[Category:緑単ビートダウンデッキ]] | ||
+ | [[Category:緑単コントロールデッキ]] | ||
+ | [[Category:赤緑コントロールデッキ]] | ||
+ | [[Category:緑白コントロールデッキ]] | ||
+ | [[Category:黒緑コントロールデッキ]] | ||
+ | [[Category:緑青コントロールデッキ]] | ||
+ | [[Category:ゼンディカー=エルドラージ覚醒・ブロック構築デッキ]] | ||
+ | [[Category:ゼンディカー・ブロックを含むスタンダードデッキ]] | ||
+ | [[Category:戦乱のゼンディカー・ブロックを含むスタンダードデッキ]] |
2016年4月29日 (金) 22:46時点における版
エルドラージ・ランプ(Eldrazi Ramp)は、マナ加速から大型エルドラージ・クリーチャーの高速召喚を狙うデッキの総称。
目次 |
概要
伝説のクリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)
この呪文は打ち消されない。
あなたがこの呪文を唱えたとき、このターンに続いて追加の1ターンを行う。
飛行、プロテクション(1色以上の呪文)、滅殺6
引き裂かれし永劫、エムラクールがいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれたとき、オーナーは自分の墓地を自分のライブラリーに加えて切り直す。
伝説のクリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)
あなたがこの呪文を唱えたとき、パーマネント2つを対象とし、それらを追放する。
破壊不能
絶え間ない飢餓、ウラモグが攻撃するたび、防御プレイヤーは自分のライブラリーの一番上から20枚のカードを追放する。
エルドラージ覚醒において、非常に重いが強力な3体の伝説のエルドラージが登場。エルドラージの寺院/Eldrazi Templeやウギンの目/Eye of Uginといったエルドラージの部族サポートの存在もあり、それらを高速で唱えて戦場に出すランプデッキがゼンディカー=エルドラージ覚醒・ブロック構築やスタンダードで活躍した。
その後戦乱のゼンディカーでエルドラージが再登場し、同じようなコンセプトのデッキがスタンダードで再び組まれるようになった。
タルキール龍紀伝+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック+イニストラードを覆う影ブロック期
エルドラージ・ランプ(Eldrazi Ramp)が引き続き存在している。赤緑で組まれることが多い。
インスタント
欠色(このカードは無色である。)
コジレックの帰還は各クリーチャーにそれぞれ2点のダメージを与える。
あなたがマナ総量が7以上のエルドラージ(Eldrazi)・クリーチャー呪文を1つ唱えるたび、あなたはあなたの墓地からコジレックの帰還を追放してもよい。そうしたなら、コジレックの帰還は各クリーチャーにそれぞれ5点のダメージを与える。
クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)
欠色(このカードは無色である。)
あなたがこの呪文を唱えたとき、アーティファクト1つかエンチャント1つか土地1つを対象とし、それを追放する。
到達
(2)(◇),土地を1つ生け贄に捧げる:あなたの墓地から世界を壊すものをあなたの手札に戻す。((◇)は無色マナを表す。)
基本的な動きは前環境と同じ。ジャディの横枝/Jaddi Offshootやコジレックの帰還/Kozilek's Returnで対戦相手を足止めしつつ、ニッサの巡礼/Nissa's Pilgrimageや爆発的植生/Explosive Vegetationでマナ加速し、世界を壊すもの/World Breakerや絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hungerに繋げる。
- 紅蓮術師のゴーグル/Pyromancer's Gogglesを採用した赤緑ゴーグルランプ(RG Goggles Ramp)と呼ばれる亜種についてはゴーグルを参照。
サンプルレシピ
- 備考
- プロツアー「イニストラードを覆う影」 第74位、スタンダード部門8-2 (参考/参考)
- 使用者:Marcos Paulo de Jesus Freitas
- フォーマット
タルキール覇王譚ブロック+マジック・オリジン+戦乱のゼンディカー・ブロック期
戦乱のゼンディカーで絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hungerなどのエルドラージと無色カードのサポートが登場したことにより、緑系のランプデッキが環境に姿を見せるようになった。
土地
(T):(◇)を加える。
(T):(◇)(◇)を加える。このマナは、無色の呪文を唱えるためにのみ使用できる。あなたが7つ以上の土地をコントロールしているときにのみ起動できる。
ソーサリー
