太陽拳
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(イニストラード期の説明追加、ラヴニカ期の記述も大幅に編集。) |
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− | + | 原型であるヤマコンとの違いは主にフィニッシャーの選択。ヤマコンがコントロール色の強いフィニッシャー選択であるのに対し太陽拳は絶望の天使/Angel of Despairをはじめとする対クリーチャー性能の高いフィニッシャーを採用している。 | |
− | + | [[大型クリーチャー]]の高速召喚による奇襲性の高さと個々の[[カード]]の[[カードパワー]]の高さ、それらを[[マナ加速]]により早いターンに繰り出せること、そしてデッキの扱い易さなどの利点から、[[ディセンション]]参入以降から活躍をはじめ、[[アメリカ選手権05]]を制して一気に[[メタゲーム]]ののし上がった。(→[[#サンプルレシピ2|*1]])序盤の穴を埋める[[宮廷の軽騎兵/Court Hussar]]の登場も大きい。 | |
− | *[[時のらせん]]での[[蘇生/Resurrection]]の[[再録]]や[[ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite]]の登場を受けて、[[トリコロール]][[色|カラー]]の亜種[[デッキ]]「[[昇竜拳]]」も登場した。 また、[[小悪疫/Smallpox]]を使用するバージョンは特に[[ソーラーポックス]]と呼ばれる。 | + | [[神河ブロック]]退場後も、[[時のらせん]]で新[[フィニッシャー]]の[[怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath]]や強力なリアニメイト呪文の[[戦慄の復活/Dread Return]]などを獲得し、その勢いは止まらなかった。(→[[#サンプルレシピ1|*2]])また、[[時のらせん]]での[[蘇生/Resurrection]]の[[再録]]や[[ボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkite]]の登場を受けて、[[トリコロール#ラヴニカ・ブロック期|トリコロール]][[色|カラー]]の亜種[[デッキ]]「[[昇竜拳]]」も登場した。 また、[[小悪疫/Smallpox]]を使用するバージョンは特に[[ソーラーポックス]]と呼ばれる。 |
− | + | *海外では太陽拳およびこれらのデッキを一まとめにして「'''Solar X'''」と呼ぶ。 | |
+ | *後期にはリアニメイト要素を外した[[グッドスタッフ]]的なデッキも登場した。→[[青白黒コントロール#ラヴニカ・ブロック期|参考]] | ||
− | ==サンプルレシピ1== | + | ===サンプルレシピ1=== |
*備考 | *備考 | ||
**[[The Finals06]] ベスト8([http://mtg.takaratomy.co.jp/tc/finals/2006/index.html 参考]) | **[[The Finals06]] ベスト8([http://mtg.takaratomy.co.jp/tc/finals/2006/index.html 参考]) | ||
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*[[時のらせんブロック]]参入後の後期型。 | *[[時のらせんブロック]]参入後の後期型。 | ||
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*備考 | *備考 | ||
**[[日本選手権06]] ベスト8([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/jpnat06ja/welcome&dcmp=ILC%0D-%0DMTGJPNL 参考]) | **[[日本選手権06]] ベスト8([http://www.wizards.com/default.asp?x=mtgevent/jpnat06ja/welcome&dcmp=ILC%0D-%0DMTGJPNL 参考]) |
2011年11月10日 (木) 18:46時点における版
太陽拳(Solar Flare)は、白青黒三色のリアニメイト系コントロールデッキ。英名からソーラーフレアとも呼ばれる。元来はラヴニカ・ブロック時代のスタンダードに存在したデッキを指していたが、のちにイニストラード・ブロック参入後に同じデッキカラーで同様な動きをするコントロールデッキが登場したことから、こちらもそう呼ばれるようになった。
通常のコントロールと違い、リアニメイト呪文による大型クリーチャーの高速召喚が可能なことが利点となっている。
日本語のデッキ名の由来は、ラヴニカ・ブロック時代のキーカードの絶望の天使/Angel of Despairの俗称より。太陽の拳/Fist of Sunsとはまったく関係ない。
目次 |
イニストラード・ブロック期
イニストラードの参入でフラッシュバック等、強力な墓地活用手段が登場したことで復活を果たす。
インスタント
あなたのライブラリーの一番上から4枚のカードを見る。それらの1枚をあなたの手札に加え、残りをあなたの墓地に置く。
フラッシュバック(6)(黒)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
ソーサリー
あなたの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を対象とし、それを戦場に戻す。
フラッシュバック(3)(白)(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、そのフラッシュバック・コストで唱えてもよい。その後それを追放する。)
カウンターと除去で序盤を凌ぎ、禁忌の錬金術/Forbidden Alchemyでライブラリーを掘り進める。フラッシュバック呪文でアドバンテージを稼ぎ、堀葬の儀式/Unburial Ritesでフィニッシャーをリアニメイトして勝負を決める。
同時に追加のアドバンテージ獲得手段として瞬唱の魔道士/Snapcaster Mageも採用する場合が多い。
サンプルレシピ
ラヴニカ・ブロック期
ラヴニカ・ブロック期のデッキは、ヤマコンからの派生デッキであり、主に絶望の天使/Angel of Despairをリアニメイトすることに特化したものである。
ソーサリー
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーはカードを3枚引き、その後そのプレイヤーは土地カードを1枚捨てないかぎり、カードを2枚捨てる。
クリーチャー — 天使(Angel)
飛行
絶望の天使が戦場に出たとき、パーマネント1つを対象とし、それを破壊する。
