カード名国語辞典

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2015年5月27日 (水) 20:50時点における123.225.193.165 (トーク) - whois による版
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カード名で意味が分かりにくいと思われる語句とその解説。

ここは「概念・状態・行動など」を解説します。物(架空の存在を含む)の名前の場合はカード名百科事典を参照。

  • まだ一部、分類が曖昧な場合があります。ご了承ください。特に、分類の異なる複数の意味を持つ用語の扱いは確定していません。

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一覧

ア行

悪逆(あくぎゃく)
律令法に定められた八虐(8つの重罪)の第4位で、今で言う尊属殺。転じて、人の道に外れたひどい悪事・悪行を指す。
悪辣(あくらつ)
辛辣で、たちが悪いこと。あくどいこと。
アニマ(あにま)
(ラテン語における)霊魂。または、それを元にユングが定義した「自律性の根源の集合体」のこと。
一瞥(いちべつ)
ひと目ちらっと見ること。
因果応報(いんがおうほう)
元は仏教用語。前世における行為の結果として現在における幸不幸があり、現世における行為の結果として来世における幸不幸が生じるという考え方。
有為転変(ういてんぺん)
世の中のすべての形有る/形為すモノが絶えず流転・変化して、しばらくの間も同じ状態にとどまることがないこと。
穿つ(うがつ)
(特に、細い物で)穴をあける。貫き通す。
有象無象(うぞうむぞう)
雑多なつまらぬ者たち。「有相無相」が変化した語で、象は当て字のようなものであり、動物としての象とは無関係である。
永劫(えいごう)
限りなく長い年月。永久、永遠。「ようごう」とも読む。「Eon」「Aeon」の2つの訳語として使われるが、これは本来「Æon」と書き表すため。
壊疽(えそ)
局所的に壊死(えし、生体の一部組織が死滅すること)した状態。血液が凝固するため黒ずむ。
大立者(おおだてもの)
ある分野で大きな権力を持ち、重要な立場にある人物。元は芝居の一座で、中心となる最もすぐれた俳優のこと。

カ行

悔悟(かいご)
自分の行為について後に悪かったとさとり、悔いること。後悔。
改竄(かいざん)
文書の字句などを書き直してしまうこと。普通、悪用する場合にいう。
回春(かいしゅん)
原意は病気が治ること。快復。
改悛(かいしゅん)
自分のおこないや態度が悪かったと反省し、心を改めること。
開闢(かいびゃく)
あめつちのはじまり。元は中国語で開天闢地と書いたものを、日本で分かりやすく「天地開闢」と訳した語。
カタストロフィ(かたすとろふぃ)
(ギリシャ語における)自然界および人間社会の大変動。おおむね悲劇的な意も持つ。
換羽(かんう)
鳥の羽毛の抜けかわること。繁殖期を過ぎたあと、鳥の羽が一定の順序で抜けかわり更新する現象。羽がわり。
頑強(がんきょう)
頑固で屈せず強いさま。転じて、がっしりとして丈夫なさま。
癇癪、癇しゃく(かんしゃく)
ちょっとのことにもすぐ怒る性質。怒りっぽいこと。また、その怒り。
奸謀(かんぼう)
悪巧み。奸計、奸策とも。
詭計(きけい)
人をだまし危地におとしいれる計略。
寄進(きしん)
神社・寺院・教会などに金銭・物品を寄付すること。
機知(きち)
その場その場の機会に応じて活発に働く才知。
狐火(きつねび)
闇夜に山野などで光って見える、妖狐が熾したとされる燐火。光の異常屈折によるともという。狐の提灯。
義憤(ぎふん)
道義を元として起こる憤り。概ねそれに違えたものに対して憤る。
金言(きんげん)
元は仏教用語。人生や生活の上で尊重し模範とすべきすぐれた発言。
供犠(くぎ)
宗教学などで、特定の宗教的目的や共同体の結束のために、共同体が奉ずる神に犠牲を捧げること。
なお、神河ブロック以降のカードでは「くぎ」ではなく「きょうぎ」と読むことになっている。
求道(ぐどう、きゅうどう)
宗教的悟りや真理の道を求めて修行すること。ただし「Seeker」はどちらかというと「捜索者」「探索者」の意を持つ。
慧眼(けいがん)
物事の本質を見抜く聡い眼力。鋭い洞察力。
敬虔(けいけん)
神仏などを深く敬いつつしむさま。
啓蒙(けいもう)
蒙昧な世を理性の光で啓らまんとすること。人々に新しい知識を与え、教え導くこと。
逆鱗(げきりん)
古代中国の龍に1枚だけついている、逆さ向きの鱗(うろこ)。龍は普段は温厚だが、この鱗に触れられると激怒し、触れたものを即座に殺すという。
転じて、決して触れてはいけない物事のたとえ。また、特定の人物(特に皇帝)を激怒させてしまうことを「逆鱗に触れる」と言う。
賢智(けんち)
賢く智恵のあること。また、その人。
権謀術数(けんぼうじゅっすう)
たくみに人をあざむく策略。数々の計略。
「権謀」は「権変(臨機応変)の謀略」、「術」「数」は「はかりごと」の意。
虎威(こい)
中国においては虎(とら)が百獣の王であり、そのため他の獣を恐れさせるという説から転じ、虎のような威勢を賞賛するさま。
薨(こう)
人が死ぬこと。特に皇族・諸侯の死。
高潔(こうけつ)
心が気高く、清らかであること(さま)。
恍惚(こうこつ)
(心を奪われて)放心し、うっとりしているさま。
広漠(こうばく)
広々として漠然としており、果てしないさま。
困憊(こんぱい)
ひどく疲れること。疲れて動けないこと。
金輪際(こんりんざい)
仏教用語で大地の最底部のこと。そこから「とことんまで」「徹底的に」の意味に用いられ、後に打ち消しの語を伴って「(強い決意を持って)断じて~しない」の意味となった。

