驚愕ルーン/Runeboggle
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キャントリップ付きの魔力の乱れ/Force Spike。3マナと重くかつ不確定なので、カウンター呪文としては余りにもお粗末である。
もともと魔力の乱れ/Force Spikeの強力な点は、以下の2点に集約される。
- 1マナゆえ1ターン目からのカウンターが可能である。
- 1マナゆえ中盤以降相手の呪文を打ち消したときのテンポ・アドバンテージが絶大である。
それに対してこれはキャントリップを得たことでマナ・コストが効果に対して異常に重くなってしまい、先の2点の利点が完全に失われたため、もはや完全に別の性質をもった呪文といえる。つまりテンポ・アドバンテージを獲得するのためのカウンターではなく、カウンターを行いつつドローを行うというカード・アドバンテージを得るためのカウンターである。
これを入れるぐらいならもっと他のカウンターを入れるべきだろう。カウンター+ドローを行うカードに限れば、魔力の乱れの利点を残しつつキャントリップを付加した撹乱/Disruptや、確定カウンターである放逐/Dismissや謎めいた命令/Cryptic Commandが挙げられる。特に放逐はカードの性質としては最もこのカードに近い。
- Force Voidのリメイク版であるが、Force Voidと同じく紛糾/Complicateの下位互換である。