固定語
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固定語/Anchor Wordは、パーマネントが戦場に出る際に持ちうる2つの能力それぞれの前に書かれる単語。
エンチャント
城塞の包囲が戦場に出るに際し、カンか龍かを選ぶ。
・カン ― あなたのターンの戦闘の開始時に、あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それの上に+1/+1カウンターを2個置く。
・龍 ― 各対戦相手のターンの戦闘の開始時に、そのプレイヤーがコントロールしているクリーチャー1体を対象とし、それをタップする。
クリーチャー — 人間(Human) 探偵(Detective)
現象の調査員が戦場に出るに際し、「信じる」か「疑う」を選ぶ。
・信じる ― あなたがコントロールしていてトークンでないクリーチャー1体が死亡するたび、黒の2/2のホラー(Horror)・クリーチャー・エンチャント・トークン1体を生成する。
・疑う ― あなたの終了ステップの開始時に、あなたがオーナーであり土地でないパーマネント1つをあなたの手札に戻してもよい。そうしたなら、カード1枚を引く。
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解説
運命再編で導入されたルーリング。運命再編ではエキスパンションのテーマである「運命の選択」を表現するために用いられ、包囲サイクル5枚が登場した。
その後も、モダンホライゾンではミラディン包囲戦/Mirrodin Besiegedが、Fallout統率者デッキではフーバーダムの戦い/Battle of Hoover Damと浄化プロジェクトを懸けた戦い/Struggle for Project Purityが、ダスクモーン:戦慄の館統率者デッキでは現象の調査員/Phenomenon Investigators、タルキール:龍嵐録では2色の包囲サイクルが登場している。
- 敵対の大天使/Archangel of Strifeなどの能力を整備したものといえる。
ルール
置換効果の中には、コントローラーの選択に従い、箇条書きで固定語が書かれている2つの能力のうち1つを持った状態で戦場に出るパーマネントがある。
「[固定語] ― [能力]」は、「このパーマネントが戦場に出る時点で[固定語]が選ばれていたかぎり、このパーマネントは[能力]を持つ。」を意味する。それらの能力は固定語を選ばせる能力と関連している。
- モードは戦場に出る際の置換効果として決定する。唱えるときではなく、戦場に出た後の誘発型能力でもない。詳細については置換効果の項を参照。
- したがって、多様な道のリクー/Riku of Many Pathsの能力は誘発しない。
- 細胞形成/Cytoshapeで戦場に出ずにコピーになった場合など、何らかの要因で固定語が選ばれていないなら、どちらの能力も持たない。
参考
引用:総合ルール 20231117.0
- 6 呪文、能力、効果
- 614 置換効果
- 614.12 置換効果の中に、パーマネントが戦場に出ることに影響を及ぼすものがある(rule 614.1c-d参照)。そのパーマネント自身が持つその種の効果が適用されるのは、その効果がそのパーマネント自身にだけ影響を及ぼす場合だけである(そのパーマネントを含む一群のパーマネントに影響を及ぼすものは、そのパーマネント自身には影響を及ぼさない)。他の発生源からの効果であることもありうる。それらの置換効果のうち、どれがどのように適用されるかを決定するに際しては、そのパーマネントが戦場に出た時点で取るであろう特性を見る。ここで考慮するのは、戦場に出ることに影響を及ぼす置換効果のうちですでに適用したもの(rule 616.1 参照)と、そのパーマネント自身の常在型能力からの継続的効果でそのパーマネントが戦場に存在するようになった後で適用されることになるものと、すでに存在している継続的効果でそのパーマネントに適用されることになるものだけである。
- 614 置換効果