止められない計画/Unstoppable Plan
提供:MTG Wiki
あなたのターンの終了ステップに、土地でないパーマネントをすべてアンタップするエンチャント。
味方クリーチャーが擬似的な警戒持ちになるだけでも便利であるが、タップ能力やタップ・アウトレットと組み合わせることでそれらの起動回数を増やす使い方が強力である。土地はアンタップしないので、なるべく起動コストでマナがかからない物と組み合わせるか、マナ・アーティファクトやマナ・クリーチャーと組み合わせるとよいだろう。これの誘発に対応してマナ能力を使うことで、再びマナを出し終了ステップ限定ながら大量のマナを使えるテクニックも覚えておきたい。
霊気走破のリミテッドでは擬似警戒付与の強さもさることながら、機体が多いという環境柄、ブロッカーが減るという弱点を気にせず搭乗し放題になる点が強力である。エンジン水没/Flood the Engineの被害を和らげられる点も便利。
- 性質としては毎ターン自動で劇的な逆転/Dramatic Reversalがかかるようなもの、あるいはアンタップ範囲が逆になった荒野の再生/Wilderness Reclamationと言えるか。荒野の再生の強みである「唱えるために使った土地がアンタップするので、実質遅効性のフリースペル」という点は失われているが、上記の通りマナ・アーティファクトなどを用いればカバー可能。
ストーリー
領事府/The Consulate残党の蜂起とドラゴンの襲撃で混乱するギラプール/Ghirapurでチャンドラ/Chandraが出会ったのは、ジェイス/Jaceとヴラスカ/Vraskaだった。
とある計画のためにおたから/Lootを必要とするジェイスは、チャンドラが保護していたおたからを引き渡すよう求める。だがその不穏な態度に不信感を覚えたチャンドラは要求を拒否。ジェイスはもはや手段を選ばず、領事府の仕掛けた罠にかかっていたレーサーたちを操ってチャンドラへとけしかけた。
- Aetherdrift | Episode 6: The Bloodless Revolution/第6話 無血革命(Daily MTG 2025年1月20日 K. Arsenault Rivera著)
- イラストの構図も劇的な逆転/Dramatic Reversalを踏襲している。しかしあちらが「ジェイスが仲間を連れ、チャンドラの応援に現れた」様子であるのに対し、こちらは「ジェイスがグランプリ参加者を洗脳し、チャンドラを襲った」と、シチュエーションがまるで反対になっている。
「あんたたちの手助けなんて頼んでないわよ、ジェイス。でも、ありがと。」― チャンドラ・ナラー(出典:劇的な逆転/Dramatic Reversal)
ジェイスにはわかっていた。計画を説明する時間が充分にあれば、手助けが得られただろう。だが残念なことに、時間は足りなかったのだ。(出典:止められない計画/Unstoppable Plan)
- イラストに描かれているジェイス以外の人物はいずれもチームのキャプテンである。左から順に雲水核/Mendicant Core、レッドシフト/Redshift、ハウラー/Howler、ファー・フォーチュン/Far Fortune、アーチック/Aatchik。