エラダムリーのぶどう園/Eladamri's Vineyard
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優秀な緑のマナ加速エンチャント。全プレイヤーに毎ターン緑マナ2点を供給する。
1枚で恒久的に2マナ分加速することができ、1ターン目に出せば、2ターン目には4マナのカードが使えるようになる利点は大きい。エンチャントゆえに除去されにくいのも利点。
しかし、対戦相手もマナ加速の恩恵を得られる上に、恩恵を得られるのは相手が先であることに注意。何も考えずに使うとかえって自分が苦戦する羽目になる。
- この能力はマナ能力ではなく、マナを加える普通の誘発型能力であることにも注意。
- 後にぶどう園の大魔術師/Magus of the Vineyardとしてリメイクされた。
- 印刷時のルール文章では、マナを加えるのは「メイン・フェイズの開始時」だった。当時の第5版以前のルールではメイン・フェイズの開始はターンに1回しかなかったが、現在のルールでは戦闘前メイン・フェイズと戦闘後メインフェイズの2回(フェイズを追加する効果を用いればそれ以上)が存在するので、「メイン・フェイズの開始時」から「戦闘前メイン・フェイズの開始時」へと変更するエラッタが出された。
- カード名とフレイバー・テキストに微妙な食い違いがある。フレイバーの"mushroom wine"が「キノコ・ワイン」と訳されているため、"Vineyard"はぶどう園ではなく、ワインの原料であるキノコの畑を意味するとも解せる。ただ、一般的に"mushroom wine"はワインに後からキノコを加えたものを指すので、これもそうであるなら問題ない。イラストにもぶどうが描かれている。(→誤訳/名訳)
The mushroom wine made Gerrard's head spin, and his stomach soon followed suit.
キノコ・ワインを飲んだジェラードは、まず目が回り、それからすぐに吐き気がこみ上げてきた。
[編集] マナ・バーン
かつてマナ・バーンがあった頃は、対戦相手に使いきれないマナを与え、マナ・バーンでライフを削るエンチャントとしても有名であった。
対戦相手が緑以外の色で、かつ色拘束が強いデッキ(白ウィニーなど)を使っている場合、極めて強力な威力を発揮していた。特に、能動的に動くことのないパーミッション系に対しては、これだけでライフの半分近くを削ってしまうこともあった。
しかし、相手のデッキの他にも自分のマナ・バーンに気をつける必要があるため、何も考えずにデッキに入れられるカードではなかった。生まれたマナを簡単に処理できるステューピッドグリーンやスパイクの誓いなどでよく用いられていた。
基本セット2010発売に伴う総合ルール更新でマナ・バーンが廃止されたため、現在ではそのような使い方はできなくなっている。自分がマナを使い切れずに痛手を負うこともなくなったため、使いやすさという点では向上した。
- 漫画『デュエル・マスターズ』において、これを用いてライフを削るシーンが描写された。
- しかし、マナが生じた時点でマナ・バーンを受けているかのような不適切な描写だったため、大いに誤解を招くことになった。