狂暴化/Berserk

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Berserk / 狂暴化 (緑)
インスタント

この呪文は戦闘ダメージ・ステップより前にのみ唱えられる。
クリーチャー1体を対象とする。ターン終了時まで、それは+X/+0の修整を受けるとともにトランプルを得る。Xは、そのパワーの点数である。次の終了ステップの開始時に、このターン、それが攻撃していたなら、そのクリーチャーを破壊する。


クリーチャーパワーを2倍にしたうえ、トランプルまで付与する強化呪文。代償として、これを使って攻撃したクリーチャーは終了ステップ破壊される。

小型クリーチャーに使っても大きな効果は見込めないが、中堅以上に使った場合の強化効率は1マナの呪文としては破格。特に、サイカトグ/Psychatogクウィリーオンのドライアド/Quirion Dryadなどのパンプアップクリーチャーに使えば一撃でゲームが終わる(→ハルクスマッシュGAT)。また、巨大化/Giant Growth系の呪文と併用しても強力である(→グランビル)。密林の猿人/Kird Ape→巨大化→狂暴化→Forkであっさりパワー20。レガシー環境ストンピィでも、ブロック除去もできないシラナの岩礁渡り/Silhana Ledgewalkerが、古きクローサの力/Might of Old Krosa怨恨/Rancorの力を借り、半狂乱で襲い掛かっていた。

一時的にでもパワーを10近くにできれば1マナで人が死ぬことになるため、奇襲性は火炎破/Fireblast以上。クリーチャーが感染を持っていれば、1/1に激励/Invigorateとこのカードを使うだけで一撃必殺となるため、レガシーの感染デッキでは定番の強化呪文の1つである。

自壊効果については、基本的にはトドメに使う呪文なので軽いデメリットだが、再生破壊不能持ちならそれすら無視して気軽に使うことができる。また、対戦相手攻撃クリーチャーに使うことで除去としても利用できる側面もある。ダメージを軽減する方法を併用しなければもちろん大ダメージを受けるが、フィッシュなどで使われる低パワーのアタッカーに対しては有効。

1994年1月25日より、タイプ1(現ヴィンテージ)で制限カードタイプ1.5禁止カードに指定されていたが、2003年4月1日にそれぞれ制限、禁止が解除されている。

関連カード

対象クリーチャーのパワーを倍化させるカード。特記しない限りインスタントで、凶暴化と違ってタイミング制限も使用後のペナルティもなくトランプルも付与されない。

語源

Wikipedia:ja:ベルセルクを参照。クリーチャー・タイプ狂戦士/Berserkerも同じ語から来ている。

参考

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