サ行

最後の審判(さいごのしんぱん)
拝火教で、闘争に勝利した善神アフラ=マズダが悪神アーリマンの側に就いた者を裁く、善悪の闘争の最終局面。世界3大宗教に移入される。
拝火教の思想を取り入れたキリスト教では、ハルマゲドン/Armageddonにおいて神が人々の罪業を暴き、審判されるという伝承のこと。
三顧(さんこ)
蜀の劉備が諸葛亮を軍師に迎えようとして、その庵を三度訪れた故事(三顧の礼)から、人に何かを頼む際に何度も訪問して礼を尽くすこと。
視野狭窄(しやきょうさく)
視野が周辺や中心から狭くなる状態。網膜色素変性症・緑内障・網膜剥離などのほか、視神経路の障害によって起こる。転じて、(限られたものに意識を集中してしまい)周りが見えなくなっている状態、また、その状態の人を指す。
瀉血(しゃけつ)
主に治療目的として、血液を体外を排出することで、血液中に含まれる害を取り除くこと。
終末論(しゅうまつろん)
現世の最後についての教説。個人あるいは民族・人類の死を論じて、救済・審判や他界(天国・浄土・地獄)・復活・転生などを問題にする。
特にキリスト教では、世界の終末の到来とそれにおけるキリストの再臨・人類の復活・最後の審判を説き、重要な教説となっている。
収斂(しゅうれん)
縮んで一箇所に集まること。収束。「斂」の字が常用外のため、最近は「収れん」と書くことが多い。
呪詛(じゅそ)
特定の人に災いがかかるように、いわゆる疫病神、祟り神、縁者の怨霊、精霊、悪魔に災厄を願うこと。呪術。
殉教(じゅんきょう)
自らの信仰する宗教にのために命を落とすこと。
頌歌(しょうか)
神の栄光や人の功績などをほめたたえる歌。
焼灼(しょうしゃく)
焼くこと。焼けること。特に、外科で、薬品・電気で病組織を焼く治療法。
憔悴(しょうすい)
心痛や病気のためにやせおとろえること。やつれること。
「Fatigue」は「憔悴」と訳されているが本来は「疲労」の意。
抒情(じょじょう)
感情を述べ表すこと。叙情。
聖餐式(せいさんしき)
イエスが最後の晩餐でパンと葡萄(ぶどう)酒をとり「これはわたしの身体わたしの血である」と言い、新しい契約(新約)として弟子たちに分け与えたことに基づく儀式。
星霜(せいそう)
年月(としつき)、歳月のこと。星は1年で天を1周し、霜は毎年降りることから。「幾星霜(いくせいそう、苦労や努力を重ねた上での長い年月)」の形でもよく使われる。
聖別(せいべつ)
キリスト教用語。聖なる使用に充てるため、人や物を儀礼的に清め、世俗的な用途から区別すること。前述の聖餐式におけるパンと葡萄酒が代表的。
漸減(ぜんげん)
だんだんと減っていくこと。逆に、だんだんと増えていくことを「漸増(ぜんぞう)」と言う。
想起(そうき)
想い起こすこと。前にあったことを思い浮かべること。
沮喪(そそう)
気力がくじけて、勢いがなくなること。
尊大(そんだい)
おごりたかぶること。偉そうにして、他人を見下すような態度をとること。また、そのようなさま。高慢。横柄。

