カード名国語辞典
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カード名で意味が分かりにくいと思われる語句とその解説。
ここは「概念・状態・行動など」を解説します。物(架空の存在を含む)の名前の場合はカード名百科事典を参照。
- まだ一部、分類が曖昧な場合があります。ご了承ください。特に、分類の異なる複数の意味を持つ用語の扱いは確定していません。
ページ内移動 ア行、カ行、サ行、タ行、ナ行、ハ行、マ行、ヤ行、ラ行、ワ行
ア行
- 悪辣(あくらつ)
- 情け容赦もなく、たちが悪いこと。あくどいこと。
- アニマ(あにま)
- (ラテン語における)霊魂。
- 一瞥(いちべつ)
- ひと目ちらっと見ること。
- 因果応報(いんがおうほう)
- 元は仏教用語。前世における行為の結果として現在における幸不幸があり、現世における行為の結果として来世における幸不幸が生じるという考え方。
- 英語の「Karma」は日本語では「業」と訳されるが、カード名として相応しくないために同義である因果応報を用いている。
- 有為転変(ういてんぺん)
- 世の中のすべてのものが絶えず変化して、しばらくの間も同じ状態にとどまることがないこと。
- 穿つ(うがつ)
- (特に、細い物で)穴をあける。貫き通す。
- 有象無象(うぞうむぞう)
- 雑多なつまらぬ者たち。本来「有相無相」が変化した語であり、動物としての象とは無関係である。
- 永劫(えいごう)
- 限りなく長い年月。永久、永遠。「ようごう」とも読む。「Eon」「Aeon」の2つの訳語として使われるが、これは本来「Æon」と書き表すため。
- 壊疽(えそ)
- 局所的に壊死(えし、生体の一部組織が死滅すること)した状態。血液が凝固するため黒ずむ。
カ行
- 悔悟(かいご)
- 自分の行為について後に悪かったとさとり、悔いること。後悔。
- 改竄(かいざん)
- 文書の字句などを書き直してしまうこと。普通、悪用する場合にいう。
- 回春(かいしゅん)
- 原意は病気が治ること。快復。
- 改悛(かいしゅん)
- 自分のおこないや態度が悪かったと反省し、心を改めること。
- 開闢(かいびゃく)
- あめつちのはじまり。元は中国語で開天闢地と書いたものを、日本で分かりやすく「天地開闢」と訳した語。
- 「Origin」は起源を意味する語だが、既に起源/Genesisが存在するため、同義であるこの語が充てられた。
- カタストロフィ(かたすとろふぃ)
- (ギリシャ語における)自然界および人間社会の大変動。おおむね悲劇的な意も持つ。
- 換羽(かんう)
- 鳥の羽毛の抜けかわること。繁殖期を過ぎたあと、鳥の羽が一定の順序で抜けかわり更新する現象。羽がわり。
- 頑強(がんきょう)
- 頑丈で強靭なさま。転じて、がっしりとして丈夫なさま。
- 癇癪、癇しゃく(かんしゃく)
- ちょっとのことにもすぐ怒る性質。怒りっぽいこと。また、その怒り。
- 奸謀(かんぼう)
- 他人を落としいれるべく企まれる悪事。奸計とも。
- 詭計(きけい)
- 人をだましおとしいれる計略。
- 寄進(きしん)
- 神社・寺院・教会などに、自ら進んで金銭・物品を寄付すること。特に土地を寄付することは特別なことであり、その領地は「教会領」とされた。
- 機知(きち)
- その場その場の機会に応じて活発に働く才知。
- 狐火(きつねび)
- 闇夜に山野などで光って見える、妖狐が熾したとされる燐火。光の異常屈折によるともという。狐の提灯。
- 義憤(ぎふん)
- 道義にはずれたことに対して感ずる憤り。
