エッジウォールの亭主/Edgewall Innkeeper

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僻境/The Wildsを冒険する者たちが集う酒場を切り盛りする主人、といった風情の人間かつ農民クリーチャー。酒場に人々や情報が集まるファンタジー世界のお約束を反映してか、出来事を持つクリーチャー呪文に反応してカード引ける誘発型能力を持つ。

亭主本人は1マナ1/1に過ぎないが、後続のクリーチャーが出来事を持ってさえいればカードを引けるアドバンテージ生産力は魅力的。当事者カードのクリーチャーを揃えたデッキであれば、1マナのクリーチャーとは思えないほどのアドバンテージを稼いでくれる。構築はもとより、リミテッドでも1枚で2枚分働く当事者カードにさらなるアドバンテージを付加するのは優秀。

スタンダード出来事デッキではアドバンテージ源としてフル投入され、参入直後からローテーションまで、各色の出来事デッキを環境に押し上げ続ける立役者となった。亭主本人が1/1であるため、有力な当事者カードである恋煩いの野獣/Lovestruck Beast攻撃するための条件も(本来のフレイバーには多少外れるかもしれないが)満たしてくれる。

  • 後に登場した本体がクリーチャーでない当事者カードではドローできないので注意。
  • 逆に出来事側を唱えることでドローできるカードとして、語り部のピクシー/Storyteller Pixieが存在する。
  • 強力なドロー・エンジンではあるが非常に除去されやすいステータスのため、現役時代のスタンダードでは彼をいつ出すかの判断が重要であった。
    • 1ターン目に出した場合、2ターン目に些細な盗み/Petty Theft踏みつけ/Stompといった強力な2マナ出来事を唱えることができ、3ターン目にそれらの当事者側(厚かましい借り手/Brazen Borrower砕骨の巨人/Bonecrusher Giant)を唱えることでテンポよくドローできる。一方、相手もテンポ損せずに亭主を除去しやすいため、明確に除去が少ないデッキ相手以外に行うと将来得られるはずのアドバンテージを喪失しやすかった。
    • 同一ターンで当事者カードを唱える直前に出す場合、亭主さえ打ち消されなければ優先権を保持することで確実に1ドローが保証される。ドローの開始は遅くなり、それ以前に当事者を出していた場合ドローをする機会を手放していることになるものの、除去に対して強く出られる安定性が利点。この使い方が最も主流であった。
    • 3マナの当事者カードと複数の亭主が初期手札にある場合、1-2ターン目に亭主たちを並べておくという選択肢もある。1体でも生き残れば3ターン目にドローができ、複数生き残ればゲームを大きく有利にできる。恋煩いの野獣ならば出来事が1マナのためこのパターンに混ぜやすい。ただし全体火力などに対し弱くなるという裏目もある。

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