ゴブリンストーム
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ゴブリンストーム(Goblin Storm/Dirty Kitty Goblins)は、巣穴からの総出/Empty the Warrensによるコンボを組み込んだゴブリンの亜種。時のらせん参入後のエクステンデッド環境で組まれるデッキである。また、スタンダード版もやや遅れて勢力を伸ばしている。
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エクステンデッド
基本的には従来のゴブリンデッキと同じく、序盤からゴブリンを展開してビートダウンで相手を殴り殺す。
従来との違いは、炎の儀式/Rite of Flameや金属モックス/Chrome Mox、煮えたぎる歌/Seething Songでマナ加速しつつストームを稼ぎ、巣穴からの総出/Empty the Warrensで大量のトークンを並べて相手を瞬殺するギミックを組み込んだ事である。ゴブリンの戦長/Goblin Warchiefにより、並んだトークンは速攻で殴りかかる事ができる。
また、繁殖力/Fecundityによる瞬殺ギミックを採用した「Dirty Kitty」と呼ばれるバージョンもある。スカークの探鉱者/Skirk Prospectorなどを利用し、大量のトークンやゴブリンをマナに替えつつドローすることにより、引いてきたゴブリンを展開したり、膨れ上がったストームでトークンを増やしたりして、一撃で倒せるだけのゴブリンを揃えてゲームを終わらせる。手札とそこからの引き次第では、場に繁殖力/Fecundityと土地しかない状態からでも、そのターン中に相手を倒す事が可能である。
サンプルレシピ
- 繁殖力/Fecundityを使わない赤単型のデッキ。
スタンダード
ドラゴンストームよりもやや軽めのマナ加速から巣穴からの総出/Empty the Warrensに繋ぐ。
ゴブリンの王/Goblin Kingなどの全体強化を合わせたり、大いなるガルガドン/Greater Gargadonの餌にしたりするなどして勝つ。
また青赤コントロールにおいてフィニッシャーとしても用いられている。軽量ドローを連打後、急かし/Quickenを唱えて相手ターン終了時にゴブリンを並べて擬似速攻をつける。急かしがストーム稼ぎになっているのもポイント。トークン自体は貧弱だが、単体除去が強い環境であるため、数を並べることで突破力が付く。旗印/Coat of Armsを用いれば出した次のターンに殴り殺すことも不可能ではない。色の都合上、イゼットロンに組み込まれることが多い。
参考
- Dech Tech:"Dirty Kitty"] (WotC, by Scott Johns)
- Magic Deck Tech: Dirty Kitty(YouTube)
- ゴブリン
- デッキ集