ドロー&ディスカードでデッキを掘り進め、各種除去やカウンターで序盤を凌ぐ。土地や印鑑でマナ基盤を整え、ある程度マナが整ったらフィニッシャー(絶望の天使や骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampireなど)をリアニメイトして勝負を決める。クリーチャーデッキには全体除去の神の怒り/Wrath of Godが、コントロールデッキには手札破壊の迫害/Persecuteがそれぞれ効果的であり、それらをマナ加速により早いターンに唱えることができるのも利点である。
原型であるヤマコンとの違いは主にフィニッシャーの選択。ヤマコンがコントロール色の強いフィニッシャー選択であるのに対し太陽拳は絶望の天使/Angel of Despairをはじめとする対クリーチャー性能の高いフィニッシャーを採用している。
大型クリーチャーの高速召喚による奇襲性の高さと個々のカードのカードパワーの高さ、それらをマナ加速により早いターンに繰り出せること、そしてデッキの扱い易さなどの利点から、ディセンション参入以降から活躍をはじめ、アメリカ選手権05を制して一気にメタゲームののし上がった。(→*1)序盤の穴を埋める宮廷の軽騎兵/Court Hussarの登場も大きい。
神河ブロック退場後も、時のらせんで新フィニッシャーの怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrathや強力なリアニメイト呪文の戦慄の復活/Dread Returnなどを獲得し、その勢いは止まらなかった。(→*2)また、時のらせんでの蘇生/Resurrectionの再録やボガーダンのヘルカイト/Bogardan Hellkiteの登場を受けて、トリコロールカラーの亜種デッキ「昇竜拳」も登場した。 また、小悪疫/Smallpoxを使用するバージョンは特にソーラーポックスと呼ばれる。
サンプルレシピ1
メインデッキ (61) | |
---|---|
クリーチャー (8) | |
4 | 絶望の天使/Angel of Despair |
1 | 怒りの天使アクローマ/Akroma, Angel of Wrath |
2 | 骸骨の吸血鬼/Skeletal Vampire |
1 | ザルファーの魔道士、テフェリー/Teferi, Mage of Zhalfir |
インスタント・ソーサリー (22) | |
4 | 強迫的な研究/Compulsive Research |
4 | 差し戻し/Remand |
4 | 酷評/Castigate |
2 | 迫害/Persecute |
2 | 戦慄の復活/Dread Return |
2 | 入念な考慮/Careful Consideration |
4 | 神の怒り/Wrath of God |
エンチャント・アーティファクト (8) | |
4 | ディミーアの印鑑/Dimir Signet |
3 | アゾリウスの印鑑/Azorius Signet |
1 | 信仰の足枷/Faith's Fetters |
土地 (23) | |
3 | 神聖なる泉/Hallowed Fountain |
2 | 神無き祭殿/Godless Shrine |
2 | コイロスの洞窟/Caves of Koilos |
3 | 沼/Swamp |
2 | アダーカー荒原/Adarkar Wastes |
1 | 湿った墓/Watery Grave |
1 | 地底の大河/Underground River |
2 | 平地/Plains |
2 | トロウケアの敷石/Flagstones of Trokair |
1 | ウルザの工廠/Urza's Factory |
1 | オルゾフの聖堂/Orzhov Basilica |
1 | アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery |
1 | ヴェズーヴァ/Vesuva |
1 | 島/Island |
サイドボード | |
3 | 信仰の足枷/Faith's Fetters |
2 | 赤の防御円/Circle of Protection: Red |
2 | 解呪/Disenchant |
1 | 塵への帰結/Return to Dust |
2 | 計略縛り/Trickbind |
2 | 暗黒/Darkness |
3 | 影魔道士の浸透者/Shadowmage Infiltrator |
- 時のらせんブロック参入後の後期型。
サンプルレシピ2
メインデッキ (60) | |
---|---|
クリーチャー (8) | |
2 | アダーカーの戦乙女/Adarkar Valkyrie |
2 | 夜の星、黒瘴/Kokusho, the Evening Star |
1 | 曇り鏡のメロク/Meloku the Clouded Mirror |
3 | 絶望の天使/Angel of Despair |
インスタント・ソーサリー (23) | |
4 | 差し戻し/Remand |
4 | 強迫的な研究/Compulsive Research |
3 | 屈辱/Mortify |
4 | 神の怒り/Wrath of God |
2 | ふるい分け/Sift |
2 | 迫害/Persecute |
1 | 地底街の手中/Clutch of the Undercity |
3 | ゾンビ化/Zombify |
エンチャント・アーティファクト (6) | |
4 | アゾリウスの印鑑/Azorius Signet |
2 | ディミーアの印鑑/Dimir Signet |
土地 (23) | |
1 | 海の中心、御心/Mikokoro, Center of the Sea |
1 | 嘆きの井戸、未練/Miren, the Moaning Well |
1 | 永岩城/Eiganjo Castle |
1 | 地底の大河/Underground River |
2 | コイロスの洞窟/Caves of Koilos |
2 | 湿った墓/Watery Grave |
1 | 水辺の学舎、水面院/Minamo, School at Water's Edge |
1 | 死の溜まる地、死蔵/Shizo, Death's Storehouse |
3 | 神無き祭殿/Godless Shrine |
2 | オルゾフの聖堂/Orzhov Basilica |
2 | アゾリウスの大法官庁/Azorius Chancery |
1 | 島/Island |
2 | 沼/Swamp |
3 | 平地/Plains |
サイドボード | |
3 | 道化の王笏/Jester's Scepter |
4 | 清麻呂の末裔/Descendant of Kiyomaro |
1 | 象牙の仮面/Ivory Mask |
4 | 糾弾/Condemn |
2 | 頭蓋の摘出/Cranial Extraction |
1 | 迫害/Persecute |
- 神河ブロック期のデッキ。
- 宮廷の軽騎兵/Court Hussarが採用されていないのが特徴的な構成となっている。