倍増の季節/Doubling Season
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Doubling Season / 倍増の季節 (4)(緑)
エンチャント
エンチャント
いずれかの効果があなたのコントロール下で1個以上のトークンを生成する場合、代わりにそれはその2倍の数を生成する。
いずれかの効果があなたがコントロールするパーマネントの上に1個以上のカウンターを置く場合、代わりにそれはその2倍の数をそのパーマネントの上に置く。
緑のカードに時々登場する、豪快な「倍出し」カード。「共有」の緑にしては珍しく、影響を受けるのは自分だけである。トークンだけでなく、ありとあらゆるカウンターを倍出しするため、場が凄い事になる。
また、「カウンターを置いた状態で場に出る」パーマネントも影響を受ける。したがって消散や接合・烈日など、同ブロック内では狂喜、移植持ちなどのカードとも相性が良い。特に元から高性能なものが多い消散や、継続してカウンターを乗せ替えられる接合などとの組み合わせは強力。リミテッドでは上記2つの他に、トークンを多用するセレズニアやオルゾフと組んでもよい。
その他、スパイクや魔力の導管/Power Conduitなどカウンター自体をやりとりするカード、ファンガスや落とし子の穴/Spawning Pitなどカウンターとトークンを併用するカードとのコンボは面白い。強力なコンボとしては主に以下のものが考えられる。
- はじける子嚢/Saproling Burst
- まず消散カウンターが通常の倍の14個置かれて場に出る。 1個取り除いてトークンを出すと13/13の苗木2体が場へ。もう1個取り除くと12/12が4体。 7個取り除いて14体のトークンを出した場合に、P/Tの合計値が最大の98/98となる。(消散カウンターが1つ減っても84/84)
- ダークスティールの反応炉/Darksteel Reactor+地核搾り/Coretapper+解体作業/Dismantle
- まず地核搾りの2種の起動型能力を反応炉に使って蓄積カウンター6個。その後解体作業を撃つと、反応炉は破壊されず、6個の蓄積カウンターも残ったまま、その2倍である12個のカウンターを置くことができる。結果的に蓄積カウンターは6個から3倍増の18個となり(倍増の季節がなければ、この手順では合計6個しか乗せられない)、次のターンのアップキープ・ステップで2個乗せて勝利となる。
- 反応炉に蓄積カウンターが1個乗っている状態で始めれば、地核搾りと解体作業を撃った時点で21個になってゲームセット。
ルール
- 対戦相手が出した狩り立てられたドラゴン/Hunted Dragonなどの効果でこちら側に出るトークンも2倍になる。
- カウンターを移す場合でも、移動先にカウンターは2倍置く。「移す」の定義に「カウンターを置く」ことが含まれているため(→移植)。
- 経年カウンターも倍速で増える。累加アップキープのコスト支払いは困難になるだろう。
- 2枚出ていれば2倍のそのまた2倍で4倍、4枚出ていれば16倍、エンチャント複製/Copy Enchantmentなども使って8枚コントロールすれば256倍となる。クリーチャー化した上でコピー・トークンの作成を繰り返したりすれば、混沌の領域へまっしぐら。
- もしもこのカードがプレイヤー全員に影響するものだったならば、上記の倍倍ゲームはもう少し簡単に発生する。自分にしか影響しないのは、そういった状況の発生を抑えようという意図なのかも知れない。
- アーテイのおせっかい/Ertai's Meddlingの遅延カウンターや待機の時間カウンターの数に影響はない。取り除かれているカードはパーマネントではない。 また、同様に毒カウンターも2倍にはならない。
- プレインズウォーカーの忠誠カウンターは場に出たときに乗るものは2倍になるが、能力を使った場合の上昇値は2倍にならない。カウンターを置くことが効果ではなくコストだからである。