- 金言(きんげん)
- 元は仏教用語。人生や生活の上で尊重し模範とすべきすぐれた発言。
- 供犠(くぎ)
- 宗教学などで、特定の宗教的目的や共同体の結束のために、共同体が奉ずる神に犠牲を捧げること(なお、神河ブロック以降のカードでは「くぎ」ではなく「きょうぎ」と読むことになっている)。
- 英語「Altar」の原意は祭壇・供物台のことだが、「生贄に捧げる」ことから供「物」台ではなく供犠台の語を充てている。
- 求道(ぐどう、きゅうどう)
- 宗教的悟りや真理の道を求めて修行すること。
- 求道者/Seeker(ぐどうしゃ)
- アムローの求道者/Amrou Seekers(あむろーのきゅうどうしゃ)
- 慧眼(けいがん)
- 物事の本質を見抜く聡い眼力。鋭い洞察力。
- 敬虔(けいけん)
- 神仏などの目に見えぬ存在を深く敬いつつしむさま。
- 啓蒙(けいもう)
- 人々に新しい知識を与え、教え導くこと。または理性により人々を導こうとすること。
- 賢智(けんち)
- 賢く智恵のあること。また、その人。
- 権謀術数(けんぼうじゅっすう)
- 「権力」「謀略」「術策」「数学(算術)」によってたくみに人をあざむき自己を高めるための策略。
- 主に自身を高めるためという点で「奸謀」とは違う点に注意。
- 虎威(こい)
- 中国においては虎(とら)が百獣の王であり、そのため他の獣を恐れさせるという説から転じ、虎のような威勢を賞賛するさま。
- 高潔(こうけつ)
- 心が気高く、清らかであること(さま)。
- 恍惚(こうこつ)
- (心を奪われて)放心し、うっとりしているるさま。
- 広漠(こうばく)
- 広々として漠然としており、果てしないさま。
- 困憊(こんぱい)
- 疲労によりひどく困窮し、動けないこと。
サ行
- 最後の審判(さいごのしんぱん)
- 拝火教で、闘争に勝利した善神アフラ=マズダが悪神アーリマンの側に就いた者を裁く、善悪の闘争の最終局面。世界3大宗教に移入される。
- 拝火教の思想を取り入れたキリスト教では、ハルマゲドン/Armageddonにおいて神が人々の罪業を暴き、審判されるという伝承のこと。
- 三顧(さんこ)
- 蜀の劉備が諸葛亮を軍師に迎えようとして、その庵を三度顧みた故事(三顧の礼)より、人に何かを頼むのに、何度も訪問して礼を尽くすこと。
- 視野狭窄(しやきょうさく)
- 視野が周辺や中心から狭くなる状態。網膜色素変性症・緑内障・網膜剥離などのほか、視神経路の障害によって起こる。転じて、(限られたものに意識を集中してしまい)周りが見えなくなっている状態、また、その状態の人を指す。
- 終末論(しゅうまつろん)
- 現世の最後についての教説。個人あるいは民族・人類の死を論じて、救済・審判や他界(天国・浄土・地獄)・復活・転生などを問題にする。特にキリスト教では、世界の終末におけるキリストの再臨・人類の復活・最後の審判を説き、重要な教説となっている。
- 収斂(しゅうれん)
- 縮んで一箇所に集まること。収束。「斂」の字が常用外のため、最近は「収れん」と書くことが多い。
- 呪詛(じゅそ)
- 特定の人に災いがかかるように、いわゆる疫病神、祟り神、縁者の怨霊、精霊に災厄を願うこと。呪術。
- 殉教(じゅんきょう)
- 自らの信仰する宗教に殉じて命を落とすこと。または、命を捨ててでも神の教えなどに殉じるさま。
- 頌歌(しょうか)
- 神の栄光や人の功績などをほめたたえる歌。
- 英語「Anthem」は本来「賛美歌」を意味するが、宗教的配慮により頌歌に訳された。
- 焼灼(しょうしゃく)
