ローナ/Rona

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2023年4月23日 (日) 16:13時点におけるYoidome (トーク | 投稿記録)による版
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ローナ/Ronaは、ドミナリア初出のキャラクター。カードとしてはドミナリアギックスの信奉者、ローナ/Rona, Disciple of Gixが初出。

目次

解説

ドミナリア/Dominaria人間/Human。女性(イラスト)。

かつてはトレイリア/Tolariaアカデミー/Academyで魔術を学んでいたが満足できず、やがてそこから逸脱し古えのファイレクシア/Phyrexiaギックス/Gixの伝承を追い求めるようになる。彼女は生化学的な魔法を使って片目を置換し、単なる人間を形態を超越し進歩させるために更なる改造を自身の身体に施そうとしている。

ストーリー

団結のドミナリア開始前

彼女はギックスの侍祭として、失われたファイレクシアの技術を求めてコイロスの洞窟/Caves of Koilosで密かに発掘作業を行っていた。その最中、次元橋/Planar Bridgeによる転送の影響で炭化したシェオルドレッド/Sheoldredのかろうじて生きている姿を発見する。

闇のこだま/Echoes in the Dark

彼女は完成化された怪物の肉片を用いてシェオルドレッドの有機組織を復元していた。ローナにとってこれはドミナリアを救済するためのことなのだ。

前線基地に侵入したカーン/Karnとの戦いでは、機械化された目から放つ光線と電流を帯びた刃で応戦するも敗れる。しかし、生物を殺さない彼の信念が仇となった。彼女は這いずりながらも魔法装置に向かい、カーンを束縛することに成功した。ローナ、そしてシェオルドレッドにとってカーンの侵入は想定内だったのだ。動けぬカーンに向けこの基地は氷山の一角に過ぎないことを告げながら、破損した自らの脚部に応急修復を施していた。

何故彼女が己への憎悪を滾らせるのか、カーンの問いに彼女は答えた。曰く、ミラディン人/Mirranファイレクシア人/Phyrexianとなったのは、彼らが創造主から独立した素晴らしき出来事だと。カーンは完璧性を求めるためならば彼らを殺しかねないと。なおも抵抗を諦めぬカーンに、彼女は歪んだ笑みで言った。――お前はメムナーク/Memnarchに自分の同等の知恵と手腕を与えた。だがメムナークにはそれを扱いこなす経験を持っていなかった。導きも持たなかった。彼は自らの道に迷っていた。私は「悪い親」には我慢ならないんだ。

その言葉はカーンの心を打ち砕くに十分だった。彼女が壁面のスイッチを押すと、洞窟の天井が爆破され、動けぬカーンは生き埋めとなった。

手酷い一撃/A Brutal Blow

森の獣を部品としてドラゴン・エンジン/Dragon Engineを修復し、自ら乗り込んでヤヴィマヤ/Yavimayaを蹂躙しにかかる。エルフ/Elfの矢も通用しない頑丈な装甲と殺傷力を持った咆哮でジョダー/Jodah達をも追い詰めるが、咆哮でクルーグ/Kroogの遺跡地下をも露出させてしまったことが仇となった。そこからメリア/Meria減衰球/Damping Sphereを発見・作動させることで真空領域が作り出されたのだ。ローナは機能停止したドラゴン・エンジンのハッチから滑り出すと、カヴー乗りの追撃から逃げ出していった。

宿敵(ネメシス)/Nemesis

シェオルドレッドの命を受け、マナ・リグ/The Mana Rig攻略戦の残党を率いてシヴ/Shivのコメティア噴火口/Cometia Craterに潜伏していた。

テゼレット/Tezzeretからの報告要求に対し不遜な態度を取ったことで、彼との間に小競り合いが起こる。その最中に部下を呼んで介入させようとしたが、これが誤りだった。七人の鋼の族長/Seven Steel Thanesの下においては力と強さを示すことこそが法であり、部下たちは微動だにせなかった。次元橋/Planar Bridgeで生身のまま久遠の闇/Blind Eternitiesを通過させるとテゼレットに脅され、彼女は渋々ながら現状を報告した。プレインズウォーカー/Planeswalker達は新アルガイヴ/New Argiveに向かったと。

暗闇(ザ・ダーク)/The Dark

迫りくるファイレクシアの軍勢を打ち倒したエルズペス/Elspeth達であったが、それは陽動部隊であった。ローナの狙いはウルザの塔/Urza's Towerを叩くことにあったのだ。姿を現した彼女は疲弊したエルズペスとジョダーを痛めつけた。彼女は致命打ではなくエルズペスを威嚇するような一撃を放ったが、その慢心が仇となった。エルズペスは捨て身の覚悟で攻撃を受け止め、自らの剣で彼女の肩を貫いた。

相討ちとなった両者の間に、突如テゼレットが姿を現わした。彼は独自の思惑からエルズペスを見逃すと、ローナを回収し新ファイレクシアへと去っていった。

働きもの/A Man of Parts

ドミナリアに残るプレインズウォーカー達の殲滅というエリシュ・ノーン/Elesh Nornからの命令に背いたテゼレットは、その責任を久遠の闇に焼き尽くされて物も言えぬローナに、そしてその主であるシェオルドレッドに押し付ける算段であった。彼女により軍が反旗を翻し、プレインズウォーカーを取り逃がしてしまったと。

機械兵団の進軍

侵攻の伝令、ローナ/Rona, Herald of Invasion - トレイリアの抹消者、ローナ/Rona, Tolarian Obliteratorとしてカード化されているが、ストーリー記事中での言及はない。恐らく、新ファイレクシアで修復・完成化された後にドミナリアに送り込まれたものと思われる。

登場

登場カード

カード名に登場

団結のドミナリア
ローナの渦/Rona's Vortex

フレイバー・テキストに登場

ドミナリア
巨大戦車/Juggernaut
団結のドミナリア
否認/Negateファイレクシア流諜報術/Phyrexian Espionage跳ね散らすゴブリン/Splatter Goblin

イラストに登場

団結のドミナリア
ローナの渦/Rona's Vortex

登場記事・登場作品

ドミナリア
団結のドミナリア
兄弟戦争
ファイレクシア:完全なる統一

参考

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