憤怒の息吹/Breath of Fury
提供:MTG Wiki
エンチャント — オーラ(Aura)
エンチャント(あなたがコントロールするクリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるとき、それを生け贄に捧げるとともにあなたがコントロールするクリーチャーに憤怒の息吹をつける。そうした場合、あなたがコントロールするすべてのクリーチャーをアンタップし、このフェイズの後に追加の戦闘フェイズを加える。
赤にたびたびみられる、戦闘フェイズ追加カード。単純な呪文ではなく、オーラである点が独特。
エンチャントされたクリーチャーの攻撃が対戦相手に通る必要があり、さらにそのクリーチャー自身は生け贄に捧げる必要があるが、誘発のたびに別のクリーチャーに移動し、何度も利用できる。
確実に効果を得るために、エンチャントされているクリーチャーがブロックされないように回避能力をつけておきたいところだが、生け贄に捧げられてしまうことを考えれば、オーラや装備品で補うのはロスが大きい。もともと回避能力を持つクリーチャーと併用するか、全体強化などの形で援護してやるのがいいだろう。あるいは、ブロック制限やタッパーによってブロッカー側を妨害してやるのもいい。
同エキスパンションの手練れの戦術/Master Warcraftとは相性がよく、まさに必殺コンボ。そのターンすべてのクリーチャーをアンブロッカブルにでき、さらに追加された2回目以降の戦闘フェイズでも効果が有効であり続けるため強烈。1/1のクリーチャーが6体いるだけで、対戦相手に21点(6+5+4+3+2+1)の戦闘ダメージを与えられる。
統率者戦では大量展開と戦闘に重点をおいたデッキで用いられる。戦闘しながらクリーチャーを補充できる統率者とは相性が良く、中でも固有色に白を含む軍団のまとめ役、ウィノータ/Winota, Joiner of Forcesならば白の得意とするオーラのサーチ手段も組み込める。
- 先制攻撃や二段攻撃を持つクリーチャーにエンチャントした場合は注意。第1戦闘ダメージ・ステップでそのクリーチャーが生け贄に捧げられてしまうためそのクリーチャーが持つ二段攻撃の意味がなくなるし、その後に憤怒の息吹を移動した先が先制攻撃を持たない(または二段攻撃を持つ)クリーチャーであった場合、そのクリーチャーの攻撃が通ればそのクリーチャーまで生け贄に捧げられてしまう。その分戦闘フェイズは追加されるが、憤怒の息吹が残っている以上は何度も戦闘フェイズが追加されるため、ありがたみは小さい。