マーセナリー
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マーセナリー(Mercenary)は、傭兵の展開力を活かした黒単色のビートダウンデッキ。
[編集] 概要
クリーチャー — 人間(Human) 傭兵(Mercenary)
(1),(T):あなたのライブラリーから、マナ総量が1以下の傭兵(Mercenary)パーマネント・カードを1枚探し、それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
2/1クリーチャー — ファイレクシアン(Phyrexian) ホラー(Horror) 傭兵(Mercenary)
畏怖(このクリーチャーは、黒でもアーティファクトでもないクリーチャーによってはブロックされない。)
(2),(T):あなたのライブラリーから、マナ総量が2以下の傭兵(Mercenary)パーマネント・カードを1枚探し、それを戦場に出し、その後ライブラリーを切り直す。
インスタント
あなたが沼(Swamp)をコントロールしている場合、あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、クリーチャーを1体生け贄に捧げることを選んでもよい。
ターン終了時まで、あなたがコントロールするクリーチャーは+2/+0の修整を受ける。
序盤は換羽するハーピー/Molting Harpyや塁壁を這うもの/Rampart Crawlerをリクルートしつつチャンプブロックに回して時間を稼ぎ、黒ならではの豊富な除去でボード・アドバンテージを確保しながら、傭兵で攻撃し続ける。とどめとして暗黒の凱歌/Dark Triumphの採用が一般的。優位性を確保するためにデルレイッチ/Delraich、除去用にファイレクシアの疫病王/Phyrexian Plaguelordといった大型クリーチャーを投入する場合もある。
当時は対立/Oppositionやガイアの揺籃の地/Gaea's Cradleなどがあったため、クリーチャーを大量に出すメリットはいくらでもあった。軽いリクルート能力を利用して汚染/Contaminationでロックをかけるタイプも存在した。
その色拘束の強さや安定性でリベリオンには劣ったが、リクルートのコストが軽く、当時は暗黒の儀式/Dark Ritualもあったため、展開力ではリベリオンよりはるかに勝った。リミテッドではなかなかの活躍を見せていたため傭兵自体のポテンシャルはそれなりに高かったようだ。日本選手権00では活躍以前にだれも使おうともしなかったデッキだが、アジア太平洋選手権00では3位に入賞した。
- 対立を入れたデッキも存在し、吸血の教示者/Vampiric Tutorの存在や、リクルートコストの軽さのお蔭で、4ターン目からロックを開始できるなど、レベル対立以上の性能を誇ったが、やはり色拘束の強さゆえ敬遠され、使用されること自体が少なかった。