Ebon Praetor
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6マナで5/5トランプル&先制攻撃という優秀なファッティ。ただしアップキープごとにサイズが縮むかクリーチャーを生け贄に捧げるかを要求してくる。
一度でも生け贄を捧げ損ねると3/3と貧相なサイズになってしまい、先制攻撃はともかくトランプルが活用しづらくなるのが難しい。一時的にパワーを参照する伏魔殿/Pandemoniumのようなカードと併用し維持することを度外視した運用も考えられるか。スラルを生け贄にした場合に強化できるというメリットがあるため、律儀に維持するデッキを汲む場合は増殖槽/Breeding Pitあたりを一緒に使いたい。
- +1/+1でない+X/+Yカウンターを2種類も使うのでややこしい。2011年時点で-2/-2カウンターを使う唯一のカードであり、このようなカウンターを使うカードは今後も現れないものと思われる。
- 初出時のクリーチャー・タイプはアバターのみであったが、2011年5月のオラクル更新でアバターから法務官に変更された。その後、2011年6月のオラクル更新で再びアバターのクリーチャー・タイプを獲得した。
- イラストは、法務官が罪人と思しきクリーチャーに裁きを下しているシーンが描かれているのだが、罪人がデビルと巨大な兎に勾引されており、黒の大型クリーチャーに似つかわしくないメルヘンチックな印象を放っている。
- アーティストであるRandy Asplund-Faithの公式サイトの解説によれば、イラストの左側に描かれている生物は兎ではなくプーカ/Pucaであるとのこと。
- 法務官の多くは新ファイレクシア/New Phyrexia関連のカードであり、強力な性能と迫力のあるアートを備えた伝説のクリーチャーの面々にこのメルヘンチックなカードが混ざっているのはややおかしみがある。
- このギャップはR&D Playtest cardsのWho's That Praetor? (Playtest)でも取り上げられている。