- 焼くこと。焼けること。特に、外科で、薬品・電気で病組織を焼く治療法。
- 憔悴(しょうすい)
- あせりのためにやせおとろえること。やつれること。
- 聖餐式(せいさんしき)
- イエスが最後の晩餐でパンと葡萄(ぶどう)酒をとり「これはわたしの身体わたしの血である」と言い、新しい契約(新約)として弟子たちに分け与えたことに基づく儀式。
- 聖別(せいべつ)
- キリスト教で、聖なる使用に充てるため、人や物を儀礼的に清め、世俗的な用途から区別すること。前述の聖餐式におけるパンと葡萄酒が代表的。
- 漸減(ぜんげん)
- ゆっくりと減りゆくこと。「ざんげん」ではないことに注意。
- 想起(そうき)
- 想い起こすこと。前にあったことを思い浮かべること。
- 沮喪(そそう)
- 気力がくじけて、勢いがなくなること。いわゆる失礼なことを働く「粗相」ではないことに注意。
- 尊大(そんだい)
- 自らを尊重すべき大人物であると自負し、他人に対し格別の配慮を図らせようとする人間。また、そのようなさま。横柄。
タ行
- 対置(たいち)
- 対照するように置くこと。相対して位置させること。
- 卓絶(たくぜつ)
- 他に比較するもののないほどにすぐれていること。
- 耽溺(たんでき)
- 一つのことに溺れるがごとく耽り、ほかを顧みないこと。多くよくないことに熱中することにいう。
- 鋳造(ちゅうぞう)
- 金属を溶かし、鋳型に注ぎ込んで、目的の形を造り上げること。
- 聴罪(ちょうざい)
- キリスト教の用語。司祭が信者の罪の告白や迷いを聴き、指導を与えること。
- 敵愾心(てきがいしん)
- 相手に対する憤りや闘争心。
- デジャ・ヴュ(déjà vu)
- フランス語において、一度も経験したことのないことが、いつかどこかですでに経験したことであるかのように感じられること。既視感。
- 天啓(てんけい)
- 天からの啓示。おおむね、神のみちびきと解釈される。
- 投擲(とうてき)
- (特に武器を)投げること。
- 篤信(とくしん)
- 信仰に篤いこと。「厚い」とも書ける。
- 督戦(とくせん)
- 部下を監督し励まし戦わせること。
- 屠殺(とさつ)
- 家畜などを屠り殺すこと。その惨状から、転じてとてつもなく凄惨な殺害をされること。
- 英語において、特に映画などで用いられる「Slaughter(スローター)」は後者の意味合いで使われることが多い。
- 土着(どちゃく)
- その土地に長く住み着いていること。また、その土地に先住している者を表す語。
- 遁走(とんそう)
- (主に遁術を用いて)逃げ走ること。何らかの計略によって追っ手をかどわかしたりしつつ逃げること。
- 屯田(とんでん)
- 辺境の未開拓地域に兵士を住まわせ、平時には開拓や農業を行わせ、有事の際には軍隊に動員する制度。
- 英語では中国語そのままに「Tuntian」と言い習わされるが、混乱を避けるためにSoldier-Farmarと言い換えられている。
ナ行
- 二枚舌(にまいじた)
- 前と食い違うことを平気で言うこと。うそを言うこと。
- 年季奉公(ねんきぼうこう)
- 年季を定めて、その間奉公すること。年季勤め。
ハ行
- 驀進(ばくしん)
- まっしぐらに進むこと。邁進とも。
- 剥離(はくり)
- 何かが剥がれ離れること。または、はがしとること。
- パラダイム・シフト(ぱらだいむ・しふと)
- 人々のものの見方・考え方を根本的に規定しているとされる概念(パラダイム)が大きく変化すること。
- 反目(はんもく)
- 仲が悪く、対立すること。互いに目を反らしたり、相手の目の反対に自分を置きにらみあうこと。
