ロケッティアの隊長、レッドシフト/Redshift, Rocketeer Chief
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伝説のクリーチャー — ゴブリン(Goblin) 操縦士(Pilot)
警戒
(T):好きな色1色のマナ1点を加える。Xは、これのパワーに等しい。このマナは、能力を起動するためにしか支払えない。
消尽 ― (10)(赤)(緑):あなたの手札にある望む枚数のパーマネント・カードを戦場に出す。(消尽能力はそれぞれ1回しか起動できない。)
WHISPERのテキストには誤りがあります。「好きな色1色のマナ1点を加える」は「好きな色1色のマナX点を加える」と読み替えてください。
起動コスト専用の色マナ1色を自身のパワーの数だけ出せるマナ・クリーチャーである伝説のゴブリン・操縦士。手札のパーマネント・カードを戦場に出す消尽能力も備える。
マナの用途が限定されており、加えて伝説でもあるため、単純なマナ加速手段としては換算できず扱いづらい。汎用性を取るなら一般的なマナ・クリーチャーを優先するべきであり、登場時のスタンダードにはマナ・コストが一致する勇敢な追跡者、ルビー/Ruby, Daring Trackerも存在する。一方で、霊気走破で初登場した消尽をはじめとした起動型能力の利用を中心にしたデッキにおいては、素の状態でも2マナ出る加速力の高さは魅力的。別途強化することによって爆発的なマナ加速を狙うこともでき、警戒と相まってアタッカーもこなせる。
最大の目玉は、いわば自分だけEurekaという消尽能力。ド派手にボード・アドバンテージを取れるがその分だけ激烈に重く、実に12マナを要求してくる。通常、それほどのマナが出せる頃には手札が尽きている可能性も高いだろう。こちらを目当てにする場合はドローなどで手札にパーマネント・カードを呼び込めるようにしておきつつ、他のマナ加速や強化も組み合わせて起動コストを捻出したい。
リミテッドの赤緑でも強力な1枚。消尽のアーキタイプの完成度がそう高くなくグッドスタッフ的な構成になることも少なくない色の組み合わせなので、あらゆる起動型能力のために任意の色のマナを出せるところが歴戦の獣騎兵/Veteran Beastriderなどのサポートとして頼もしく、指針アンコモンである起爆学者/Boom Scholarのコスト減少より融通が利く。もちろん消尽のサポートとしても悪くなく、4ターン目に機首乗りの専門家/Prowcatcher Specialistが4/3速攻として走り出したり、5ターン目に砂丘の危険/Hazard of the Dunesが7/7になって殴り始めたりできれば申し分ない。
赤緑の爆発力を高めてくれるカードとはいえ、これ自体はフィニッシャーになれず手札・デッキのクリーチャーのカードパワーに強く依存するところはネック。ブースター・ドラフトで流れてきただけで赤緑への参入を決められるほどの性能ではなく、2マナの多色カードという色拘束もピックのしづらさに拍車をかける。卓の1周を期待できるようなカードでもないので、緑に寄ったマルチカラーをつまみつつもデッキカラーを決めあぐねている状態でこれが流れてくると悩まされるかもしれない。
[編集] 関連カード
[編集] サイクル
霊気走破の各レースチームのキャプテンやエースである2色のレアの伝説のクリーチャーのサイクル。
- ガイドライト、雲水核/Mendicant Core, Guidelight(白青)
- 去りし栄光、ザフール/Zahur, Glory's Past(白黒)
- 呪われし運転手、ウィンター/Winter, Cursed Rider(青黒)
- 海の災い魔、ハウラー船長/Captain Howler, Sea Scourge(青赤)
- エンドの首領、ファー・フォーチュン/Far Fortune, End Boss(黒赤)
- 翠色のラジアン、アーチック/Aatchik, Emerald Radian(黒緑)
- ロケッティアの隊長、レッドシフト/Redshift, Rocketeer Chief(赤緑)
- 勝利術士、コロディン/Kolodin, Triumph Caster(赤白)
- アラクリアの心、カラドーラ/Caradora, Heart of Alacria(緑白)
- 仮面のレーサー、シータ・ヴァルマ/Sita Varma, Masked Racer(緑青)
[編集] ストーリー
レッドシフト/Redshiftは未知の次元/Plane出身のゴブリン/Goblin。ゴブリン・ロケッティアーズ/The Goblin Rocketeersの共同キャプテンとして第二回ギラプール・グランプリ/The Ghirapur Grand Prixに参加する。
詳細はレッドシフト/Redshiftを参照。