アジャニ最後の抵抗/Ajani's Last Stand

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[[アラーラの断片ブロック]]におけるストーリーの最終盤、[[アジャニ/Ajani]]が最後に放った魔法を[[カード]]化した[[エンチャント]]。自軍の[[クリーチャー]]か[[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]の[[死亡]]、及びこれ自体が[[手札]]から[[捨てる|捨てられる]]ことに反応して4/4[[飛行]]の[[アバター]]・[[トークン]]を[[生成]]する。
  
*同時に複数の[[クリーチャー]][[プレインズウォーカー (カード・タイプ)|プレインズウォーカー]]が[[死亡]]した場合、1つ目の[[能力]]は複数回[[誘発]]するが、アジャニ最後の抵抗を[[生け贄に捧げる]]ことは1回しかできないため[[トークン]]を2体以上[[生成]]することはできない。
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死亡に対応してトークンを生み出す方の[[能力]]の方から見ると、実質的には「自軍のクリーチャーかプレインズウォーカーが死ぬまで動き出さない4[[マナ]]4/4飛行」であると言える。[[戦場]]に何も無い状態で[[トップデッキ]]してもさほど強くなく、[[対戦相手]]が[[封じ込め/Seal Away]]や[[ヴラスカの侮辱/Vraska's Contempt]]と言った死亡を伴わない[[除去]]を用いていると思ったように動いてくれない。最初から戦力として数えるにはいささか不安が残る。
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捨てる方に対応する能力は、うまくハマれば[[アドバンテージ]]を得た上で[[コスト]]無しに戦場を強化できる。しかし[[構築]]で使われる[[手札破壊]]は[[強迫/Duress]]のような手札から選んで捨てられるものが多く、さらに[[大災厄/Doomfall]]のような[[追放]]する手札破壊には意味が無いと、やはり思い通りには動いてくれない。総じて、活躍できるかどうかは[[環境]]に存在する除去や手札破壊次第のカードと言える。
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*同時に複数のクリーチャーかプレインズウォーカーが死亡した場合、1つ目の[[能力]]は複数回[[誘発]]するが、アジャニ最後の抵抗を[[生け贄に捧げる]]ことは1回しかできないため[[トークン]]を2体以上[[生成]]することはできない。
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*「プレインズウォーカーが死亡」という[[ルール文章]]を用いた、初めてのカード。「死亡」という用語自体は「~が戦場から[[墓地]]に置かれる」ことを意味しているだけであり、理論上は全ての[[パーマネント]]に対して用いうるのだが、これ以前のカードではクリーチャーに対してのみ用いられていた。
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*溢れ出るフレイバー感に反して、[[伝説のエンチャント]]ではないし、出てくるトークンも[[伝説のクリーチャー]]ではない。アジャニが放ったいち魔法に過ぎないからであろうか。
  
 
==関連カード==
 
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===サイクル===
 
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{{サイクル/基本セット2019のレアのプレインズウォーカーのテーマ呪文}}
 
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==ストーリー==
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このカードは、[[アラーラの断片ブロック]]における[[アジャニ/Ajani]]と[[ニコル・ボーラス/Nicol Bolas (ストーリー)|ニコル・ボーラス/Nicol Bolas]]の決戦を描いたものである({{Gatherer|id=447140}})。
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[[アラーラ/Alara]]の五つの[[断片/Shard]]が[[衝合/Conflux]]し、[[大渦/The Maelstrom]]が荒れ狂う中、黒幕たるボーラスが姿を現した。彼の目的は大渦からアラーラすべての[[マナ]]を吸収し、[[大修復/The Mending]]以前の全知全能の力を取り戻すことだったのだ。だがアジャニには彼に立ち向かう手段があった――他者の本質を引き出す魔法、[[アジャニ/Ajani#魂の光/Soul's Light|魂の光/Soul's Light]]だ。アジャニがマナの奔流からボーラス自身の[[アバター|現身]]を作り出すと、等しき力を持つ二体の[[ドラゴン#ストーリー|ドラゴン]]は激しい戦いを繰り広げ、やがてアラーラから姿を消した。
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*上記ストーリーを反映し、[[破滅の龍、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, the Ravager]]に対し[[アドバンテージ]]を失わずに相打ちできるデザインになっている。
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**また、[[変身]]した直後の[[覚醒の龍、ニコル・ボーラス/Nicol Bolas, the Arisen]]が-3の[[忠誠度能力]]でクリーチャーかプレインズウォーカーを除去した場合も、返ってきた[[ターン]]にただちに打ち倒せるようになっている。
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*[[カード名]]が[[破滅の刻]]の[[神 (アモンケット・ブロック)#ストーリー|神々]]の最後[[サイクル]]([[ロナス最後の抵抗/Rhonas's Last Stand]]など)に似ているため、「アジャニの死を示唆するカードなのではないか」と一部で物議を醸したが、実際には上記のように過去のストーリーを描いたカードである。[[基本セット2019]]はボーラスの過去に焦点を当てた[[カード・セット|セット]]であり、[[ゲートウォッチ/The Gatewatch]]の物語が進行するセットではない。
  
