白黒コントロール

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このタイプがよく組まれるようになったのは[[アポカリプス]]参入以後であり、それ以前では対抗色である事もありそれほど頻繁に組まれるタイプではなかった。
 
このタイプがよく組まれるようになったのは[[アポカリプス]]参入以後であり、それ以前では対抗色である事もありそれほど頻繁に組まれるタイプではなかった。
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==ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期==
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[[冒涜の悪魔/Desecration Demon]]や[[幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Council]]などの[[クリーチャー]]を[[単体除去]]と[[手札破壊]]でサポートして戦うのが基本戦略。
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コンセプトの近い[[黒単信心]]と比較すると、[[信心]]を参照する[[カード]]を使いづらくなった代わりに、オブゼダートや[[ヴィズコーパの血男爵/Blood Baron of Vizkopa]]などの強力なカードを採用できるようになっている。また[[パーマネント・カード]]にこだわる必要がないため、[[引く|ドロー]]手段としては[[骨読み/Read the Bones]]が使われることが多い。
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===サンプルレシピ===
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*備考
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**[[プロツアー「テーロス」]] ベスト8 ([http://www.wizards.com/Magic/Magazine/Article.aspx?x=mtg/daily/eventcoverage/ptths13/welcome 参考]/[http://coverage.mtg-jp.com/ptths13/ 参考])
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**使用者:[[Paul Rietzl]]
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*[[フォーマット]]
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**[[スタンダード]]([[基本セット2014]]+[[ラヴニカへの回帰ブロック]]+[[テーロス]])
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{{#magicfactory:df311136}}
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*[[軽い|軽量]]クリーチャーを多めに採用したタイプ。
  
 
==時のらせんブロック期==
 
==時のらせんブロック期==

2013年10月14日 (月) 23:09時点における版

白黒コントロール(WB Control)は、白黒で構成されるコントロールデッキの総称。

目次

概要


Wrath of God / 神の怒り (2)(白)(白)
ソーサリー

すべてのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない。



Terror / 恐怖 (1)(黒)
インスタント

アーティファクトでも黒でもないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。それは再生できない。



Caves of Koilos / コイロスの洞窟
土地

(T):(◇)を加える。
(T):(白)か(黒)を加える。コイロスの洞窟はあなたに1点のダメージを与える。


ともに除去に長けたなので、クリーチャーコントロールを主体としたデッキになることが多い。

純粋な白コントロールに比べると黒の手札破壊軽い除去が使えるため安定性が高まり、黒コントロールに比べると黒単色では対処不可能なアーティファクトエンチャント破壊することができるため柔軟性が高く、また神の怒り/Wrath of Godなどの全体除去も使用できるためアドバンテージ面でも有利である。

その反面、白と黒は対抗色なので強力な多色地形などがないとマナ基盤を整えるのが難しく、を使う場合と違ってカウンターが使えないので小回りがききにくいという弱点がある。

このタイプがよく組まれるようになったのはアポカリプス参入以後であり、それ以前では対抗色である事もありそれほど頻繁に組まれるタイプではなかった。

ラヴニカへの回帰ブロック+テーロス・ブロック期

白黒中速ビート・コントロールが存在する。


Desecration Demon / 冒涜の悪魔 (2)(黒)(黒)
クリーチャー — デーモン(Demon)

飛行
各戦闘の開始時に、いずれの対戦相手もクリーチャーを1体生け贄に捧げてもよい。プレイヤー1人がそうした場合、冒涜の悪魔をタップし、これの上に+1/+1カウンターを1個置く。

6/6


Obzedat, Ghost Council / 幽霊議員オブゼダート (1)(白)(白)(黒)(黒)
伝説のクリーチャー — スピリット(Spirit) アドバイザー(Advisor)

幽霊議員オブゼダートが戦場に出たとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは2点のライフを失い、あなたは2点のライフを得る。
あなたの終了ステップの開始時に、あなたは幽霊議員オブゼダートを追放してもよい。そうした場合、あなたの次のアップキープの開始時に、これをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。これは速攻を得る。

5/5

冒涜の悪魔/Desecration Demon幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Councilなどのクリーチャー単体除去手札破壊でサポートして戦うのが基本戦略。

コンセプトの近い黒単信心と比較すると、信心を参照するカードを使いづらくなった代わりに、オブゼダートやヴィズコーパの血男爵/Blood Baron of Vizkopaなどの強力なカードを採用できるようになっている。またパーマネント・カードにこだわる必要がないため、ドロー手段としては骨読み/Read the Bonesが使われることが多い。