タ行

対置(たいち)
対照するように置くこと。相対して位置させること。
卓絶(たくぜつ)
他に比較するもののないほどにすぐれていること。卓の上を絶しているほどすぐれていること。
胆汁(たんじゅう)
肝臓で生成される黄褐色の体液。古代医学では人間には血液、粘液、黄胆汁、黒胆汁の四種類の体液があり、これらのバランスが崩れる事で病気になるという考えがあった。
耽溺(たんでき)
耽(ふけ)り溺(おぼ)れること。よくないことに夢中になって、他を顧みないこと。
鋳造(ちゅうぞう)
金属などを溶かし、鋳型に注ぎ込んで、目的の形を造り上げること。
聴罪(ちょうざい)
キリスト教の用語。司祭が信者の罪の告白や迷いを聴き、指導を与えること。
番い(つがい)
ふたつのものが合わさった一組のこと。一対。転じて、雄雌(男女)の一組。夫婦。
敵愾心(てきがいしん)
相手に対する憤りや闘争心。
デジャ・ヴュ(déjà vu)
フランス語において、一度も経験したことのないことが、いつかどこかですでに経験したことであるかのように感じられること。既視感。
天啓(てんけい)
天からの啓示。おおむね、神のみちびきと解釈される。
投擲(とうてき)
(特に武器を)投げること。
ときの声(ときのこえ)
戦いの際、士気を鼓舞するために大勢が一斉に叫ぶ声。漢字で書くと「鬨の声」。喊声。
篤信(とくしん)
信仰に篤(あつ)いこと。信仰に対し心が込められているさま。
督戦(とくせん)
部下を監督し励まし戦わせること。
屠殺(とさつ)
家畜などを殺すこと。
「Slaughter」はカード名では「屠殺」と訳されるが、他に「大量殺人。虐殺」の意味も持つ。
土着(どちゃく)
その土地に長く住み着いていること。また、その土地に先住している者を表す語。
遁走(とんそう)
何らかの手を尽くして逃げ走ること。
屯田(とんでん)
辺境の未開拓地域に兵士を住まわせ、平時には開拓や農業を行わせ、有事の際には軍隊に動員する制度。

