マナ漏出/Mana Leak

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[[対抗呪文/Counterspell]]が[[基本セット]]から[[落ちる|落ちた]][[第8版]]・[[第9版]]の、[[スタンダード]]での基本[[打ち消す|カウンター]][[呪文]][[対象]]の呪文の[[コントローラー]]が3[[マナ]][[支払う|支払わ]]ないと打ち消す。
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[[ストロングホールド]]初出の軽量[[打ち消す|カウンター]][[呪文]]。3[[マナ]][[支払う|支払わ]]ないと打ち消す、[[不確定カウンター]]の代表格。
  
序盤はほとんど[[確定カウンター]]として働く。終盤でも3マナも残して呪文を[[唱える]]のは多少難しく、後続の呪文に対する牽制や、また重ね掛けで打ち消すような[[プレイング]]に利用できる。
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支払わせるマナが大きめのため、序盤はほとんど[[確定カウンター]]として働く。終盤でも3マナも残して呪文を[[唱える]]のは多少難しく、後続の呪文に対する牽制や、また重ね掛けで打ち消すような[[プレイング]]に利用できる。
  
[[多色デッキ]]で使う分には対抗呪文よりも使いやすい。第8版に[[再録]]された際には優秀なカウンターとして[[ウェイク]]の最盛期を支えた。また、[[不特定マナ・コスト]]を含むということは[[すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All]]との相性もいいということである。
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単純な効果の比較で言えば同じ2マナの[[対抗呪文/Counterspell]]に見劣りするとはいえ、それでも十分強力さを維持しており、むしろ[[色拘束]]が薄くなって使いやすくなった利点のほうが大きい。そのため登場当時から常に高い評価を得ており、[[タッチ]][[]]のデッキで4枚フル投入されたり、[[青単色デッキ|青単]]ですら対抗呪文の追加として投入されることも珍しくない。
  
さらに[[ヴィンテージ]]では[[Mox]]を使う前提での安定性の面から、対抗呪文ではなくこちらが採用される事が多い。[[Mana Drain]]よりも優先される事もあり、[[デッキ]]の安定性に対するシビアな調整が見て取れる。速いデッキはとことん速い[[環境]]であるため、2[[ターン]]目に[[打ち消す|打ち消し]]を構えられないのは致命的なのだ。また、[[Force of Will]]が存在するため、後半無駄カードになりにくい事も理由として挙げられる。もちろん[[パーミッション]]では両方採用される事がほとんど。
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対抗呪文が[[基本セット]]から[[落ちる]]のと入れ替わりで、[[第8版]]から基本セット入り。以降、これが収録されていた時期の[[スタンダード]]での基本カウンターとして青使いたちを支えていた。
  