サンプルレシピ

Orzhov Midrange [1]
土地 (26)
4 神無き祭殿/Godless Shrine
1 変わり谷/Mutavault
4 オルゾフのギルド門/Orzhov Guildgate
7 平地/Plains
6 沼/Swamp
4 静寂の神殿/Temple of Silence
クリーチャー (18)
1 ヴィズコーパの血男爵/Blood Baron of Vizkopa
4 冒涜の悪魔/Desecration Demon
3 幽霊議員オブゼダート/Obzedat, Ghost Council
4 管区の隊長/Precinct Captain
2 罪の収集者/Sin Collector
4 万神殿の兵士/Soldier of the Pantheon
呪文 (16)
3 破滅の刃/Doom Blade
4 英雄の破滅/Hero's Downfall
3 骨読み/Read the Bones
4 思考囲い/Thoughtseize
1 エレボスの鞭/Whip of Erebos
1 太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Champion
サイドボード (15)
1 ヴィズコーパの血男爵/Blood Baron of Vizkopa
1 肉貪り/Devour Flesh
1 破滅の刃/Doom Blade
1 太陽の勇者、エルズペス/Elspeth, Sun's Champion
3 鬼斬の聖騎士/Fiendslayer Paladin
1 今わの際/Last Breath
2 生命散らしのゾンビ/Lifebane Zombie
1 ファリカの療法/Pharika's Cure
1 真髄の針/Pithing Needle
2 罪の収集者/Sin Collector
1 地下世界の人脈/Underworld Connections


  • 軽量クリーチャーを多めに採用したタイプ。

時のらせんブロック期

次元の混乱にて、神の怒り/Wrath of God滅び/Damnationとしてタイムシフトスタンダードにて、滅びと神の怒りの両方を投入した「8ラスゴ」型のデッキが登場した。


Wrath of God / 神の怒り (2)(白)(白)
ソーサリー

すべてのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない。



Damnation / 滅び (2)(黒)(黒)
ソーサリー

すべてのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない。


ラヴニカ・ブロックでは屈辱/Mortifyローウィン=シャドウムーア・ブロックでは叫び大口/Shriekmawなどの強力な単体除去もあり、ビートダウンには極めて有利に戦える。その反面、クリーチャー除去に偏った構成のため、コントロールデッキには弱い。

神河ブロック+ラヴニカ・ブロック期

ギルドパクト白黒オルゾフギルドが登場し、屈辱/Mortifyなどのトーナメントレベルのカードが加わったことで、ラヴニカ・ブロック期のスタンダードで脚光を浴びる。第9版でのコイロスの洞窟/Caves of Koilos再録ショックランド神無き祭殿/Godless Shrineの登場も大きい。


Mortify / 屈辱 (1)(白)(黒)
インスタント

クリーチャー1体かエンチャント1つを対象とし、それを破壊する。



Debtors' Knell / 債務者の弔鐘 (4)(白/黒)(白/黒)(白/黒)
エンチャント

((白/黒)は(白)でも(黒)でも支払うことができる。)
あなたのアップキープの開始時に、いずれかの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それをあなたのコントロール下で戦場に出す。


プロツアーホノルル06では、債務者の弔鐘/Debtors' Knell絶望の天使/Angel of Despairなどを使いまわすバージョンを誰がために鐘は鳴る、使用しないタイプを「Bad Religion」と分類した。

神河ブロック構築

神河ブロック構築では、最後の裁き/Final Judgment不快な群れ/Sickening Shoalなどを使ったクリーチャーコントロールを重視したデッキプロツアーフィラデルフィア05にて登場した。


Final Judgment / 最後の裁き (4)(白)(白)
ソーサリー

すべてのクリーチャーを追放する。



Sickening Shoal / 不快な群れ (X)(黒)(黒)
インスタント — 秘儀(Arcane)

あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、あなたの手札にある、マナ総量がXである黒のカード1枚を追放することを選んでもよい。
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは-X/-Xの修整を受ける。



Journeyer's Kite / 旅行者の凧 (2)
アーティファクト

(3),(T):あなたのライブラリーから基本土地カードを1枚探す。それを公開し、あなたの手札に加え、その後ライブラリーを切り直す。


旅行者の凧/Journeyer's Kiteをアドバンテージエンジンに据えるため、凧エンジンコントロールの名で呼ばれる。

オンスロート・ブロック構築

ベジテーションアストログライドなど大型クリーチャー中心のオンスロート・ブロック構築環境で、それらをメタったコントロールデッキも登場した。


Akroma's Vengeance / アクローマの復讐 (4)(白)(白)
ソーサリー

すべてのアーティファクトと、すべてのクリーチャーと、すべてのエンチャントを破壊する。
サイクリング(3)((3),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)



