奇襲

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2022年4月28日 (木) 09:07時点におけるAE (トーク | 投稿記録)による版
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奇襲/Blitz
種別 常在型能力
登場セット ニューカペナの街角
ニューカペナの街角統率者デッキ
CR CR:702.152

奇襲(きしゅう)/Blitzキーワード能力の一種。それを持つ呪文パーマネントスタックにある間と戦場で機能する常在型能力である。


Plasma Jockey / プラズマの操作手 (3)(赤)
クリーチャー — ヴィーアシーノ(Viashino) 戦士(Warrior)

プラズマの操作手が攻撃するたび、対戦相手がコントロールしているクリーチャー1体を対象とする。このターン、それではブロックできない。
奇襲(2)(赤)(あなたがこの呪文を奇襲コストで唱えたなら、これは速攻と「このクリーチャーが死亡したとき、カード1枚を引く。」を得る。次の終了ステップの開始時に、これを生け贄に捧げる。)

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定義

奇襲[コスト]/Blitz [cost]は次の3つの常在型能力を表す。

解説

1ターンしか戦場に残らない代わりに素早く攻撃できるメカニズムニューカペナの街角およびニューカペナの街角統率者デッキで初登場した。

土建組一家/The Riveteersに割り当てられたメカニズムであり、に存在する。奇襲を持つカードはすべてクリーチャーであり、多くが攻撃することや死亡することで誘発する能力を併せ持つ。ほとんどがマナ・コストより軽い奇襲コストを持つが、土建組一家の囮/Riveteers Decoyのように奇襲コストの方が重い例もある。

奇襲を参照したり他の呪文に奇襲を与えたりするカードとして、道具箱、ヘンジー・トーリ/Henzie "Toolbox" Torreがある。

  • 疾駆をもとに作られたメカニズムであり(後述の開発秘話も参照)、挙動はよく似ている。比較すると、同じクリーチャーを何度も使い回せない点では劣るが、墓地肥やしなどとのシナジーを持つ点では勝っている。

ルール

  • 奇襲コストを支払って唱えることは代替コストのルールに従う。
  • 奇襲で唱えても、必ずしも攻撃しなければならないわけではない。
  • 終了ステップで生け贄に捧げる以外の方法でパーマネントが墓地に置かれたとしても、カードを引く能力は誘発する。
  • 奇襲コストを支払って戦場に出したパーマネントをコピーしても、そのコピーは奇襲コストを支払っていないので速攻や死亡誘発を持たず、終了ステップに生け贄に捧げることもない。
  • そのパーマネントが奇襲を失っていたとしても、終了ステップに生け贄に捧げる能力誘発する。
  • 速攻と死亡誘発は戦場で奇襲能力がそのクリーチャーに与えている。謙虚/Humilityが戦場にあるなら、謙虚と奇襲は依存関係になり必ず先に謙虚が適用され、速攻と死亡誘発を得ることもない。

開発秘話

土建組一家のメカニズムとして、最初に試されたのは喧嘩/Rumbleである。これは呪文のおまけとして2点のライフを支払えば1/1のクリーチャー・トークン生成できるというものだったが、舞台座一家/The Cabarettiの方が数を並べる性質を持つべきであり、土建組一家のアイデンティティにそぐわないのでボツになった。その後、疾駆の再録が検討されたが、こちらは後述する他の一家とのシナジーが充分でないという問題があった。そのため手札に戻る代わりに生け贄に捧げて1枚引く疾駆の変種、疾走/Bashが作られ、名前は最終的に奇襲となった。

メカニズムの制定に際しては、隣接するの一家のメカニズムとのシナジーも考慮されている。貴顕廊一家/The Maestros青黒赤)の犠牲と土建組一家(黒赤緑)の奇襲はどちらもクリーチャーを生け贄に捧げるものであるため、リミテッドにおける黒赤アーキタイプは「生け贄」となった。一方で、赤緑のアーキタイプである「宝物」は、土建組一家(黒赤緑)の奇襲および舞台座一家(赤緑白)の団結とは無関係に決められている(とはいえ、奇襲と団結自体はシナジーを持つと言える)[1]

脚注

  1. Hitting the Streets of New Capenna, Part 2/『ニューカペナの街角』を狙え その2Making Magic 2022年4月11日 Mark Rosewater著)

参考

引用:総合ルール 20231117.0

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