スタンダード・プロシージャ/Standard Procedure

提供:MTG Wiki

2022年10月13日 (木) 14:47時点におけるAtom (トーク | 投稿記録)による版
移動: 案内, 検索

スタンダード・プロシージャ/Standard Procedure
インスタント

(1), あなたの手札にあるこれを公開する:マナ総量が3以下であり現行スタンダードで使用可能でありインスタントやソーサリーであるカード1枚を選ぶ。ターン終了時まで、これはそのカードになる。
[どんぐりシンボル付き - トーナメントでは使用できない。]


どんぐりシンボル付きトーナメントでは使用できない、実にアン・シリーズの神話レアらしいあまりに異様な無色インスタント

マナ・コストを持たず、それでいて待機代替コスト等も持たないため常在精神/Evermindよろしく正規の方法では唱えることができない。そして、仮に続唱などによってマナ・コストを支払わずに唱えたとしても混沌の辛苦/Throes of Chaosよろしく呪文能力を一切持たないため解決しても何も起こらない。その代わりにこれが手札にある間に起動できる起動型能力を持ち、マナ総量3以下で現行スタンダードで使用可能なインスタントかソーサリーにターン終了時まで変身させることができる。

その時々のスタンダードのカードプールに左右されるとはいえ、火力打ち消しなどがスタンダードの3マナ以下に一切存在しなくなるということは今後も考えにくい。そのカードをデッキに入れて普通に唱えるより1マナ重くなってしまうが、その汎用性は魔除けなどの比ではない。使うデッキの色に対応したスタンダードのカードプールが頭に入ってさえいればその時々で必要なカードの効果をピンポイントで得ることのできる、マジックというゲームを根底から覆しうる恐ろしい一枚。つくづくこれにどんぐりシンボルが付いていてよかったものである。

  • X呪文など見かけのマナ総量が小さい呪文とは相性が良く、3マナ以下という制限を実質的に無視して強力な効果を発揮できる。Unfinity発売時点のスタンダードを参照するならキッカー切除も有力。
  • 起動型能力で別のカードに変化させた後で唱えて解決されるなどして、手札以外の領域に移動してもターン終了時まで変化したままなのかは不明。銀枠カードの例によってプレイヤー全員が納得するよう話し合って決めればよいだろう。
  • "Standard Procedure"とは「標準的な手順」の意。フォーマットのスタンダードとかけているのであろう。
  • イラストには大会常連、スパイク/Spike, Tournament Grinderが描かれている(イラスト)。このカードの登場時点で最後に稲妻が収録されたのは基本セット2011であり、12年の開きがある。フレイバーテキストで語られている通りにこれを稲妻/Lightning Boltに変えられるようになる日はいつか来るのだろうか。
まだ《稲妻》にできたっけ?

参考

MOBILE