Graveborn Muse / 墓生まれの詩神 (2)(黒)(黒)
クリーチャー — ゾンビ(Zombie) スピリット(Spirit)

あなたのアップキープの開始時に、あなたはカードをX枚引き、あなたはX点のライフを失う。Xは、あなたがコントロールするゾンビ(Zombie)の数である。

3/3

大量の除去で足を止め、アンデッドの剣闘士/Undead Gladiator墓生まれの詩神/Graveborn Museドロー賛美されし天使/Exalted Angel怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrathでフィニッシュする。

その他はアストログライド対策にエンチャント破壊や、ビースト召集などの総帥の召集/Patriarch's Biddingデッキを封殺する墓地対策萎縮した卑劣漢/Withered Wretchが使用される。

サンプルレシピ

メインデッキ (60)
クリーチャー (14)
4 賛美されし天使/Exalted Angel
2 萎縮した卑劣漢/Withered Wretch
2 アンデッドの剣闘士/Undead Gladiator
4 墓生まれの詩神/Graveborn Muse
2 怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath
呪文 (20)
4 アクローマの復讐/Akroma's Vengeance
2 啓蒙/Demystify
3 死の脈動/Death Pulse
3 残酷な蘇生/Cruel Revival
2 頭脳いじり/Head Games
3 燻し/Smother
3 新たな信仰/Renewed Faith
土地 (26)
2 やせた原野/Barren Moor
4 大闘技場/Grand Coliseum
2 邪悪な岩屋/Unholy Grotto
10 沼/Swamp
8 平地/Plains
サイドボード
4 平和な心/Pacifism
2 蔓延/Infest
2 啓蒙/Demystify
3 腐れ肺の再生術師/Rotlung Reanimator
1 残酷な蘇生/Cruel Revival
1 萎縮した卑劣漢/Withered Wretch
2 ダールの奉納者/Daru Sanctifier

オデッセイ・ブロック+オンスロート・ブロック期

スカージ参入後に、スタンダードで、正義の命令/Decree of Justice苦痛の命令/Decree of Painなどのパワーカードを主体とした黒白命令が組まれた。


Decree of Justice / 正義の命令 (X)(X)(2)(白)(白)
ソーサリー

白の4/4の飛行を持つ天使(Angel)クリーチャー・トークンをX体生成する。
サイクリング(2)(白)((2)(白),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
あなたが正義の命令をサイクリングしたとき、あなたは(X)を支払ってもよい。そうした場合、白の1/1の兵士(Soldier)クリーチャー・トークンをX体生成する。



Decree of Pain / 苦痛の命令 (6)(黒)(黒)
ソーサリー

すべてのクリーチャーを破壊する。それらは再生できない。これにより破壊されたクリーチャー1体につき、カードを1枚引く。
サイクリング(3)(黒)(黒)((3)(黒)(黒),このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
あなたが苦痛の命令をサイクリングしたとき、すべてのクリーチャーはターン終了時まで-2/-2の修整を受ける。


インベイジョン・ブロック期

対抗色にフィーチャーしたアポカリプスの登場でこのデッキタイプも注目を集める。対抗色ペインランドコイロスの洞窟/Caves of Koilosによりマナ基盤の安定性が高まり、名誉回復/Vindicateファイレクシアの闘技場/Phyrexian Arenaなどの優秀カードも追加された。


Vindicate / 名誉回復 (1)(白)(黒)
ソーサリー

パーマネント1つを対象とし、それを破壊する。



Phyrexian Arena / ファイレクシアの闘技場 (1)(黒)(黒)
エンチャント

あなたのアップキープの開始時に、あなたはカード1枚を引き、1点のライフを失う。


インベイジョン・ブロック構築ではファイレクシアの闘技場をドローエンジンにしてドレイン呪文ライフをカバーするアリーナドレインが登場。

オデッセイ・ブロック参入後も同環境の黒コントロールを足したものが見られた。

黎明期

解呪/Disenchant剣を鍬に/Swords to Plowsharesといった優秀なボードコントロールと、精神錯乱/Mind Twist土地税/Land Tax等のアドバンテージカード、さらに暗黒の儀式/Dark Ritualによるマナ加速から惑乱の死霊/Hypnotic Specterファッティ等に繋げていく戦略を基盤とした。ハルマゲドン/Armageddon神の怒り/Wrath of Godのどちらか、あるいは両方がデッキによって選択される。

暗黒の儀式からのトリスケリオン/Triskelion動く死体/Animate Deadで使い回すタイプはAnimate Mixというデッキ名が付いていた。

参考

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