*この「相手がマナを支払わない限り」の能力は、のちに[[リスティック]]として[[プロフェシー]]のメカニズムで使われることとなる。一般的にリスティックは相手に選択権があるために弱いとされるが、打ち消し呪文という性質上、相手が先にマナを出した後であることが普通であるため、相手がマナを払いたくても足りなくて払えないという状況がよくある。
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さらに[[ヴィンテージ]]では[[Mox]]を使う前提での安定性の面から、[[マナ吸収/Mana Drain]]よりも優先されることもある。速いデッキはとことん速い[[環境]]なので、打ち消しを少しでも早く確実に用意できないと危険であり、[[青マナ]]が1つ用意できればいいという安定感が重視されるため。また、[[意志の力/Force of Will]]が存在するので、後半無駄カードになりにくいことも理由として挙げられる。
*[[第9版を選ぼう]]の投票において[[記憶の欠落/Memory Lapse]]に勝利し、[[第9版]]に再録されることとなった。
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*[[第10版]]では対抗呪文の調整版[[取り消し/Cancel]]に基本カウンターの座を譲った。
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一方で青マナを2つ用意できているのであれば対抗呪文に劣るのも事実であり、対抗呪文が使用可能かつヴィンテージ程速くない環境である[[パウパー]]では、強力さの割にあまり見かけないカードとなっている。
*[[サイクリング]]がついた[[誤算/Miscalculation]]や一回り大きい[[巻き込み/Convolute]]など、多くの亜種が存在する。また、これ自身も[[魔力の乱れ/Force Spike]]の発展系として扱える。
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**[[下位種]]の魔力の乱れや[[上位種]]の巻き込みと比べてみると、マナ漏出の[[コスト・パフォーマンス]]がよくみえてしまうのは時代の流れというべきか。
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[[モダン]]でも長らく使用されていたが、[[モダンホライゾン2]]で対抗呪文が[[リーガル]]になると採用率は大きく低下した。
*「漏出」は「ろうしゅつ」と読む。「マナ露出(ろしゅつ)」と書く間違いが多い。
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*[[不特定マナ・コスト]]を含むため、[[サファイアの大メダル/Sapphire Medallion]]で1マナカウンターに化けたり、[[すべてを護るもの、母聖樹/Boseiju, Who Shelters All]]の援護を受けたりできる。これらの点を重視するなら、対抗呪文より強いとさえ言えるかも知れない。
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*この「相手がマナを支払わない限り」の能力は、のちに[[リスティック]]として[[プロフェシー]]の[[メカニズム]]で使われることとなる。一般的にリスティックは[[山分けカード#相手に選択権のあるカードは弱い理由|対戦相手に選択権があるために弱い]]とされるが、このカードの場合打ち消し呪文という性質上、普通は対戦相手が既にマナを出した後であるため、対戦相手がマナを支払いたくても支払えないという状況がよくあることと、支払わせるマナの量が多いことがかみ合い、このカードの強さにつながっている。
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*[[サイクリング]]がついた[[誤算/Miscalculation]]や一回り大きい[[巻き込み/Convolute]]など、多くの亜種が存在する。また、これ自身も[[魔力の乱れ/Force Spike]]の[[上位種]]である。
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**一覧については[[不確定カウンターカード]]も参照。
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*「漏出」は「ろうしゅつ」と読む。また、[[トーナメント]]における[[デッキリスト]]記入の際に「マナ露出(ろしゅつ)」と誤記入されることも多い。
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*[[第9版を選ぼう]]の投票において[[記憶の欠落/Memory Lapse]]に勝利し、[[第9版]]に[[再録]]されることとなった。
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*[[第10版]]では対抗呪文の調整版[[取り消し/Cancel]]に基本カウンターの座を譲った。[[基本セット2011]]~[[基本セット2012|2012]]で再び基本セットに復帰したが、スタンダードに登場させる打ち消しとしては強力すぎると判断されたか、それ以降は再録されておらず、代わりに[[革命的拒絶/Revolutionary Rebuff]]や[[火消し/Quench]]といったこれの[[下位互換]]が登場している。[[かき消し/Make Disappear]]の登場以降は「火消し以上マナ漏出未満」の亜種がたびたび収録されるようになっている。
  
 
==参考==
 
==参考==
 
*[[不確定カウンターカード]]
 
*[[不確定カウンターカード]]
 
*[[カード個別評価:ストロングホールド]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:ストロングホールド]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:基本セット2012]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:基本セット2011]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:第9版]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:第9版]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:第8版]] - [[コモン]]
 
*[[カード個別評価:第8版]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:ダブルマスターズ2022]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:アイコニックマスターズ]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:モダンマスターズ2015]] - [[コモン]]
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*[[カード個別評価:Tempest Remastered]] - [[コモン]]

2024年4月30日 (火) 12:22時点における最新版


Mana Leak / マナ漏出 (1)(青)
インスタント

呪文1つを対象とする。それのコントローラーが(3)を支払わないかぎり、それを打ち消す。


ストロングホールド初出の軽量カウンター呪文。3マナ支払わないと打ち消す、不確定カウンターの代表格。

支払わせるマナが大きめのため、序盤はほとんど確定カウンターとして働く。終盤でも3マナも残して呪文を唱えるのは多少難しく、後続の呪文に対する牽制や、また重ね掛けで打ち消すようなプレイングに利用できる。

単純な効果の比較で言えば同じ2マナの対抗呪文/Counterspellに見劣りするとはいえ、それでも十分強力さを維持しており、むしろ色拘束が薄くなって使いやすくなった利点のほうが大きい。そのため登場当時から常に高い評価を得ており、タッチのデッキで4枚フル投入されたり、青単ですら対抗呪文の追加として投入されることも珍しくない。

対抗呪文が基本セットから落ちるのと入れ替わりで、第8版から基本セット入り。以降、これが収録されていた時期のスタンダードでの基本カウンターとして青使いたちを支えていた。

さらにヴィンテージではMoxを使う前提での安定性の面から、マナ吸収/Mana Drainよりも優先されることもある。速いデッキはとことん速い環境なので、打ち消しを少しでも早く確実に用意できないと危険であり、青マナが1つ用意できればいいという安定感が重視されるため。また、意志の力/Force of Willが存在するので、後半無駄カードになりにくいことも理由として挙げられる。

一方で青マナを2つ用意できているのであれば対抗呪文に劣るのも事実であり、対抗呪文が使用可能かつヴィンテージ程速くない環境であるパウパーでは、強力さの割にあまり見かけないカードとなっている。

モダンでも長らく使用されていたが、モダンホライゾン2で対抗呪文がリーガルになると採用率は大きく低下した。

[編集] 参考

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