ドラゴンの嵐/Dragonstorm (ストーリー)
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ドラゴンの嵐/Dragonstormは、タルキール/Tarkirで発生する現象。
初出であるタルキール覇王譚ブロックでは龍の大嵐/Dragon tempestと呼ばれていたが、タルキール:龍嵐録発売に際し呼称が変更された。また、日本語版公式記事では龍の嵐と訳されることもある。
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[編集] 解説
タルキール/Tarkirのドラゴンの嵐はこの次元/Planeの住民や歴史や風景を形作ってきた。この恐ろしく凄まじい嵐は龍/Dragonたちの生まれ故郷である。バチバチと音を立てる恐るべき嵐のエネルギーの中で生まれた龍は、完全な成体の姿で現れる。
ドラゴンの嵐が発生する要因は認められていない。様々な氏族/Clanが異なる方法でその発生を予測してきたが、どうやら事象や天候パターンとは結びついていないようだ。ドラゴンの嵐の初期段階は、まるで激しい雷雨のように見えることがある。空が暗くなり、大気中にエネルギーが弾けて音を立てるのだ。ほどなくして嵐の核が形成される――その嵐の他の部分を生じさせる、龍的エネルギーの中心核だ。ここから龍たちが出現する。ドラゴンの嵐が形成される環境は、その性質や外観に影響を与える。ドラゴンの嵐は、湖の上では巨大な水上竜巻群で構成されるかもしれないし、一方で密林の中では、巨大な渦巻くサイクロンとなるかもしれない。
いずれにせよ、ドラゴンの嵐はすべて危険なものだ。不意に遭遇すれば、新たに生まれた野生の龍によって、あるいは危険な天候によって命を落とすことになりかねない。これらの嵐はこの次元に多大な影響を及ぼし、生態系を乱し、人の住めない地域を作り出してきた。土地そのものもまた、溢れ出る龍的エネルギーによって形作られており、各地に鱗のような岩石層や尖った塔が作り出されている。
[編集] 歴史
[編集] 基本セット2019
遥か昔、強大なるエルダー・ドラゴン/Elder Dragonのプレインズウォーカー/Planeswalker、ウギン/Uginがタルキールに力を注ぎ込み、ドラゴンの嵐は生まれた。
[編集] タルキール覇王譚
千年以上前、ウギンの死によって嵐は止み、新たな龍は生まれなくなった。龍は氏族に狩り尽くされ、タルキールから絶滅している。
[編集] 運命再編
1280年前に時間遡行したサルカン・ヴォル/Sarkhan Volがウギンの命を救ったことで、消え去るはずだった嵐はむしろ勢いを増した。氏族は龍への恭順を余儀なくされた。
[編集] タルキール龍紀伝
ドラゴンの嵐から龍が生まれ続けており、氏族は龍王/Dragonlordが支配するものとなっている。
[編集] 灯争大戦
ニコル・ボーラス/Nicol Bolasを封印するため、ウギンはタルキールを去った。それにより、ドラゴンの嵐は再び弱まった。
[編集] タルキール:龍嵐録
龍に対する叛乱軍の指導者たちが嵐の絆の儀式/The Stormnexus Ritualを行ったことで、ウギンによる、嵐を維持していた龍的マナの繊細なバランスが崩れてしまった。マナは予測不可能なパターンで混ざり合い、五つの血統のいずれにも属さない新たな種類の龍を生み出した。この嵐は強大で頻繁なものへと発展し、この次元の生命に存亡の危機をもたらし、さらに領界路/Omenpathを通じてブルームバロウ/Bloomburrowやアヴィシュカー/Avishkarなど、他の次元でもドラゴンの嵐が観測されるようになった。