あなたのライブラリーから基本土地カードを最大2枚まで探し、それらをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
伝説のクリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)
あなたがこの呪文を唱えたとき、パーマネント2つを対象とし、それらを追放する。
破壊不能
絶え間ない飢餓、ウラモグが攻撃するたび、防御プレイヤーは自分のライブラリーの一番上から20枚のカードを追放する。
爆発的植生/Explosive Vegetation、面晶体の記録庫/Hedron Archive、見捨てられた神々の神殿/Shrine of the Forsaken Godsなどでマナ加速し、ウラモグや精霊龍、ウギン/Ugin, the Spirit Dragonなどの高マナ域のフィニッシャーに繋げてゲームを決める。
デッキカラーは様々で、大きく分けて以下の3つのタイプがある。
- 緑単
- マナ加速を重視する緑単色ないし緑単タッチ1色のタイプ。
- 爪鳴らしの神秘家/Rattleclaw Mysticなどのマナ・クリーチャー、ニッサの巡礼/Nissa's Pilgrimageや荒野の地図作成/Map the Wastesなどの土地サーチ呪文で序盤から積極的にマナを伸ばす。
- 黒緑
- コントロールを重視する黒緑のタイプ。
- 3マナ以下のマナ加速手段はほとんど採用されず、代わりに蔑み/Despiseなどの手札破壊、完全無視/Complete Disregardや衰滅/Languishなどのクリーチャー除去で対戦相手の動きを減速させる。マナ加速とライブラリー操作を兼ねる地下墓地の選別者/Catacomb Sifterもよく使われるパーツ。
- 緑青
- 水の帳の分離/Part the Waterveilを中心に据えた緑青のタイプ。
- マナ・クリーチャーや土地サーチ呪文、土地とマナ・クリーチャーを同時にアンタップできる深海の主、キオーラ/Kiora, Master of the Depthsでマナ加速し、水の帳の分離で追加のターンを獲得しつつ更なる高マナ域に繋げる。最後はウラモグや水の帳の分離の覚醒で勝負を決める。
緑単
- 備考
- StarCityGames.com Premier IQ on 10/25/2015 優勝 (参考)
- 使用者:Joshua Dickerson
- フォーマット
Mono Green Eldrazi [2] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 緑単色のタイプ。
赤緑
- 備考
- グランプリケベックシティ15 ベスト4 (参考)
- 使用者:Jake Mondello
- フォーマット
Gr Eldrazi [3] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 緑単タッチ赤のタイプ。赤のカードは強力な高マナ域クリーチャーの龍王アタルカ/Dragonlord Atarkaおよびサイドボードの火力となっている。また序盤を支えるブロッカーとして、土地サーチとのシナジーを持つジャディの横枝/Jaddi Offshoot、荒野の地図作成の鼓舞とのシナジーを持つ搭載歩行機械/Hangarback Walkerが採用されている。
- 公式記事Daily Deck(参考/翻訳)も参照。
黒緑
- 備考
- プロツアー「戦乱のゼンディカー」 第159位、スタンダード部門7-3 (参考/参考)
- 使用者:Victoriano Lim
- フォーマット
BG Eldrazi [4] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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緑青
- 備考
- グランプリ神戸15 ベスト8 (参考/参考)
- 使用者:Pavel Matousek
- フォーマット
GU Eldrazi [5] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 緑青のタイプ。
ゼンディカー・ブロック期
基本セット2011で原始のタイタン/Primeval Titanが登場したことで、スタンダードでも成立するようになった。基本的に緑単色で組まれる。
土地
(T):(◇)を加える。
(T):(◇)(◇)を加える。このマナは、無色のエルドラージ(Eldrazi)呪文を唱えるためか、無色のエルドラージの能力を起動するためにのみ支払える。
クリーチャー — 巨人(Giant)
トランプル
原始のタイタンが戦場に出るか攻撃するたび、あなたは「あなたのライブラリーから土地カードを最大2枚まで探し、それらをタップ状態で戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。」を選んでもよい。
伝説のクリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)
あなたがこの呪文を唱えたとき、パーマネント1つを対象とし、それを破壊する。
破壊不能
