黒赤ビートダウン

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*どちらの色のビートダウンデッキも基本戦術が似ているので、黒(または赤)のビートダウンデッキが基本戦術をそのままに、[[デッキパワー]]を底上げするためにもう一方の色を[[タッチ]]するだけの場合も多い。
 
*どちらの色のビートダウンデッキも基本戦術が似ているので、黒(または赤)のビートダウンデッキが基本戦術をそのままに、[[デッキパワー]]を底上げするためにもう一方の色を[[タッチ]]するだけの場合も多い。
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==ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期==
 
==ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期==
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*備考
 
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**[[グランプリサンティアゴ13]] 優勝 ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpsnt13/welcome 参考])
 
**[[グランプリサンティアゴ13]] 優勝 ([http://www.wizards.com/magic/magazine/article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/gpsnt13/welcome 参考])
**使用者:[[Luis Navas]]]
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**使用者:[[Luis Navas]]
 
*[[フォーマット]]
 
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**[[スタンダード]]([[基本セット2014]]+[[ラヴニカへの回帰ブロック]]+[[テーロス]])
 
**[[スタンダード]]([[基本セット2014]]+[[ラヴニカへの回帰ブロック]]+[[テーロス]])

2015年8月10日 (月) 15:06時点における版

黒赤ビートダウン(BR Beatdown)は、クリーチャー除去手札破壊を得意とすると、除去兼直接ダメージである火力を持ったの組み合わせによるビートダウンデッキ

目次

概要

クリーチャーの直接除去が可能なため赤単色デッキに比べてファッティに強く、黒単色にはない火力という効率的な直接ダメージソースを持つ。

黒や赤が多く有する前のめりなクリーチャーを集めた超速攻ウィニーだけでなく、除去や手札破壊、さらには土地破壊によりビートダウンながらコントロール力の高いビート・コントロールまで、幅広いタイプのビートダウンデッキを作ることができる。ただしそれほど柔軟性の高い色の組み合わせではないので、アグロなら極端な攻撃偏重にしたり、ビート・コントロールならばメタゲームに合わせたコントロール要素を重点的に採用したりと、何らかに特化したデッキ構成となることが多い。

デッキの特性は上記のように様々だが、黒・赤ともに対処のしにくいプロテクションエンチャントは苦手とすることが多い。ある程度対策が進むと、この手のカード1枚に逆転、封殺されることもしばしば起こる。

  • どちらの色のビートダウンデッキも基本戦術が似ているので、黒(または赤)のビートダウンデッキが基本戦術をそのままに、デッキパワーを底上げするためにもう一方の色をタッチするだけの場合も多い。

テーロス・ブロック+タルキール覇王譚ブロック期

タルキール龍紀伝の参入後、ドラゴン部族シナジーを利用した黒赤ドラゴン(BR Dragons)と呼ばれるデッキが登場した。



ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemasterなどのアタッカー手札破壊単体除去火力でサポートしながら戦う。特に雷破の執政/Thunderbreak Regent嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragonなどの優秀なドラゴンの存在により、龍詞の咆哮/Draconic Roar忌呪の発動/Foul-Tongue Invocationといった「ドラゴン・ボーナス」カードを活かしやすい構成になっている。

構成のよく似たマルドゥドラゴンと比較すると、はじける破滅/Crackling Doomなどののカードを採用できない点では劣るものの、マナ基盤の安定性ではこちらが上。

サンプルレシピ

BR Dragons [1]
土地 (25)
4 血染めのぬかるみ/Bloodstained Mire
2 精霊龍の安息地/Haven of the Spirit Dragon
5 沼/Swamp
6 山/Mountain
1 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ/Urborg, Tomb of Yawgmoth
4 悪意の神殿/Temple of Malice
3 血溜まりの洞窟/Bloodfell Caves
クリーチャー (16)
3 搭載歩行機械/Hangarback Walker
4 雷破の執政/Thunderbreak Regent
4 ゴブリンの熟練扇動者/Goblin Rabblemaster
4 嵐の息吹のドラゴン/Stormbreath Dragon
1 嵐の憤怒、コラガン/Kolaghan, the Storm's Fury
呪文 (19)
3 思考囲い/Thoughtseize
2 英雄の破滅/Hero's Downfall
1 残忍な切断/Murderous Cut
2 マグマのしぶき/Magma Spray
3 龍詞の咆哮/Draconic Roar
4 胆汁病/Bile Blight
2 コラガンの命令/Kolaghan's Command
2 前哨地の包囲/Outpost Siege
サイドボード (15)
1 英雄の破滅/Hero's Downfall
1 思考囲い/Thoughtseize
1 紅蓮の達人チャンドラ/Chandra, Pyromaster
1 骨読み/Read the Bones
3 忌呪の発動/Foul-Tongue Invocation
2 強迫/Duress
1 光り葉の選別者/Gilt-Leaf Winnower
1 自傷疵/Self-Inflicted Wound
2 神々の憤怒/Anger of the Gods
2 命運の核心/Crux of Fate


ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期

グランプリサンティアゴ13において、黒赤ウィニータイプのデッキが優勝を果たした。


ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler苛まれし英雄/Tormented Heroラクドスの切り刻み教徒/Rakdos Shred-Freakとげの道化/Spike Jesterなどの軽量クリーチャーで序盤からビートダウンする。序盤の打点を意識して向こう見ずな技術/Madcap Skillsも採用される。

速攻クリーチャーが多いのが特徴的で、さらにラクドスの血魔女、イクサヴァ/Exava, Rakdos Blood Witchモーギスの匪賊/Mogis's Marauderなどで速攻を持たないクリーチャーにも速攻を付与できる。

サンプルレシピ

Rakdos [2]
土地 (22)
4 血の墓所/Blood Crypt
8 山/Mountain
10 沼/Swamp
クリーチャー (28)
4 ラクドスの血魔女、イクサヴァ/Exava, Rakdos Blood Witch
4 モーギスの匪賊/Mogis's Marauder
4 ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler
4 ラクドスの切り刻み教徒/Rakdos Shred-Freak
4 とげの道化/Spike Jester
1 快楽殺人の暗殺者/Thrill-Kill Assassin
4 苛まれし英雄/Tormented Hero
3 ザスリッドの屍術師/Xathrid Necromancer
呪文 (10)
2 破滅の刃/Doom Blade
4 稲妻の一撃/Lightning Strike
4 向こう見ずな技術/Madcap Skills
サイドボード (15)
2 燃え立つ大地/Burning Earth
2 戦慄掘り/Dreadbore
2 死者の神、エレボス/Erebos, God of the Dead
2 ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars
1 ラクドスのギルド門/Rakdos Guildgate
4 思考囲い/Thoughtseize
2 エレボスの鞭/Whip of Erebos


イニストラード・ブロック+ラヴニカへの回帰ブロック期

前環境に引き続き、黒赤ゾンビ(BR Zombies)が活躍する。その中でも特にラクドスミッドレンジと呼ばれるタイプは一時トップメタの地位にあった。



詳細はゾンビ (デッキ)およびラクドスミッドレンジを参照。

また、ゾンビ部族シナジーに頼らないタイプの黒赤ビートダウンも存在している。



構成は同環境赤単に近く、タッチされたことでメインデッキファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat悪名の騎士/Knight of Infamyを、サイドボード手札破壊単体除去を取れるようになっている。黒赤ゾンビとは共通するパーツも多いが、あちらがゲラルフの伝書使/Geralf's Messengerなどの存在から黒中心の土地配分になるのに対し、こちらは灰の盲信者/Ash Zealotなどの存在から中心の土地配分となる。

サンプルレシピ

RB [3]
土地 (24)
8 山/Mountain
4 血の墓所/Blood Crypt
4 魂の洞窟/Cavern of Souls
4 竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit
3 戦の大聖堂/Cathedral of War
1 沼/Swamp
クリーチャー (26)
4 灰の盲信者/Ash Zealot
4 ラクドスの哄笑者/Rakdos Cackler
4 流城の貴族/Stromkirk Noble
4 悪名の騎士/Knight of Infamy
4 ファルケンラスの貴種/Falkenrath Aristocrat
3 地獄乗り/Hellrider
3 雷口のヘルカイト/Thundermaw Hellkite
呪文 (10)
4 火柱/Pillar of Flame
2 忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned
4 灼熱の槍/Searing Spear
サイドボード (15)
2 悲劇的な過ち/Tragic Slip
1 脳食願望/Appetite for Brains
1 忌むべき者のかがり火/Bonfire of the Damned
1 戦慄掘り/Dreadbore
1 強迫/Duress
2 トーモッドの墓所/Tormod's Crypt
2 滅殺の火/Annihilating Fire
2 ミジウムの迫撃砲/Mizzium Mortars
2 火山の力/Volcanic Strength
1 究極の価格/Ultimate Price


  • 赤単タッチ黒のタイプ。

ミラディンの傷跡ブロック+イニストラード・ブロック期

を中心としたゾンビデッキの一種として、タッチしたタイプが存在する。



詳細はゾンビデッキを参照。

ゼンディカー・ブロック+ミラディンの傷跡ブロック期

吸血鬼デッキをベースに火力を加えたデッキが登場した。



詳細は吸血鬼を参照のこと。

アラーラの断片ブロック+ゼンディカー・ブロック期

環境スライタッチした構成で組まれる。



メタゲームの中心にあるジャンドを意識して、速度を高められており、ボール・ライトニング/Ball Lightningを筆頭とする歩く火力を多めに採用することで高速で対戦相手ライフ削ることができる。