ナ行

二枚舌(にまいじた)
前と食い違うことを平気で言うこと。うそを言うこと。
年季奉公(ねんきぼうこう)
契約時に年季を定め、その間奉公すること。年季勤め。

ハ行

驀進(ばくしん)
まっしぐらに進むこと。邁進とも。
剥離(はくり)
何かが剥がれ離れること。または、はがしとること。
パラダイム・シフト(ぱらだいむ・しふと)
人々のものの見方・考え方を根本的に規定しているとされる概念(パラダイム)が大きく変化すること。
反目(はんもく)
仲が悪く、対立すること。互いに目を反らしたり、相手の目の反対に自分を置きにらみあうこと。
氷震(ひょうしん)
地中・地表の氷が崩壊したときや、水が凍って膨張し地面を圧迫することで引き起こされる地震のこと。大きな爆発音を伴う。
主に氷河などで発生するが、寒波によって都市部で発生することもある。
日和見主義(ひよりみしゅぎ)
趨勢定かならない時において、優勢な方に味方しようとして、事態のなりゆきに対して傍観者的態度をとること。
賦活(ふかつ)
活力を与えること。活性化させること。
福音(ふくいん)
1. 〔(ギリシヤ) evangelion〕キリスト教で、イエスの十字架上の死と復活を通して啓示された救いの教え。ゴスペル。
2. 喜ばしい知らせ。本来、日本語としてはこちらが正しく、キリスト教が日本に伝わった際に1の訳語として福音が充てられた。
不退転(ふたいてん)
決して退かず、また転向しないこと。転じて、ある信念や意思を絶対に貫き通そうとするさまをさす。
不撓(ふとう)
どのような困難にあっても屈しないこと。また、そのさま。「不撓不屈(不屈不撓)」の形でもよく使われる。
孵卵(ふらん)
卵を孵(かえ)すこと。卵が孵(かえ)ること。
プロパガンダ(ぷろぱがんだ)
人々を特定の思想・行動へ誘導する目的で行われる宣伝行為。特に政治的意図を持つ宣伝活動を指すことが多い。
焚書(ふんしょ)
書物を焚き上げ、焼きすてること。思想弾圧の手段として、その思想にとって都合の悪いものについて行われた。
僻遠(へきえん)
国などの中心となる地域から遠く離れている僻地のこと。また、そのような所。
遍歴(へんれき)
主に、見聞を重ねるためにいろいろな地方を遍く巡り歩くこと。
包囲(ほうい)
要塞や城を攻める際に周りを取り囲んで補給や連絡を絶つ作戦。最終的に城壁を破壊して内部に乗り込む攻城戦も含み、そちらの意味を持つカードも多い。
放蕩(ほうとう)
放らつに振るまい、自らのほしいままに身が蕩けているさま。転じて、酒や女におぼれて身持ちがおさまらないこと。
ただしProdigalや放蕩には「贅沢な」「惜しみない」という意味もあるので、こちらが正しいと言える。
卜占(ぼくせん)
占い。占卜(せんぼく)。「卜」とは、元は亀の甲を焼きそのヒビの入り方によって占う「亀甲占い」のヒビを表す語。
奔流(ほんりゅう)
激しい勢いの流れ。

マ行

妙計(みょうけい)
妙なる計。すぐれたはかりごと。
無私(むし)
私心・私欲のないこと。己を殺してでも尽くすさま。
村八分(むらはちぶ)
江戸時代以来、村落で行われた制裁の一。規約違反などにより村の秩序を乱した者やその家族に対して、村民全部が申し合わせて絶交するもの。
「八分」とは、葬式・鎮火を除く、村で共同すべき行いのうちの8つのこと。年忌法要や結婚式などが該当する。
盲信(もうしん)
理由もなく深く信じ込むこと。妄信。
カード名では「Zeal/Zealot/Zealous」が「盲信/盲信者/盲信の・盲信的」と訳されているが、本来「Zeal」は「熱心、熱中、熱意」の意(盲信ではない)。

ヤ行

矢ぶすま(やぶすま)
射手がすきまなく並んだ列。また、一面にすきまなく矢を射ること。
遊離(ゆうり)
他のものと離れ、遊ぶがごとく存在すること。
溶暗(ようあん)
映像や音が次第に消えていくこと。

ラ行

律動(りつどう)
ある動きが規則的に繰り返されること。またはその動き。リズム。
臨機応変(りんきおうへん)
その時々の機会や状況の変化に応じて、適切な処置を施すこと。
輪作(りんさく)
地力の維持と病虫害の定着をさけるため、同じ土地に異なる作物を一定の期間を置いて周期的に栽培すること。
流転(るてん)
川の水が転じることなく流れるように、物事が絶え間なく移り変わっていくさま。また、仏教用語で生き物が死んだ後生まれ変わることを繰り返すこと。
黎明(れいめい)
夜が明けて朝になろうとする頃。転じて、新しく物事が始まろうとすること。または、その時。
列聖(れっせい)
歴代の君主のこと。また、キリスト教に於いて聖人(聖者)と認められること。関羽は関聖帝君として神格化されていることを踏まえて、英語名(Sainted Warrior)を宗教的に解釈している。
籠絡(ろうらく)
魚などを網で絡め籠に入れるがごとく、うまくまるめこんで自分の思う通りにあやつること。

ワヲン

参考

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