大渦の脈動/Maelstrom Pulse
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土地以外のパーマネントを破壊できる呪文。ダークスティールの残響するサイクルのように、同名の他のパーマネントまで破壊できる。
単純に単体除去として見ても名誉回復/Vindicateに次ぐ万能さで使い勝手がよく、上手くいけばカード・アドバンテージも得られる。同じクリーチャー・タイプのクリーチャー・トークンを一掃できるため、赤白ヒバリのようなトークンを使うデッキに対してはさらに重要度が増す。クリーチャー限定の除去ならば他にも選択肢があり、状況によっては自分のパーマネントも巻き込むというリスクもあるが、構築での使用にも堪える強力な呪文。
- 対象にする1つは「土地でないパーマネント」である必要があるが、「同じ名前で巻き込まれる」ものについてはその制限が無いため、例えば平地/Plainsをクリーチャー化した上で魂の彫刻家/Soul Sculptorでエンチャントにした場合、これに大渦の脈動を唱えると、ただの基本土地の平地/Plainsまで全て巻き込まれる。
- 「土地でないパーマネント」の破壊に対して、土地を対象にする亜種として破壊の爪痕/Wake of Destructionと言う先輩がある。多色と言えどこちらは3マナ、かたやあちらは単色でもトリプルシンボルの6マナ。土地は基本土地で同じ名前のものが並びやすいための差別化である。
- 同じ色の組み合わせの全体除去カードには破滅的な行為/Pernicious Deedがある。それと比べると、大渦の脈動は効果の範囲は狭いがマナ・コスト以外にコストがかからず、プレインズウォーカーも破壊できることが強み。そのためエターナル環境で人気が上がっている。ただし、対象をとるためプロテクション持ちには効かず、ソーサリーなのでインスタント・タイミングでの対応ができないのが弱点。
- 3マナであり、「土地以外のパーマネントを破壊する」点では同じである疫病沸かし/Plague Boilerが存在する。起動型能力のコストが大渦の脈動と同一であるが、破壊に至るまでのタイムラグがきつく、破壊範囲が広すぎる、等の使いづらさが目立つ理由でこちらは敬遠されている。