滅殺4(このクリーチャーが攻撃するたび、防御プレイヤーはパーマネントを4つ生け贄に捧げる。)
無限に廻るもの、ウラモグがいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれたとき、オーナーは自分の墓地を自分のライブラリーに加えて切り直す。
探検/Exploreや永遠溢れの杯/Everflowing Chaliceで6マナ域までマナ加速し、原始のタイタンからエルドラージの寺院/Eldrazi Templeとウギンの目/Eye of Uginをサーチすることで、10~15マナ域までマナ加速するとともに伝説のエルドラージをサーチして戦場に出す。
当初は全ては塵/All Is Dustを採用したものが主流だったが、全体除去を捨て、ジョラーガの樹語り/Joraga Treespeaker経由で「3ターン目原始のタイタン」を狙う構成に変化したことで環境終盤に台頭。ローテーション後もほとんど失うものがなく引き続き活躍を続けたものの、同じ原始のタイタンを中心としたランプデッキである赤緑ヴァラクートの存在が大きな逆風となり、衰退した。
- 赤緑ヴァラクートと比較すると、あちらがランドブーストでマナ加速して土地の能力で勝利するデッキであるのに対し、こちらはランドブーストとマナ・クリーチャーでマナ加速してクリーチャーで勝利するデッキであり、クリーチャー除去などで妨害されやすいという弱点がある。
初期型
- 備考
- アメリカ選手権10 ベスト4 (参考)
- 使用者:John Kolos
- フォーマット
Eldrazi Ramp [6] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 基本セット2011参入直後のもの。
ミラディンの傷跡後
- 備考
- 世界選手権10 ベスト4 (参考/参考)
- 使用者:Love Janse
- フォーマット
Eldrazi Ramp [7] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- ミラディンの傷跡参入後(ローテーション直後)のもの。
基本セット2012後
- 備考
- イギリス選手権11 優勝 (参考)
- 使用者:Daniel Royde
- フォーマット
Mono-Green Eldrazi [8] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 基本セット2012参入後のもの。獣相のシャーマン/Fauna Shamanと緑の太陽の頂点/Green Sun's Zenithによるシルバーバレットギミックが搭載されている。
ゼンディカー=エルドラージ覚醒・ブロック構築
デッキの発祥はゼンディカー=エルドラージ覚醒・ブロック構築。
伝説のクリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)
あなたがこの呪文を唱えたとき、カードを4枚引く。
滅殺4(このクリーチャーが攻撃するたび、防御プレイヤーはパーマネントを4つ生け贄に捧げる。)
真実の解体者、コジレックがいずれかの領域からいずれかの墓地に置かれたとき、オーナーは自分の墓地を自分のライブラリーに加えて切り直す。
草茂る胸壁/Overgrown Battlementや永遠溢れの杯/Everflowing Chaliceなどからマナ加速し、全ては塵/All Is Dustで盤面をリセットしつつ、ウギンの目/Eye of Uginや古きものの活性/Ancient Stirringsで手札に加えた伝説のエルドラージを戦場に出すのが基本的な動き。3種のエルドラージの中では、最も軽い真実の解体者、コジレック/Kozilek, Butcher of Truthが優先的に採用される傾向にある。
対処しにくい巨大クリーチャーを高速で戦場に出せるため、打ち消しを持たないコントロールデッキには有利だが、防御面が甘く、ビートダウンに序盤攻勢をかけられると脆いのが弱点。当初は緑単色のものが主流だったが、プロツアーサンファン10ではこの弱点を補うべく前兆の壁/Wall of Omensやギデオン・ジュラ/Gideon Juraを採用した緑白のものも現れた。
緑単
Shu Komuro, 24 points [9] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 緑単色のタイプ。
緑白
WG Eldrazi [10] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 緑白のタイプ。
- 使用者による解説も参照。
モダン
土地 — (Urza’s) 塔(Tower)
(T):(◇)を加える。あなたがウルザの(Urza's)・鉱山(Mine)とウルザの・魔力炉(Power-Plant)をコントロールしているなら、代わりに(◇)(◇)(◇)を加える。
アーティファクト
(2),(T),探検の地図を生け贄に捧げる:あなたのライブラリーから土地カードを1枚探し、それを公開してあなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。
