Barry's Land (playtest)

提供:MTG Wiki

(版間での差分)
移動: 案内, 検索
(解説)
7行: 7行:
 
|背景=legal
 
|背景=legal
 
}}
 
}}
新しい[[基本土地タイプ]]、'''Cloud'''を持つ[[基本土地]]。[[Mystery Booster]]のルール内ではCloudを持つ土地は「(T):(◇)を加える。」を持ち、基本土地タイプを参照する[[効果]]ではCloudも含まれる<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/mystery-booster-release-notes-2019-11-11 Mystery Booster Release Notes]([[Daily MTG]] 2019年11月11日)</ref>。
+
新しい[[基本土地タイプ]]、'''Cloud'''を持つ[[基本土地]]。[[Mystery Booster]]のルール内ではCloudを持つ[[土地]]は「(T):(◇)を加える。」を持ち、基本土地タイプを参照する[[効果]]ではCloudも含まれる<ref>[https://magic.wizards.com/en/articles/archive/feature/mystery-booster-release-notes-2019-11-11 Mystery Booster Release Notes]([[Daily MTG]] 2019年11月11日)</ref>。
  
 
==解説==
 
==解説==
元々は[[インベイジョン]]期に[[版図]]([[所有地カード]])を支援するために考案されたカード。[[基本土地タイプ]]を「6つ」揃えることが可能になり、シンプルながら所有地カードとの[[シナジー]]が強力かつ面白いため幾つもの[[エキスパンション]]に入れることが検討されたが、そのたびに却下されてきた歴史を持つ。公式記事で何度も言及されていたため一部で実現を期待する声があったが、[[ゲートウォッチの誓い]]では基本土地タイプを取り除いた実質的な最終調整版とも言える[[荒地/Wastes]]が印刷された。その後、[[Mystery Booster]]の[[Mystery Booster#R&D Playtest cards|R&D Playtest cards]]にBarry's Landそのものも収録された。
+
元々は[[インベイジョン]]期に[[版図]]([[所有地カード]])を支援するために考案されたカード。基本土地タイプを「6つ」揃えることが可能になり、シンプルながら所有地カードとの[[シナジー]]が強力かつ面白いため幾つもの[[エキスパンション]]に入れることが検討されたが、そのたびに却下されてきた歴史を持つ。公式記事で何度も言及されていたため一部で実現を期待する声があったが、[[ゲートウォッチの誓い]]では基本土地タイプを取り除いた実質的な最終調整版とも言える[[荒地/Wastes]]が印刷された。その後、[[Mystery Booster]]の[[Mystery Booster#R&D Playtest cards|R&D Playtest cards]]にBarry's Landそのものも収録された。
  
 
*Barry's Landの名前は、開発部での所有地カードの通称である「Barry card」に由来する。Barryとは[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]創生期のテストプレイヤーで、所有地カードのアイデアを作った[[Barry Reich]]のこと。
 
*Barry's Landの名前は、開発部での所有地カードの通称である「Barry card」に由来する。Barryとは[[マジック:ザ・ギャザリング|マジック]]創生期のテストプレイヤーで、所有地カードのアイデアを作った[[Barry Reich]]のこと。
23行: 23行:
 
|背景=unlegal
 
|背景=unlegal
 
}}
 
}}
[[多色]]をテーマとした[[インベイジョン]]で所有地カードが検討される中、[[Mark Rosewater]]が冗談半分で上記のものをデザインした。[[R&D]]内での評価が高く一時はインベイジョンに入っていたが、[[ドメイン]]が強力になりすぎる危険とルール上の問題が生じる可能性が指摘され、より時間をかけて考慮するため次の[[プレーンシフト]]に移された。最終的に、[[基本でない土地]]でありながら[[基本土地]]でもあるということは(当時の)ルール上機能しないと判断され、セットから除かれた。
+
[[多色]]をテーマとしたインベイジョンで所有地カードが検討される中、[[Mark Rosewater]]が冗談半分で上記のものをデザインした。[[R&D]]内での評価が高く一時はインベイジョンに入っていたが、[[ドメイン]]が強力になりすぎる危険性とルール上の問題が生じる可能性が指摘され、より時間をかけて考慮するため次の[[プレーンシフト]]に移された。最終的に、[[基本でない土地]]でありながら基本土地でもあるということは(当時の)ルール上機能しないと判断され、セットから除かれた。
  