- 日和見主義(ひよりみしゅぎ)
- 趨勢定かならない時において、優勢な方に味方しようとして、事態のなりゆきに対して傍観者的態度をとること。
- 賦活(ふかつ)
- 活力を与えること。活性化させること。
- 福音(ふくいん)
- 1. 〔(ギリシヤ) evangelion〕キリスト教で、イエスの十字架上の死と復活を通して啓示された救いの教え。ゴスペル。
- 2. 喜ばしい知らせ。本来、日本語としてはこちらが正しく、キリスト教が日本に伝わった際に1の訳語として福音が充てられた。
- 不退転(ふたいてん)
- 決して退かず、また転向しないこと。転じて、ある信念や意思を絶対に貫き通そうとするさまをさす。
- 孵卵(ふらん)
- 卵を抱卵し、孵化させること。
- 焚書(ふんしょ)
- 書物を焚き上げ、焼きすてること。思想弾圧の手段として、その思想にとって都合の悪いものについて行われた。
- 僻遠(へきえん)
- 国などの中心となる地域から遠く離れている僻地のこと。また、そのような所。
- 遍歴(へんれき)
- いろいろな地方を遍く巡り歩くこと。
- 放蕩(ほうとう)
- 放らつに振るまい、自らのほしいままに身が蕩けているさま。転じて、酒や女におぼれて身持ちがおさまらないこと。
- 卜占(ぼくせん)
- 占い。占卜(せんぼく)。「卜」とは、元は亀の甲を焼きそのヒビの入り方によって占う「亀甲占い」のヒビを表す語。
- 奔流(ほんりゅう)
- 激しい勢いの流れ。
マ行
- 妙計(みょうけい)
- 妙なる計。すぐれたはかりごと。
- 無私(むし)
- 私心・私欲のないこと。己を殺してでも尽くすさま。
- 村八分(むらはちぶ)
- 江戸時代以来、村落で行われた制裁の一。規約違反などにより村の秩序を乱した者やその家族に対して、村民全部が申し合わせて絶交するもの。
- 「八分」とは、葬式・鎮火を除く8つの村で共同すべき行い(年忌法要など)のこと。
- 盲信(もうしん)
- 理由もなく、道理や信念、理解や感心を持たずに神を信じること。妄信。
- カード名では「Zeal/Zealot/Zealous」が「盲信/盲信者/盲信の・盲信的」と訳されているが、本来「Zeal」は「熱心、熱中、熱意」の意(盲信ではない)。
ヤ行
- 矢ぶすま(やぶすま)
- 射手がすきまなく並んだ列。また、一面にすきまなく矢を射ること。
- 遊離(ゆうり)
- 他のものと離れ、遊ぶがごとく存在すること。
- 溶暗(ようあん)
- 映像や音が次第に消えていくこと。
ラ行
- 律動(りつどう)
- ある動きが規則的に繰り返されること。またはその動き。リズム。
- 臨機応変(りんきおうへん)
- その時々の場面や状況の変化に応じて、適切な処置を施すこと。
- 輪作(りんさく)
- 地力の維持と病虫害の定着をさけるため、同じ土地に異なる作物を一定の期間を置いて周期的に栽培すること。
- 流転(るてん)
- 川の水が転じることなく流れるように、物事が絶え間なく移り変わっていくさま。また、仏教用語で生き物が死んだ後生まれ変わることを繰り返すこと。
- 黎明(れいめい)
- 夜が明けて朝になろうとする頃。転じて、新しく物事が始まろうとすること。または、その時。
- 列聖(れっせい)
- 歴代の君主のこと。また、キリスト教に於いて聖人(聖者)と認められること。関羽は関帝聖君として神格化されていることを踏まえて、英語名(Sainted Warrior)を宗教的に解釈している。
- 籠絡(ろうらく)
- 魚などを網で絡め籠に入れるがごとく、うまくまるめこんで自分の思う通りにあやつること。