アクロス/Akros

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アクロス/Akrosテーロス/Therosの都市国家。メレティス/Meletisセテッサ/Setessaと並ぶ三大都市国家の一つ。プレインズウォーカー/Planeswalkerギデオン・ジュラ/Gideon Juraの出身地。

目次

[編集] 概要

強大な都市国家アクロスを囲む山岳地帯は、その内部を外界から守る盾の役割を果たす。アクロス人は、同じ時代にあってさえ半分神話的な存在である。彼らはテーロスで最も恐ろしい戦士たちとして知られている。彼らは無数の王の名の下、槍に生き槍に死んできた。戦闘のための完璧な肉体と精神を追い求めることを中心とする文化を育み、何世代にもわたって軍隊を鍛え続けてきたのだ。

外界に近いというその土地柄ゆえか怪物の襲撃に晒されることが多く、神々の軍勢ではミノタウルス/Minotaurの大軍に包囲され危機に陥った。マジック・オリジンにおいてもハーピーサイクロプスの攻撃を受けるなど、物語上でも幾度となく怪物たちとの激戦が繰り広げられた。

[編集] 信仰

アクロスでは主に勝利のイロアス/Iroasと鍛冶の神パーフォロス/Purphorosが信仰されている。特にイロアスはこの都市の守護神として崇拝されており、戦士の文化と規律から、イロアスもまたアクロス人を寵愛している。イロアスの双子の兄弟であり敵対関係にある殺戮の神モーギス/Mogisは、この地でイロアスが崇拝されていることに対して嫉妬や敵意があり、怪物を送り込むこともしばしばである。

アクロスには数箇所の神殿が存在するが、多くのアクロス人が有するストラティアン/Stratianの義務のため、主要な神殿は遠く離れた山岳地帯に位置している。

[編集] イロアスの競技会/The Iroan Games

アクロスでは毎年夏に、イロアスの名を冠する総合運動競技大会、イロアスの競技会/The Iroan Gamesが開催される。夏の萎れるような暑さの中で行われるのは、似非者を除外し、最も頑健な競技者だけを勝ち残らせるためだ。競技者が表彰される円形闘技場が、イロアスの本神殿でもある。

[編集] 重要地点

[編集] コロフォン/The Kolophon

アクロスの中心要塞にして権力の座となっているのは、崖の上に位置する巨大な多層構造物、コロフォン/The Kolophonだ。その分厚い石壁の中で、アクロス人は礼拝し、訓練し、生活を営む。コロフォンの最深部にはアクロスの玉座の間がある。ここでは斥候と急使が、アクロス領土の最遠にまで達する前哨地からの報告を行っている。

[編集] 前哨地

いくつかの前哨地がアクロス全土に点在している――ストラティアンが略奪先を探しに出掛ける、あるいは怪物や侵略者への巡視を行うための足掛かりとなる場所だ。

  • 一つ目峠/One-Eyed Pass - サイクロプスの棲息地。ストラティアンは敵をここに追い込み、サイクロプスの縄張り意識を利用して死をもたらす。
  • ファラガックス橋/Pharagax Bridge - 深い裂け目に架けられた、巨大な石橋。侵入者を防ぐためにストラティアンはここを全力で防衛する。
  • タイタンの階梯/The Titan's Stairs - 花崗岩の崖を貫く自然の通路。防衛ポイントであると同時に低地に侵攻するための足掛かりでもある。

[編集] フォベロス/Phoberos

フォベロス/Phoberosはアクロス領内の荒れ地である。ここは相対的な安全と確実な危険との境界、すなわち人間の領域と外界との境界だ。ストラティアンの宿営地は必ずここに配置される。彼らは一月ほどで新しい部隊と入れ替わる。そして新入りは必然的に、略奪を行うレオニン/Leoninや人肉を喰らうミノタウルス、火を吐くドラゴンの恐ろしい物語を聞かされることになる。フォベロスとアクロスの境は長く険しく、そのためストラティアンは常に集団で行動し、このアクロス辺境全体を巡視している。

