噴出/Gush

提供:MTG Wiki

2024年8月4日 (日) 10:40時点におけるPiyopiyo (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ←前の版 | 最新版 (差分) | 次の版→ (差分)
移動: 案内, 検索

Gush / 噴出 (4)(青)
インスタント

あなたはこの呪文のマナ・コストを支払うのではなく、あなたがコントロールする島(Island)を2つ、オーナーの手札に戻すことを選んでもよい。
カードを2枚引く。


ピッチスペルドロー呪文代替コスト唱えれば、0マナ手札が3枚増えることになる。

まず最初に猛威を振るったのは2000年2002年エクステンデッドで、スーパーグロウのドロー手段として活躍した。そしてその流れはタイプ1デッキへと受け継がれ、さらに進化したGAT、またFastbondとの強力なシナジーを生み出し一世を風靡した。

マスクス・ブロックが使用可能だった時のスタンダードでも、系デッキの多くに採用された。ピッチスペルであるためライジングウォーターブルーオーブなどのロックデッキと抜群の相性を誇り、特に苗木対立などでは手札が爆発的に増える性質を活かして自然発生/Spontaneous Generationトークン増産手段にも使用された。

エクステンデッド以下のフォーマット制限禁止されたカードだが、パウパーでは長きにわたって普通に使用可能だった。青系デッキのドローソースの候補となり、青単コントロールのほか、軽量呪文を重用する青単フェアリーウィー=ゼロックスでの使用が目立った。また上記のように手札を一気に増える性質を活かして、不屈の部族シュートで使用された。

Magic Onlineではマスクス・ブロックがマスクス・ブロック・ブースターという特殊な形態で発売している関係上、コモンであってもかなり出にくくなっていることから、Vintage Mastersアンコモンとして再録されるまでは高額コモンカードの代表格のひとつだった。

  • 同様のピッチスペル全てに言えることだが、戻す代替コストはデメリットだけではなくメリットとしても考えられる。
    • 土地プレイしていないターンならば、マナを出した後の島を戻して再度プレイすることも可能。マナ加速にはならないが、土地を持っていなくても、土地を持っていたのと同じようにマナを生み出すことができる汎用性の高いテクニックと言える。2003年7月にヴィンテージでの制限が告知された時のコメントでは、このテクニックが頻繁に使われていたことを挙げている[1]
    • ライジングウォーターやステイシス噴出ステイシス)でアンタップを封じている間でも、アンタップ状態の島を供給できる。
    • 撃退/Foilの代替コストを用意できる。特にこれは戻した島2枚だけでなく、引いたカードも代替コストに利用することができる。
  • サイカトグ/Psychatog強化手段としても優秀。
  • 時のらせんでこの能力を持つ水深の予見者/Fathom Seerが登場した。

[編集] 制限・禁止

ヴィンテージ(旧タイプ1)で幾度となく制限・解除を繰り返されているカードである。

  • 2003年7月1日にタイプ1で制限カードに指定される[1]が、2007年6月20日に制限解除となる。
  • 2008年6月20日より、再びヴィンテージで制限カードに指定されるが、2010年10月1日より再度制限解除される[2]
  • 2017年4月24日より、ヴィンテージで3回目の制限カードに指定される[3]

タイプ1.5では2003年7月1日に禁止カードに指定され、2004年9月20日に移行したレガシーにおいても引き続き禁止カードに指定されている。

パウパーでは2019年5月20日に禁止カードに指定された[4]

[編集] 脚注

  1. 1.0 1.1 June Banned/Restricted Announcement
  2. September 20 2010 DCI Banned & Restricted List Announcement(Feature 2010年9月20日 WotC著)
  3. April 24, 2017 Banned and Restricted Announcement/2017年4月24日 禁止制限告知(News 2017年4月24日 Aaron Forsythe著)
  4. May 20, 2019 Banned and Restricted Announcement/2019年5月20日 禁止制限告知(News 2019年5月20日 Ian Duke著)

[編集] 参考

MOBILE