タッチカラーの黒からは荒廃稲妻/Blightningが採用され、本体火力+手札破壊により対コントロールに優位に立つ。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
土地 (24)
4 乾燥台地/Arid Mesa
4 竜髑髏の山頂/Dragonskull Summit
4 溶岩爪の辺境/Lavaclaw Reaches
8 山/Mountain
4 沸騰する小湖/Scalding Tarn
クリーチャー (16)
4 ボール・ライトニング/Ball Lightning
4 ゴブリンの先達/Goblin Guide
4 地獄の雷/Hell's Thunder
4 地獄火花の精霊/Hellspark Elemental
インスタント・ソーサリー (20)
4 荒廃稲妻/Blightning
3 噴出の稲妻/Burst Lightning
3 地震/Earthquake
4 稲妻/Lightning Bolt
2 消しえる火/Quenchable Fire
4 焼尽の猛火/Searing Blaze
サイドボード
4 死の印/Deathmark
2 破滅の刃/Doom Blade
4 ゴブリンの廃墟飛ばし/Goblin Ruinblaster
3 魔力のとげ/Manabarbs
2 消しえる火/Quenchable Fire

ローウィン=シャドウムーア・ブロック+アラーラの断片ブロック期

環境スライをベースにを追加した、赤黒ブライトニングと呼ばれるビートダウンデッキが登場した。



詳細は赤黒ブライトニングを参照のこと。

時のらせんブロック+ローウィン=シャドウムーア・ブロック期

モグの戦争司令官/Mogg War Marshal苦花/Bitterblossomのようなトークンを生成するカードと、ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk大いなるガルガドン/Greater Gargadonのようなトークンを活用するカードのシナジーを利用した黒赤トークンが登場。



ローウィン参入直後から存在したデッキタイプであるが、モーニングタイドシャドウムーアが加わるにつれ強力なパーツが追加され、メタゲームの一角を担うまでになった。

詳細は黒赤トークンを参照のこと。

ラヴニカ・ブロック期

ディセンション黒赤ギルド/Guildラクドス教団/The Cult of Rakdosが登場したことにより復活を果たす。



強力なドローエンジンである闇の腹心/Dark Confidantの存在も大きい。

詳細はラクドス・アグロの項目を参照のこと。

オンスロート・ブロック期

同時期のゴブリン総帥の召集/Patriarch's Biddingを足したゴブリン召集が登場。



詳細はゴブリン召集を参照のこと。

マスクス・ブロック+インベイジョン・ブロック期

除去手札破壊に長けたマシーンヘッドが登場。



除去は当時のメタゲームに合致していた上、暗黒の儀式/Dark Ritualも使用可能だったため圧倒的な爆発力を誇る。Tom van de Logt世界選手権01王者につかせるほどの活躍を見せた。

詳細はマシーンヘッドを参照のこと。

テンペスト・ブロック+ウルザ・ブロック期

環境スライに、ファイレクシアの抹殺者/Phyrexian Negatorダウスィーの怪物/Dauthi Horrorなどの軽量クリーチャーを加えたデッキが登場。



サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (16)
4 モグの狂信者/Mogg Fanatic
4 投火師/Fireslinger
4 ダウスィーの怪物/Dauthi Horror
4 ファイレクシアの抹殺者/Phyrexian Negator
呪文 (21)
4 ショック/Shock
4 焚きつけ/Kindle
2 音波の炸裂/Sonic Burst
3 ボガーダンの鎚/Hammer of Bogardan
4 略奪/Pillage
2 ゴブリンの砲撃/Goblin Bombardment
2 呪われた巻物/Cursed Scroll
土地 (23)
9 山/Mountain
6 沼/Swamp
4 硫黄泉/Sulfurous Springs
4 不毛の大地/Wasteland
サイドボード
4 ボトルのノーム/Bottle Gnomes
3 夜の戦慄/Dread of Night
4 急速な衰微/Rapid Decay
2 死の茂み/Brush with Death
2 非業の死/Perish

ミラージュ・ブロック構築

環境スライに、タッチしたブードゥーが登場。



詳細はブードゥーを参照のこと。

アイスエイジ・ブロック+ミラージュ・ブロック期

同時期のスライライフゲイン対策の絶望の荒野/Forsaken Wastesなどのためにタッチしたデッキが登場、絶望スライの名で呼ばれた。



詳細は絶望スライを参照のこと。

エクステンデッド

スカージ参入後のエクステンデッドにも、ゴブリン召集デッキが存在した。



総帥の召集/Patriarch's Biddingの代わりに生ける屍/Living Deathを採用することから、Death Goblin Wishの名で呼ばれる。

レガシー

スーサイドブラッククリーチャー除去兼高速化のために火力を足したRed Deathが登場した。



参考

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