無法の猛竜/Marauding Raptor
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クリーチャー — 恐竜(Dinosaur)
あなたがクリーチャー呪文を唱えるためのコストは(1)少なくなる。
他のクリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、無法の猛竜はそれに2点のダメージを与える。これにより恐竜(Dinosaur)にダメージが与えられたなら、ターン終了時まで、無法の猛竜は+2/+0の修整を受ける。
クリーチャー呪文のマナ・コスト減少能力に加え、戦場に出た味方に襲い掛かり、襲い掛かった相手が恐竜なら自身のパワーを強化する能力を持つ恐竜。
システムクリーチャーでありながらマナレシオに恵まれた優良クリーチャーであるが、後続にダメージを与えてしまうため小型クリーチャーとはディスシナジーが強く、デッキ構築段階で採用するクリーチャー・カードのタフネスに気を遣う必要がある。ダメージを与える効果はイクサラン・ブロックの恐竜がもつ激昂能力に合致し、自身が強化される条件もダメージが恐竜に与えられることであるため、激昂シナジーをメインに据えた恐竜デッキに採用することになるだろう。タフネス3以上・マナカーブに沿う4マナ・恐竜・激昂持ちの全条件を満たす切り裂き顎の猛竜/Ripjaw Raptorとは相性抜群。理想的な展開ができた時は、3ターン目に殴り返しに備える4/5を残してカードを引きつつ4/3で攻撃、と爆発力は高い。
全体的にカードパワーは高いので、恐竜に無理に寄せなくとも一定以上の活躍は見込める。タフネス3のサイズは格闘にも役立つのでボーラスの壊乱者、ドムリ/Domri, Anarch of Bolasとの相性も悪くない。タフネス2以下が主流の緑のマナ・クリーチャーと組み合わせづらいのが難点ではあるが、それを補ってあまりある性能を持つ。
リミテッドでは、マナレシオとマナ加速は魅力的だが、タフネス2以下のクリーチャーを出せなくなるため、やや扱いが難しい。対戦相手が使うインスタント・タイミングの火力やマイナス修整に弱くなるという弱点もある。ランプ戦略を取る場合などは有用な一枚だが、一般的な構成やマナカーブのデッキでは採用するか否かを慎重に判断したい。