 
==参考==
 
==参考==
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*[[手札破壊対策カード]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2019]] - [[レア]]
 
*[[カード個別評価:基本セット2019]] - [[レア]]
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__NOTOC__

2020年1月10日 (金) 08:13時点における最新版


Ajani's Last Stand / アジャニ最後の抵抗 (2)(白)(白)
エンチャント

あなたがコントロールしているクリーチャーかプレインズウォーカーが1体死亡するたび、あなたはアジャニ最後の抵抗を生け贄に捧げてもよい。そうしたなら、飛行を持つ白の4/4のアバター(Avatar)・クリーチャー・トークンを1体生成する。
対戦相手がコントロールしている呪文か能力によってあなたがこのカードを捨てるとき、あなたが平地(Plains)をコントロールしている場合、飛行を持つ白の4/4のアバター・クリーチャー・トークンを1体生成する。


アラーラの断片ブロックにおけるストーリーの最終盤、アジャニ/Ajaniが最後に放った魔法をカード化したエンチャント。自軍のクリーチャープレインズウォーカー死亡、及びこれ自体が手札から捨てられることに反応して4/4飛行アバタートークン生成する。

死亡に対応してトークンを生み出す方の能力の方から見ると、実質的には「自軍のクリーチャーかプレインズウォーカーが死ぬまで動き出さない4マナ4/4飛行」であると言える。戦場に何も無い状態でトップデッキしてもさほど強くなく、対戦相手封じ込め/Seal Awayヴラスカの侮辱/Vraska's Contemptと言った死亡を伴わない除去を用いていると思ったように動いてくれない。最初から戦力として数えるにはいささか不安が残る。

捨てる方に対応する能力は、うまくハマればアドバンテージを得た上でコスト無しに戦場を強化できる。しかし構築で使われる手札破壊強迫/Duressのような手札から選んで捨てられるものが多く、さらに大災厄/Doomfallのような追放する手札破壊には意味が無いと、やはり思い通りには動いてくれない。総じて、活躍できるかどうかは環境に存在する除去や手札破壊次第のカードと言える。

  • 同時に複数のクリーチャーかプレインズウォーカーが死亡した場合、1つ目の能力は複数回誘発するが、アジャニ最後の抵抗を生け贄に捧げることは1回しかできないためトークンを2体以上生成することはできない。
  • 「プレインズウォーカーが死亡」というルール文章を用いた、初めてのカード。「死亡」という用語自体は「~が戦場から墓地に置かれる」ことを意味しているだけであり、理論上は全てのパーマネントに対して用いうるのだが、これ以前のカードではクリーチャーに対してのみ用いられていた。
  • 溢れ出るフレイバー感に反して、伝説のエンチャントではないし、出てくるトークンも伝説のクリーチャーではない。アジャニが放ったいち魔法に過ぎないからであろうか。

[編集] 関連カード

[編集] サイクル

基本セット2019の、プレインズウォーカーに関する呪文サイクル。各レアに1枚ずつ存在する。

[編集] ストーリー

このカードは、アラーラの断片ブロックにおけるアジャニ/Ajaniニコル・ボーラス/Nicol Bolasの決戦を描いたものである(イラスト)。

アラーラ/Alaraの五つの断片/Shard衝合/Confluxし、大渦/The Maelstromが荒れ狂う中、黒幕たるボーラスが姿を現した。彼の目的は大渦からアラーラすべてのマナを吸収し、大修復/The Mending以前の全知全能の力を取り戻すことだったのだ。だがアジャニには彼に立ち向かう手段があった――他者の本質を引き出す魔法、魂の光/Soul's Lightだ。アジャニがマナの奔流からボーラス自身の現身を作り出すと、等しき力を持つ二体のドラゴンは激しい戦いを繰り広げ、やがてアラーラから姿を消した。

[編集] 参考

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