ドラゴンの雛/Dragon Hatchling
提供:MTG Wiki
カード名通り、まだ幼いドラゴン。そのためサイズは最低ランクだが、元祖ドラゴンのシヴ山のドラゴン/Shivan Dragon同様に、しっかり空も飛べるし炎を吐くこともできる。
マナが少ない序盤は戦闘要員として換算できないが、少し余裕が出た中盤では少量のクロックを刻んだり相討ち要員として働けるようになり、そしてマナの溜まった終盤では回避能力とパンプアップの組み合わせにより大ダメージを叩き込めるフィニッシャーになれる。マナがかかるものの、終盤まで活躍させやすい優良クリーチャーである。
ただしパンプアップにマナを費しすぎるとテンポ・アドバンテージ面で損しやすいし、タフネスは増やせないため除去にも弱い。リミテッドではコモンという点も含めて優秀な戦力だが、構築では頼りないか。赤にしては珍しい軽い飛行クリーチャーである点から、スライ系デッキに装備品などで強化することを前提に採用する手はあるかもしれない。
- P/T合計値はドラゴンの中でぶっちぎりの最下位。マナ・コスト最低の座は同時に登場したまどろむドラゴン/Slumbering Dragonに阻まれたが、それに次いで2番目。また、コモンのドラゴンも史上初。
- 「ドラゴンの幼体」という似たようなコンセプトのクリーチャーにはこれまでにチビ・ドラゴン/Dragon Whelp、巣立つドラゴン/Fledgling Dragon、焼炉の仔/Furnace Whelpなどがいる。特に焼炉の仔とは上位種・下位種の関係に当たる。
- かつての吸血コウモリ/Vampire Batsを彷彿とさせる。パンプアップに制限がなくなったとはいえ、マナ・コストの増加でテンポは悪い。
- 能力の制限が緩くなると2マナ重い焦熱のダイフリン/Blistering Dieflynに。
- 基本セット2014でドラゴンの卵/Dragon Eggと同時に収録されたが、その時の混乱(生まれたてより弱い)により基本セット2019での再録は見送られた。電光吠えのドラゴン/Sparktongue Dragon#開発秘話も参照のこと。