呪われたウォンバット/Cursed Wombat
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クリーチャー — ナイトメア(Nightmare) ウォンバット(Wombat)
(2)(黒)(緑):順応2を行う。(このクリーチャーの上に+1/+1カウンターがないなら、これの上に+1/+1カウンター2個を置く。)
あなたがコントロールしているすべてのパーマネントは「このパーマネントの上に1個以上の+1/+1カウンターが置かれるたび、これの上に追加で+1/+1カウンター1個を置く。この能力は、毎ターン1回しか誘発しない。」を持つ。
増やせるのが+1/+1カウンター限定で、1ターンに1体に1個まで制限が付いた代わりに、自前で順応を得た巻きつき蛇/Winding Constrictor。
1ターンに何度も乗せる動きを取らない前提であれば、巻き付き蛇に劣らない機能を発揮する。とはいえ誘発のたびに+1/+1カウンターが1個ずつ置かれる系能力や、+1/+1カウンターを乗せて戦場に出る類のクリーチャーに、出したターンの内にさらに+1/+1カウンターを追加するなどの動きの効率が低下するのはやはり手痛い所。順応によるカウンターの設置が、別途カウンターを乗せる手段を引けなかった場合の保険措置の様な能力であると見れば、構築よりカウンターシナジーの完成度の低いリミテッド向け素材という面が強まっている。
モダンホライゾン3のリミテッドは改善テーマ全般を扱う分、改善の中でも+1/+1カウンターを使うカードとだけシナジーするこれはやや受けの狭いカードではあるが、4マナで順応を起動すれば5/6になるという単独の戦闘性能が高く、シナジーがうまく集まらなかったデッキでも問題なく戦える最低保証がある。+1/+1カウンターを増やせる範囲がパーマネント全般になっているのでニクス生まれのハイドラ/Nyxborn Hydraにも対応しているのは嬉しい点。チャンプブロックで止められがちな難点を、トランプル付与で補ってくれる点でも相性がよい。
- 「この能力は、毎ターン1回しか誘発しない。」はこのオブジェクト自身が与える能力のみへの制限である。複数の呪われたウォンバットをコントロールしているならそれぞれの能力が毎ターン1回誘発する。また呪われたウォンバットが一度戦場を離れて新しいオブジェクトとして戻ってきたなら、あなたのパーマネントはまだ誘発していない能力を新たに得る。
- アン・ゲームを除けば史上2枚目のウォンバット。
- イラストの水晶やナイトメアのタイプを併せ持つことから、イコリア/Ikoriaはインダサ/Indathaに生息するクリーチャーと思われる。
- 硬化した鱗/Hardened Scales系統の多くのカードと異なり置換効果を用いずに追加のカウンターを置く仕様になっている。+1/+1カウンターを置くイベントを参照するカードとのシナジーを持たせたいこと・モダンホライゾン3では本流のセットより複雑なカードも許容されることからこのデザインとなった[1]。
[編集] 参考
- ↑ @hogpog_98(X/Twitter 2024年6月16日 Arya Karamchandani)