 
*当時、「[[基本]]」という[[特殊タイプ]]はまだ存在していなかったことに留意。基本土地であるかどうかはルールによって定義されていた。
 
*当時、「[[基本]]」という[[特殊タイプ]]はまだ存在していなかったことに留意。基本土地であるかどうかはルールによって定義されていた。
57行: 57行:
 
ルール上の問題は全くなくなったが、これを機能させるためには総合ルールに新たな基本土地タイプを加える必要があり、下記のものを始めとした非常に多くの[[カード]]、およびルール自体に大きな影響を与えることが明らかだった。
 
ルール上の問題は全くなくなったが、これを機能させるためには総合ルールに新たな基本土地タイプを加える必要があり、下記のものを始めとした非常に多くの[[カード]]、およびルール自体に大きな影響を与えることが明らかだった。
  
*[[合同勝利/Coalition Victory]]を[[唱える|唱え]]ても、これを含めた'''6種類'''の基本土地タイプを[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]していない限り[[勝利]]できなくなる。
+
*[[合同勝利/Coalition Victory]]を[[唱える|唱え]]ても、これを含めた'''6種類'''の基本土地タイプを[[コントロール]]していない限り[[勝利]]できなくなる。
*[[夢ツグミ/Dream Thrush]]の[[起動型能力]]でこの基本土地タイプを選択することによって、[[土地]]が[[無色マナ]]しか生み出せないようにできる。
+
*[[夢ツグミ/Dream Thrush]]の[[起動型能力]]でこの基本土地タイプを選択することによって、土地が[[無色マナ]]しか生み出せないようにできる。
  
 
[[ゲーム]]全体への影響の大きさが懸念され、再びデザインされ直すことになった。
 
[[ゲーム]]全体への影響の大きさが懸念され、再びデザインされ直すことになった。
71行: 71行:
 
|背景=unlegal
 
|背景=unlegal
 
}}
 
}}
単純に所有地カードの[[効果]]を1増やす能力を持つことになった。効果は重複するので、例えばこれを3つ[[コントロール (ルール用語)|コントロール]]していれば[[部族の炎/Tribal Flames]]で8点の[[ダメージ]]を[[与える]]こともできる。
+
単純に所有地カードの[[効果]]を1増やす能力を持つことになった。効果は重複するので、例えばこれを3つコントロールしていれば[[部族の炎/Tribal Flames]]で8点の[[ダメージ]]を[[与える]]こともできる。
  
 
しかしこれと相互作用するには、所有地カードのルール文章は(既にインベイジョン・ブロックで多数使われていた)「基本土地タイプ1つにつき」ではなく「基本土地タイプの数に等しい」という表現でなければならなかった。
 
しかしこれと相互作用するには、所有地カードのルール文章は(既にインベイジョン・ブロックで多数使われていた)「基本土地タイプ1つにつき」ではなく「基本土地タイプの数に等しい」という表現でなければならなかった。

2024年1月20日 (土) 17:44時点における版


Barry's Land
基本土地 - Cloud

(T):(◇)を加える。
[テストカード - 構築では使用できない。]


新しい基本土地タイプCloudを持つ基本土地Mystery Boosterのルール内ではCloudを持つ土地は「(T):(◇)を加える。」を持ち、基本土地タイプを参照する効果ではCloudも含まれる[1]

目次

解説

元々はインベイジョン期に版図所有地カード)を支援するために考案されたカード。基本土地タイプを「6つ」揃えることが可能になり、シンプルながら所有地カードとのシナジーが強力かつ面白いため幾つものエキスパンションに入れることが検討されたが、そのたびに却下されてきた歴史を持つ。公式記事で何度も言及されていたため一部で実現を期待する声があったが、ゲートウォッチの誓いでは基本土地タイプを取り除いた実質的な最終調整版とも言える荒地/Wastesが印刷された。その後、Mystery BoosterR&D Playtest cardsにBarry's Landそのものも収録された。

