伝説の秘宝/Relic of Legends
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マナリス/Manalithの上位互換であるマナ・アーティファクトの一つ。自身のタップ能力のほか、伝説のクリーチャーをタップしても好きな色マナを出せる。
マナリス互換のアーティファクトとしては、条件付きではあるが複数のマナを出せる点が一線を画している。事前に伝説のクリーチャーを展開しておくことでマナ加速特有の唱えた際のテンポ・アドバンテージのロスを抑えることができ、2体以上並んでいれば実質フリースペルとして扱える。色マナが豊富に扱えることから多色の伝説のクリーチャーを複数採用したデッキに適性があり、例えば同時登場した統べるもの、ジョダー/Jodah, the Unifierのようなカードとの併用にうってつけと言える。
後に登場した侵攻の伝令、ローナ/Rona, Herald of Invasionは伝説の呪文を唱えるたびアンタップする伝説のクリーチャーであるため相性が良く、スタンダードの4色レジェンズではセットで採用されることもある。正直者のラトスタイン/Honest Rutstein登場後は無限ループのパーツにもなった。
リミテッドでは同系統のカードの例に漏れず、マナ加速・マナ基盤安定化のために有用。アンコモンにも伝説のクリーチャーが一定数収録されているため、2番目の能力が活きる場面も少なくない。ただし版図には貢献しないため、デッキ次第では土地サーチ手段と取捨選択し使い分けたい。
- 2番目の能力はクリーチャーに能力を与えているわけではないため、召喚酔い状態の伝説のクリーチャーをタップしてコストを支払ってもよい。(タップ・アウトレット)
- 過去のカードでは名誉に磨り減った笏/Honor-Worn Shakuと性質が近い。比較すると伝説の秘宝はクリーチャー以外の伝説のパーマネントは利用できない点で劣るが、好きな色のマナを生み出せる点と真髄の針/Pithing Needleやもみ消し/Stifleに妨害されない点で優れている。もちろん、統率者戦では2枚体制にするのも有効であるし、5色の統率者ならば樹の神、エシカ/Esika, God of the Treeと併用して安定してマナ加速を行うこともできる。
- イラストに描かれたアーティファクトは連合の秘宝/Coalition Relic(イラスト)に酷似しており、フレーバー的にも能力的にも関連性がうかがえる。