熊の谷/Bearscape
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2マナと自分の墓地のカード2枚の追放で、灰色熊/Grizzly Bears相当のクリーチャー・トークンを出すエンチャント。
インベイジョン~オデッセイ期のスタンダードにおいて、トリーヴァコントロールのエンドカードとして採用された。パーミッションはその性質上墓地にカードが溜まりやすいため、熊の谷の存在は大きな持久力と攻撃力を与える。
- 同セットには手札2枚をコストに2/2トークンを生み出すゾンビの横行/Zombie Infestationも存在している。そちらはハンド・アドバンテージを失うこともあって、マナ・コストが1マナ軽く、起動コストにマナを必要としない。
- カード名はbear-scapeと区切る。「scape」にあたる部分は日本語版では「谷」と訳されているが、「-scape」は通例「~の風景」と訳す。よく見るとオデッセイ版のイラストには騙し絵のように熊がたくさん描かれている。
- Pride Across the Multiverse版では熊系の男性達がくつろぐイラストとなっている。
[編集] 開発秘話
このカードは元々「Dawn of the Dead」という名前の黒のカードとしてデザインされたものである。2/2トークンも熊ではなくゾンビとなっていた。
セット開発の終わり間際に、R&Dは緑に変更する必要があると決断し、その結果、緑のカードとして世に出ることになった。変更を決めた段階で「Dawn of the Dead」のイラストを既に依頼していたため、そのイラストは次のトーメントの死者の夜明け/Dawn of the Deadに使われることになった[1]。
また、そういった事情から、カード名を決めるのにもひと悶着があった。採用されなかったカード名候補は、ジャッジメントでは灰毛の定め/Grizzly Fateに、オンスロートでは動物の魅了/Animal Magnetismに使われた[2]。
カード名は一時期、ロックバンド「エア・サプライ(Air Supply)」をもじった「Bear Supply(熊の供給)」となっていた。しかし、元ネタを知っているプレイヤーがそれほど多くないと感じたため、現在のカード名に変更されることになった[3]。
[編集] 脚注
- ↑ Bearscape of the Dead(Arcana 2001年1月22日)
- ↑ Bear Supply(Arcana 2002年9月20日) - カード名候補のリスト画像はサイト改編により閲覧不能となっている
- ↑ Token of Appreciation/感謝のトークン(Making Magic 2013年5月27日 Mark Rosewater著) - 邦訳は熊の谷の解説が欠落している