  • Barry's Landの名前は、開発部での所有地カードの通称である「Barry card」に由来する。Barryとはマジック創生期のテストプレイヤーで、所有地カードのアイデアを作ったBarry Reichのこと。

遍歴

インベイジョン・ブロック


非公式/非実在カード

Barry's Land
土地

Barry's Landは基本土地として扱う。
(T):あなたのマナ・プールに無色マナ1点を加える。


多色をテーマとしたインベイジョンで所有地カードが検討される中、Mark Rosewaterが冗談半分で上記のものをデザインした。R&D内での評価が高く一時はインベイジョンに入っていたが、ドメインが強力になりすぎる危険性とルール上の問題が生じる可能性が指摘され、より時間をかけて考慮するため次のプレーンシフトに移された。最終的に、基本でない土地でありながら基本土地でもあるということは(当時の)ルール上機能しないと判断され、セットから除かれた。

  • 当時、「基本」という特殊タイプはまだ存在していなかったことに留意。基本土地であるかどうかはルールによって定義されていた。

コンフラックス

所有地カードが版図として復活するにあたってこのカードの復活も検討され、改められてデザインされた。 第8版特殊タイプとして基本が設定されたことにより、以前のルール上の問題は解決されていると思われた。

第一案


非公式/非実在カード

Barry's Land
土地

Barry's Landは戦場にある限り基本土地タイプとして扱う。


戦場にあるときの常在型能力として基本土地タイプを得ていたため、不屈の自然/Rampant Growthによってサーチできないなどインベイジョンのものとは動作が変わっている。

戦場に出た時に基本土地に変わるという点が直感的でない上、ルール的にも不明瞭な点が多く修正されることになった。

第二案


非公式/非実在カード

Cave
基本土地 - Cave

(1)


他の基本土地と同様にルール文章がなく、ルールによってマナ能力を持たされている。極めてすっきりとしたデザインになった。

ルール上の問題は全くなくなったが、これを機能させるためには総合ルールに新たな基本土地タイプを加える必要があり、下記のものを始めとした非常に多くのカード、およびルール自体に大きな影響を与えることが明らかだった。

ゲーム全体への影響の大きさが懸念され、再びデザインされ直すことになった。

第三案


非公式/非実在カード

Incursion Zone
土地

(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。
あなたのコントロールする基本土地タイプの数を数える場合、代わりにそれに1を加えた数として数える。


単純に所有地カードの効果を1増やす能力を持つことになった。効果は重複するので、例えばこれを3つコントロールしていれば部族の炎/Tribal Flamesで8点のダメージ与えることもできる。

しかしこれと相互作用するには、所有地カードのルール文章は(既にインベイジョン・ブロックで多数使われていた)「基本土地タイプ1つにつき」ではなく「基本土地タイプの数に等しい」という表現でなければならなかった。

また、元々のBarry's Landが持っていた一見したときに感じるシンプルさが失われていると考えられたこともあり、結局収録は見送られた。

ゼンディカー


非公式/非実在カード

City
基本土地 - City

(T):あなたのマナ・プールに(1)を加える。


ゼンディカーの開発段階では、「Manabond」と呼ばれる無色マナしか出せない土地・トークンを用いるメカニズムと共に、Barry's Landの復活が検討された。

スタンダードでの版図とのシナジーも期待されたが、肝心のManabondが没になり、またしても登場はならなかった。

ゲートウォッチの誓い


Wastes / 荒地
基本土地

(T):(◇)を加える。


Barry's Landのコンセプトのうち「無色マナしか出せない基本土地」と言う要素は、ゲートウォッチの誓いに収録された荒地/Wastesによって実現した。

ただし、荒地は基本土地タイプを持たないため、版図との相互作用は存在しない。

詳細は荒地/Wastesの項を参照。

参考

  1. Mystery Booster Release Notes(Daily MTG 2019年11月11日)
MOBILE