[編集] 役割

  • ストラティアン/Stratian - アクロス人口の大半を占め、アクロス軍を成す放浪戦士団。領内に入り込んだ怪物を捜索する任務に就いている。狩りと略奪による自給自足を行う。
  • アラモン/Alamon - 「放浪者」。国境付近を移動して回る速度重視の軽装の部隊。征服すべき領域を見つけるとゲリラ戦を仕掛ける。
  • ルーコス/Lukos - 「狼」。アクロスの精鋭部隊。アラモンが見つけた地に進軍して制圧し、奴隷を捕らえて略奪を行う。
  • オロマイ/Oromai - 「番人」。コロフォンから決して離れずに要塞を守り続ける防衛部隊。軍の長期不在時には農奴の管理をする。
  • 炎語り/Flamespeaker - パーフォロスのシャーマン。火山や裂け目に宿るとされる幻霊/Eidolonを崇拝している。巡礼に来たアクロス人に祝福や予言を授ける。
  • 人食い/Androphage - モーギスを崇拝し都市を出奔した元戦士の集団。怒りと血への渇望があり、人肉を喰らう者も存在する。

[編集] 重要人物

[編集] 登場

[編集] 登場カード

[編集] カード名に登場

テーロス
アクロスの十字軍/Akroan Crusaderアクロスの重装歩兵/Akroan Hopliteアクロスの木馬/Akroan Horseアクロスの巨像/Colossus of Akros
神々の軍勢
アクロスの徴兵人/Akroan Conscriptorアクロスの密集軍/Akroan Phalanxアクロスの空護衛/Akroan Skyguard
ニクスへの旅
アクロスの戦線砕き/Akroan Line Breakerアクロスの猛犬/Akroan Mastiff
マジック・オリジン
アクロスの看守/Akroan Jailerアクロスの兵長/Akroan Sergeantアクロスの英雄、キテオン/Kytheon, Hero of Akrosアクロスでの武勇/Valor in Akros
テーロス還魂記
アクロスの古参兵、タラニカ/Taranika, Akroan Veteranアクロス戦争/The Akroan War

[編集] フレイバー・テキストに登場

テーロス
乗騎ペガサス/Cavalry Pegasus不屈の猛攻/Dauntless Onslaughtアクロスの十字軍/Akroan Crusaderサテュロスの笛吹き/Satyr Piper菅草の蠍/Sedge Scorpionアクロスの重装歩兵/Akroan Hopliteアナックスとサイミーディ/Anax and Cymede
神々の軍勢
定命の者の熱意/Mortal's Ardorニクス生まれの盾の仲間/Nyxborn Shieldmate炉焚きのドラゴン/Forgestoker Dragon性急な太陽追い/Impetuous Sunchaser
ニクスへの旅
アクロスの猛犬/Akroan Mastiff警備隊の鷲/Eagle of the Watch知識と力/Knowledge and Power落星/Starfall捨て身の抵抗/Desperate Stand脱走兵の間/Deserter's Quarters
マジック・オリジン
キテオンの不正規軍/Kytheon's Irregulars稲妻の投槍/Lightning Javelin
モダンマスターズ2017
マグマの噴流/Magma Jet
テーロス還魂記
急嵐のトリクス/Thryx, the Sudden Storm焼夷神託者/Incendiary Oracle
テーロス還魂記 プレインズウォーカーデッキ
発想の幻霊/Eidolon of Inspiration

[編集] 登場作品・登場記事

[編集] その他

  • ゲーム上の赤白[1]
  • Akroanは名詞としては「アクロス人」、形容詞としては「アクロスの」を意味する。
  • モチーフは古代ギリシャの都市国家、スパルタだろう。古代ギリシャ最強の陸軍を誇り、厳しい軍事的教育制度(スパルタ教育)でも知られる。
  • イロアスの競技会のモチーフは古代ギリシャのオリュンピアで4年に1度行われていた古代オリンピックだろう。

[編集] 脚注

  1. Are Akros, Setessa and Meletis all associated with...(A Voice for Vorthos 2013年8月28日 Doug Beyer著)

[編集] 参考

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