狂気の祭壇/Altar of Dementia
提供:MTG Wiki
アーティファクト
クリーチャー1体を生け贄に捧げる:プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは、その生け贄に捧げたクリーチャーのパワーに等しい枚数のカードを切削する。
石臼/Millstoneのバリエーション。起動コストにクリーチャーの生け贄が必要になる。
単純に石臼と同じような使い方をする場合、「クリーチャーが必要」という性質がネック。仮に勝利までに40枚削るとすると、合計パワー40のクリーチャーを生け贄にしないといけない計算。それだけ用意できるなら殴ってしまったほうが話が早く、ちぐはぐさが目立つ。
そのため、これでライブラリーアウトを狙うならば、無限ループによる無限生け贄(無限トークンなど)が基本となる。起動にマナなどが必要ないため、無限クリーチャーさえ用意できればよい。同時期には同じように使えるゴブリンの砲撃/Goblin Bombardmentがあったものの、生け贄にパワーが必要な代わりに赤を含まずに使える強みがある。これを使った有名なデッキには玉虫アルターがあり、デッキ名の由来にもなっている。それ以外にダンシング・ドレイクにも使われた他、墓石の階段/Tombstone Stairwellとも相性が良い。
また、自分の墓地を肥やすのにも使える。その際には、生け贄にしたクリーチャーが墓地に行くことも生かせるため、さまざまなギミック・シナジーを盛り込める。モダンホライゾンで再録されてからは、さっそくモダンのブリッジ・ヴァインに投入され活躍している。特に同セットに収録された甦る死滅都市、ホガーク/Hogaak, Arisen Necropolisとの相性は非常に良く、ホガークの探査コストをこのカードの墓地肥やしでまかなうことができ、同時に黄泉からの橋/Bridge from Belowがあれば召集のタネも用意できる。それらのカードが手札や墓地に無くとも、このカードで墓地に送り込むこともできる。さらに大量に並んだゾンビ・トークンを生け贄にして、対戦相手のライブラリーアウトを狙うことで多角的な攻め方ができるため、同デッキを大幅に強化した。
- 生け贄に捧げるクリーチャーのパワーが0では意味がないので、永劫の輪廻/Enduring Renewalとのコンボでは使えなかったが、メムナイト/Memniteの登場でそれも可能となった。
- 戦線維持/Hold the Lineで奇襲的に数十枚削ることも可能。