強要/Coercion

提供:MTG Wiki

移動: 案内, 検索

Coercion / 強要 (2)(黒)
ソーサリー

対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開する。あなたはその中からカードを1枚選ぶ。そのプレイヤーは、そのカードを捨てる。


捨てさせるカードをこちらが選ぶタイプの手札破壊呪文

カード・タイプを問わずに捨てさせられるため、いつでも最も危険なカードを選択でき、空振りに終わる危険がほとんどない。しかしその分重いため、対戦相手デッキ次第では遅い場合がある。そのため、1マナ強迫/Duressなど、「特定のカードしか捨てさせられない代わりにマナ・コスト軽い」手札破壊が他に存在すると、そちらに取って代わられがち。

「単発」の手札破壊としては控えめなカードパワーで、特にテンペスト第6版再録の際は、マナ・コストが同じで明確にハンド・アドバンテージが取れる呆然/Stuporの陰に隠れてしまっていた。基本セットポータルシリーズにはたびたび再録されており、「こちらが選んで捨てる」タイプの手札破壊呪文の基本デザインとなっていたが、第10版から「土地でないカードを選んで捨てる」困窮/Distressに取って代わられた。

構築でも全く出番がないわけではなく、いくつか実績も残している。ミラージュ・ブロック構築では、同環境の強力コンボデッキであるプロスブルーム対策として、確実にキーカードを落とせるこちらを呆然よりも優先して採用したブードゥープロツアーパリ97で準優勝している。また同時期のスタンダードでも、対戦相手の手札を見られることを評価され、これを採用した青黒コントロールThe Finals97でベスト8に入賞している。また、グランプリ大阪05サイドイベントで、これを4枚投入したデスクラウドが全勝という好成績を残している。

  • このように重く設定された一番の理由は、土地を捨てさせることができる手札破壊だから、であろう。実際、選べる種類を減らして軽くした亜種は、土地を選べないもの(と、逆に土地しか選べない非常に尖ったもの)ばかりである。→困窮/Distress
  • そのために擬似的な土地破壊カードとして土地破壊カードの水増しを目的にデッキに投入される事がしばしばあった。
  • テンペスト・ブロックリミテッドでは有用性が高い。 同ブロックバイバックに直接干渉できるカードは非常に少なかったのである。

[編集] 参考

MOBILE