モダンではエルドラージの寺院/Eldrazi Templeではなく、神座やウルザランドを使ったタイプが主流である。初期は神座が使われていたが、雲上の座が禁止されウルザランドに移行した。詳細は12post、ウルザトロンを参照。
また、戦乱のゼンディカー参入後は小型~中型のエルドラージクリーチャーを中心とした黒単エルドラージ(Mono Black Eldrazi)と呼ばれる黒系のビートダウンデッキが登場している。
クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi)
あなたがこの呪文を唱えたとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上から4枚のカードを追放する。その後、あなたは追放領域からそのプレイヤーがオーナーである土地カードを、望む枚数あなたのコントロール下で戦場に出してもよい。
5/8クリーチャー — エルドラージ(Eldrazi) 昇華者(Processor)
あなたがこの呪文を唱えたとき、あなたは追放領域からあなたの対戦相手がオーナーであるカードを2枚、それらのオーナーの墓地に置いてもよい。そうしたなら、無色の1/1のエルドラージ(Eldrazi)・末裔(Scion)クリーチャー・トークンを3体生成する。それらは「このクリーチャーを生け贄に捧げる:(◇)を加える。」を持つ。
4/5ウギンの目/Eye of Uginやエルドラージの寺院/Eldrazi Templeに加えてウギンの目からマナが出せるようになるヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmothを採用し、高速でエルドラージクリーチャーを展開する。
採用されるクリーチャーはマナを延ばせるコジレックの媒介者/Kozilek's Channelerや忘却蒔き/Oblivion Sower、CIP能力に優れた昇華者である荒廃を招くもの/Blight Herderや不毛の地の絞殺者/Wasteland Strangler、それ以外には絶え間ない飢餓、ウラモグ/Ulamog, the Ceaseless Hungerや果てしなきもの/Endless Oneなど。また、昇華者のために大祖始の遺産/Relic of Progenitusやボジューカの沼/Bojuka Bogといった追放する手段が採用される。
黒単の他、赤や白をタッチして軽量除去や苦手とする親和への対策カードを足したタイプなどが存在する。初期は様々なクリーチャーが試されたが、次第に昇華者を主力としクリーチャーの数を絞ったタイプが主流となっていった。
ゲートウォッチの誓い参入後は、よりアグロ寄りのタイプが登場した。そちらはエルドラージ (デッキ)参照。
黒単
Mono Black Eldrazi(Modern) [11] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 追放手段として大祖始の遺産に加えて虚無の呪文爆弾/Nihil Spellbombとひっかき爪/Scrabbling Clawsまで採用されている。
タッチ赤
BR Eldrazi(Modern) [12] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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タッチ白
BW Eldrazi(Modern) [13] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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タッチ青
BUr Eldrazi(Modern) [14] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- クリーチャーとして希望を溺れさせるもの/Drowner of Hope、追放手段として悪夢の織り手、アショク/Ashiok, Nightmare Weaverが採用されている他、サイドボードでは赤もタッチされている。
心なき召喚型
Mono Black Heartless Eldrazi(Modern) [15] | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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- 追加のコスト軽減として心なき召喚/Heartless Summoningと破滅の伝導者/Conduit of Ruin、追加のサーチとしてウギンの聖域/Sanctum of Uginと破滅の伝導者を採用し、ウラモグの高速着地を重視したタイプ。
レガシー
インスタント
この呪文を唱えるための追加コストとして、土地を1つ生け贄に捧げる。
あなたのライブラリーから土地カードを1枚探し、そのカードを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
レガシーにおいても、初期のモダン同様神座を使ったタイプが主流である。詳細は12postを参照。